2024年08月22日 12:00
赤ちゃんが生まれたら、抱っこひもの購入を検討するママやパパは多いです。出産前に準備したいという想いで、出産前から詳しく調べている妊婦さんもいるでしょう。抱っこひもにはさまざまな種類がありますが、手軽に使えて値段もリーズナブルなスリングはママやパパの強い味方です。 しかし「スリングって新生児から使えるの?」「簡易的なつくりで危険はないの?」と気にする声も耳にします。今回はそんなスリングの安全な使い方や、スリングを使うメリット・デメリットについて詳しく解説します。おすすめのスリング5選も最後に紹介しているので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
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赤ちゃんの抱っこをサポートしてくれるスリングですが、新生児期から使っていいのかと悩む方も多くいます。スリングは一般的に生後2週間ごろから使用可能とされていて、生まれてすぐの赤ちゃんへの使用は推奨されていません。また、海外では首がすわってからの使用を推奨しているため、生後2週間以降の赤ちゃんでも使う際にはしっかりと注意点を意識しましょう。
毎日赤ちゃんを抱っこし続けるママやパパにとって、スリングは育児の強い味方になるアイテムです。しかし新生児にスリングを使う際には、安全性や使用方法をしっかりと確認したうえで使う必要があります。スリングを使用する際、絶対に気を付けるべき注意点を3つ紹介します。
横向きで無理やり脚を閉じた体勢のままスリングを使うと、股関節脱臼を引き起こす可能性があります。生後半年頃までの赤ちゃんは、股関節の靭帯が弱くダメージを受けやすい状態です。新生児にスリングを使う場合は、脚が伸びたままになっていないか、しっかりとM字の状態になっているかを確認して使用しましょう。
スリングは赤ちゃんとママやパパが密着した状態で抱っこできるので、赤ちゃんにも安心感があるのが大きなメリットです。しかしママやパパと密着しし過ぎることで、窒息の危険性も考えられます。スリングを新生児に使う場合は赤ちゃんの様子をこまめに確認し、必ず顔が見える状態で抱っこしてください。
スリングは正しい使い方をしないと、スリングから赤ちゃんが落下してしまう可能性も考えられるアイテムです。もちろん装着方法をしっかりと確認して使えば起きない事故ではありますが、忙しい時などササっと装着で赤ちゃんに危険が及ぶこともあります。落下やケガなどの危険性を避けるためにも、必ず正しい使い方をしっかりと確認したうえでサイズが合ったスリングを使用しましょう。
新生児への使用には注意が必要なスリングですが、長時間赤ちゃんを抱っこするママやパパにとっては、あるだけで大変役立つ育児グッズであることに間違いありません。スリングって本当に必要?と悩む方のために、スリングを使う4つのメリットについても紹介します。
先ほどもお伝えしたように、スリングを使って抱っこをするとママやパパと赤ちゃんがぴったりとくっついて密着します。密着しているということは、赤ちゃんにとっても強い安心感につながるということ。安心感を得てリラックスできるため、赤ちゃんが睡眠に入りやすいというのもメリットのひとつです。
1日に何回も訪れる授乳タイム。赤ちゃんを支え続けて腕に負担を感じるママも多いですが、スリングは授乳用のサポートとしても活用できます。布で赤ちゃんの頭を支えられる分、腕に対する負荷を軽減しながら授乳が可能。さらに布の部分が広がるスリングであれば、授乳用のケープとして活用することも可能です。
抱っこひもはしっかりと赤ちゃんをホールドして支えられる分、着脱が複雑なものも多いです。反対にスリングはサッとかぶるだけで、簡単に着脱できるものが多い傾向にあります。長時間の使用を想定していないため、簡易的なつくりになっているのがスリングのメリットのひとつ。使用の用途やシーンに合わせて、スリングと抱っこひもを使い分けるのもおすすめです。
スリングは布で赤ちゃんを支えるだけのシンプルなつくりなので、抱っこひもに比べると価格も安価なものが多いです。あまりに高額だと気軽にためすこともできませんが、数千円のものなら挑戦しやすく買い替えもしやすいですよね。ベビースリングと言っても種類はさまざまなので、使用するママやパパ、赤ちゃんにとってベストなものをぜひ見つけてみてください。
ママやパパの抱っこをしっかりとサポートしながら、赤ちゃんにも安心感を与えられるスリング。手軽に使えて魅力たっぷりのアイテムですが、もちろん使ううえでデメリットが生じるケースもあります。ここからはスリングを購入する前に、知っておきたいデメリットを3つ紹介します。
スリングは片方の肩から布をかけ、その中で赤ちゃんを抱っこするアイテムです。そのため、どうしても布をかけている方の肩に負担がかかりやすくなってしまいます。ただしどちらの肩にかけるという決まりはないので、交互に使用するなど対策が可能です。また、布が肩の外側にかかるように意識すると、内側にかけるよりも負担がかかりにくくなるのでおすすめです。
スリングを初めて使う際など、使い方がわからないままで使ってしまうと赤ちゃんに危険が及ぶ可能性があります。また慣れるまでは使い方に不備が生じるケースも考えられます。慣れるまでは説明書をしっかりと確認して、正しい使い方を心がけましょう。慣れてきたからと言って、安全確認を怠ってはいけません。
スリングでの抱っこは、ママやパパと赤ちゃんがしっかり密着できるのが大きなメリットだと言えます。ただし、夏場などは密着しすぎるために蒸れたり暑くなりすぎたりすることもあります。赤ちゃんを薄着にする、暑さ対策のグッズを活用するなどして、しっかりと体温調節も行ってください。
スリングと似たようなアイテムで、ベビーラップと呼ばれる育児グッズも存在します。スリングの購入を検討する際、「このふたつの違いって何…?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは似て非なるものである、ベビーラップとスリングの違いについてそれぞれ解説します。
ベビーラップは赤ちゃんを縦抱きする際に向いている抱っこひもの種類です。布と大人の体の間に赤ちゃんを包み込むように使用するので、密着感の高さが特徴。また、両肩や背中で支える構造になっているので、ママやパパの体への負担を軽減できます。
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スリングはハンモックのように赤ちゃんを入れて、布を肩からかけるように使用します。どちらかと言うと横抱き向きの抱っこひもですが、縦抱きも可能です。ベビーラップよりも肩への負荷はかかりやすいですが、簡単に装着できる点が魅力です。
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ベビースリングにはさまざまな種類があり、製品によって特長や魅力も異なります。ベビースリングを選ぶ際は、価格や使いやすさ、その製品ならではのメリットを比較してパパやママ、赤ちゃんに合ったものを選んでみてください。最後に、おすすめのベビースリング5選を紹介します。
ケラッタのベビースリングは、バナナ抱き・おくるみ抱き・たまご抱き・コアラ抱き・カンガルー抱き・授乳カバーの6wayで使用できます。首を支えながらの使用にはなりますが、生後1ヶ月頃から使用できるのもうれしいポイント。赤ちゃんを肩に乗せ、布で覆ってから降ろすだけの簡単3ステップで装着できるので、スリングを初めて使う方にもおすすめです。
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ファムベリーのスリングは、美しいドレープラインがおしゃれなドルフィンテールを採用しています。デザイン性にこだわっているだけでなく、肩にあたる部分には綿が入っているので体にかかる負担を軽減してくれるのも特徴のひとつです。リングでサイズ感を調節できるので、2歳ごろまで長く愛用できます。
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AKOAKO スリングは、金具なしのチューブタイプ。くるっと回すだけで、1秒で抱き方を変えられます。基本抱き・コアラ抱き・腰抱き・寄り添い抱き・カンガルー抱き・おんぶの6wayで、基本抱きとコアラ抱きは生後1日から使用可能となっています。ち密な計算から生まれたオリジナルカーブで、なで肩でも方から落ちない設計が特徴。そのままスリングで包めば、おくるみとしても活用できます。
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軽量コンパクトで、0ヶ月から使用できるBetta(ベッタ)のキャリーミー。肩ひものファスナーの手持ち部分にロックがかかるとカチッと音がなるので、分かりやすいのが魅力です。ファスナーの組み合わせを変えるだけでササっとサイズ調節ができるため、ママとパパで兼用するのもおすすめ。よこ抱き・さかさ抱き・たて抱き・腰抱きの4wayで成長に合わせて使用できます。
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FooFooのベビースリングは、5秒で簡単に着脱できるシンプル設計が特徴です。一般的な抱っこひもの半分以下のサイズなので、バッグなどにも収納しやすく持ち運びにも便利です。肩と両腰の3点に重みを分散してくれるので、肩だけに負担がかからないつくりになっています。ワイドな座面シートで自然と脚がM字になるので安心です。
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スリングはサッと手軽に装着できる製品が多く、ちょっとしたお出かけの際はもちろん授乳や寝貸し付けなどの抱っこサポートにも活躍してくれるアイテムです。ただし使い方を間違えると赤ちゃんに危険が及ぶ可能性もあるので、使用する際は正しい姿勢や装着方法をしっかりと確認しましょう。抱っこで腱鞘炎などになってしまう方もいるので、スリングを上手に活用して育児の負担を少しでも軽減してみてください。
ライター名:yuzuko
元保育士で3人の子どもを育てるママライターです。
現在7年ぶりの赤ちゃん育児を楽しんでいます。
毎日笑って過ごせればOK!をモットーに、家族5人で仲良く暮らしてます♪
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