2024年09月01日 00:00
「小さい頃から、子どもには知育に触れてほしい」「子どものために手作りのおもちゃを作ってみたいけど、知育おもちゃを作るのってハードルが高そう…」そんな悩みを抱えるママやパパにぜひおすすめしたいのが、簡単に手作りできるおもちゃのセンサリーバッグです。海外で親しまれている「センサリートイ」と呼ばれる知育おもちゃの1種で、おうちにある材料で誰でも簡単に作ることができます。今回はそんな魅力たっぷりな知育おもちゃのセンサリーバッグについて、対象年齢や作り方のアイデア、センサリーバッグで遊ぶメリットなどを詳しく解説します。
センサリーバッグという言葉を初めて聞いた人もいれば、センサリーバッグの作り方が気になる人もいるでしょう。センサリーバッグは何歳から遊べるのか、疑問に思っている人もいるかもしれません。まずはセンサリーバッグとはどんなものなのか、センサリーバッグの特徴や何歳から遊べるのかについてご紹介します。
視覚・聴覚・触覚を刺激して、脳の発達を促すおもちゃをセンサリートイと呼びます。センサリートイの1種であるセンサリーバッグは、触覚を楽しむ袋型のおもちゃ。自在に形を変えるジェルのような触感で、洗濯のりとフリーザーバッグなど身近にある手軽な材料で作れます。
センサリーバッグの対象年齢は0歳からで、明確に何ヶ月からという決まりはありません。触覚を楽しむおもちゃなので、うつぶせになって自分で触る動きができるようになる生後6ヶ月頃からが使用の目安です。入れる材料や形、遊び方を変えるだけで乳児から幼児まで幅広い年齢で楽しめます。
センサリーバッグはおうちでも手軽に作れるおもちゃですが、その魅力は楽しいだけではありません。センサリートイの1種なので、知育や脳の発達につながる魅力がたくさんあるのも特徴のひとつです。センサリーバッグのメリットについて、いくつか紹介します。
センサリーバッグは触覚を楽しむおもちゃなので、つまんだり掴んだりと指先を使うことで、手や指先の発達を促します。手や指は脳の発達に関わっていると言われているので、手や指をしっかりと動かすことは脳の発達にもつながるのです。
センサリーバッグのむにゅっとしたジェルのような触感は、日常の中ではあまり感じる機会のない感触です。触って揉んで、踏んでつまんでと遊ぶことで、手や足に新鮮な刺激を与えられます。刺激を与えることは手や足の動きのトレーニングにもなり、脳だけでなく体の発達にも効果が期待できます。
外で遊べない雨の日に「なにをしようかな」と悩んだ時にも、センサリーバッグはおすすめです。3歳頃からの子どもなら、センサリーバッグになにを入れようかと相談したり遊び方を考えたりと、作る過程も一緒に楽しめます。
センサリーバッグは0歳から使えるので、乳児期からの知育にもぴったりです。知育と言うと難しいお勉強のようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、視覚・聴覚・触覚を刺激する遊びはどれも知育につながります。小さいうちからたくさんのことに触れさせたいと考えるママやパパにも、センサリーバッグ作りはおすすめです。
センサリーバッグ作りに必要なものは、洗濯のりとフリーザーバッグです。洗濯のりがない場合は、保冷材でも代用可能。ジェルは絵の具で着色もできますが、袋の中にペンで色を塗ってジェルに色をつける方法もあります。むにゅむにゅとした触感はこの2つがあれば完成するので、あとは感触が楽しい中に入れるおもちゃ、ビーズ、ラメなどを好みで入れてください。最後にフリーザーバッグを2重にしてテープで補強すれば完成です。
センサリーバッグの作り方に正解はないので、触感を楽しめる状態になっていればセンサリーバッグの完成です。材料を変えるだけでバラエティに富んだおもちゃを作れるのもセンサリーバッグの魅力のひとつ。センサリーバッグ作りの素敵なアイデアを7つ紹介します。
洗濯のり、絵の具、ビーズなどを使った、基本的なセンサリーバッグの作り方です。初めてセンサリーバッグを作ってみたいという人は、こちらがおすすめ。実際に入れる洗濯のりの量や補強の仕方なども、動画でしっかりと確認できるのでぜひチェックしてみてください。
出典;Youtube
100円ショップで購入できるぷるぷるボールや、スライム、手芸用品のフェルトボールなどを入れても楽しいセンサリーバッグが作れます。センサリーバッグは感触を楽しむことが目的なので、アイデア次第でさまざまなアレンジが可能です。100円ショップはセンサリーバッグの材料の宝庫なので、ぜひいろいろな材料で作ってみてください。
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ボディソープと絵の具を混ぜて作ったセンサリーバッグの下に絵を置けば、むにゅむにゅのジェルを動かしながらかくれんぼ遊びが楽しめます。洗濯のりがなくても、ボディソープならストックが家にある方も多いのではないでしょうか。フリーザーバッグの文字を、メラミンスポンジでこするのもなかなか思いつかないアイデアのひとつ。下に絵本を敷いて隠れているイラストやキャラクターを探す遊び方もおすすめです。
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センサリーバッグの中にポンポンを入れると、手軽に作れるカウンティングおもちゃの完成です。フリーザーバッグにコーンの絵と数字を描き、数字の数だけアイスを上に描きます。この時ポンポンの色と合わせて、アイスの色を分けるのがポイント。ポンポンと洗濯のりを入れると、アイスを自由自在に動かしてカウントできる知育おもちゃの完成です。ポンポンを使ったおもちゃはバラバラになりやすいですが、センサリーバッグなら散らかる心配もありません。
出典:Youtube
ベビーオイルと食紅でセンサリーバッグを作ると、ゆらゆらとした動きになってジェルとは違った感触や視覚的な動きが楽しめます。作り方はこちらもシンプルで、水に食紅を4~5滴垂らして、フリーザーバッグにベビーオイルと一緒に入れるだけ。食紅は赤に限らず、好きな色を選んでOKです。手芸などで使う目のパーツを入れれば、生き物やお化けなどの見立て遊びも楽しめます。
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保冷剤が家に余っている人は、保冷剤でセンサリーバッグを作ることもできます。作り方は、保冷剤をハサミで切って中身をフリーザーバッグに入れるだけでOK。絵の具などで色をつけてもかわいいですが、ラメなどを入れるだけのクリアな状態でもかわいいセンサリーバッグが作れますよ。なかなか捨てられない保冷剤がおうちに溜まっているという人は、ぜひこの方法で楽しく消費してみてください。
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お庭などでとってきたお花を入れて作ると、見た目が美しいセンサリーバッグになります。洗濯のりと水を混ぜたものに、お花を入れるだけなので作り方も簡単。洗濯のりがない場合は、水だけで季節のお花の彩りを楽しむのもひとつの方法です。とってきたお花をいつも押し花にして残しているという人は、センサリーバッグで楽しむ方法もぜひためしてみてください。
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センサリーバッグの作り方はとても簡単で、家にあるものでバラエティに富んだ制作を楽しめます。ただしセンサリーバッグは洗濯のりや保冷剤などを使っているので、作る工程や遊び方には注意が必要です。センサリーバッグを作る際に、気をつけたいポイントを3つ解説します。
センサリーバッグは触感を楽しんで知育や発達につながるおもちゃなので、中に入れるものに決まりはありません。ラメやビーズなど、さまざまなものを入れて動きの違いを楽しむのも遊び方のひとつです。ただし、尖っているものを入れるのはNG。確かに尖っているものは触感も楽しそうですが、袋が破れて洗濯のりなどが漏れてくる危険性があります。袋が破れそうなパーツは、絶対に入れないようにしましょう。
センサリーバッグを制作する時は、最後に袋が破れていないかを念入りにチェックしましょう。ジェルはもちろん、中に入っているビーズなどが遊んでいる時に漏れ出すと、誤飲につながる可能性も考えられます。引っ張ったり、振ったり、ぐちゃぐちゃに揉んだりと、子どもがやりそうな動きは一通り、しっかりチェックするようにしてください。また、制作は必ず大人がするようにして、子どもが一緒に作る場合も最終チェックは大人が行いましょう。
制作したセンサリーバッグで遊ぶ際は、必ず大人が見守るようにしてください。少しでも漏れた場合は、すぐに回収する必要があります。どれだけ頑丈に補強して作っても、不意に破れたり破損したりすることは充分に考えられます。特に乳児に与える際は、絶対に目を離さないように注意しましょう。
赤ちゃんから幼児期まで楽しめるセンサリーバッグは、子どもには小さい頃から知育に触れてほしいと考える人にもおすすめのおもちゃです。また手作りのおもちゃを作ってみたいけど、ハードルが高いと感じているママやパパでも簡単に作ることができます。センサリーバッグの作り方や入れるものに決まりはないので、ぜひ自由な発想で楽しい手作りおもちゃを作ってみてください。
ライター名:yuzuko
元保育士で3人の子どもを育てるママライターです。
現在7年ぶりの赤ちゃん育児を楽しんでいます。
毎日笑って過ごせればOK!をモットーに、家族5人で仲良く暮らしてます♪
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