【保育士監修】ヒップシートはいつから?気軽に使えて抱っこの負担を軽減!おすすめ5選

天候が良い日には、赤ちゃんとのお出かけを思いっきり楽しみたいところです。赤ちゃんも成長とともに、見るもの触れるものを通して世界が広がっていきます。こうした赤ちゃんとのお出かけの際には、抱っこの負担をできるだけ軽減したいママも多いのではないでしょうか。 今回は赤ちゃんとのお出かけの際に、抱っこの負担が軽減できるヒップシートの使用期間や選び方のポイント、気軽に使えるおすすめのヒップシート5選をご紹介します。ぜひ、抱っこの負担を軽減し、赤ちゃんとのお出かけが楽しめるヒップシートを見つけてくださいね。

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ママたちに大人気!ヒップシートとは?

育児中のママたちから絶大な支持を受けているヒップシート。赤ちゃんを抱っこする際の負担を軽減し、より快適な育児ライフを提供してくれるこのヒップシートは、多くのママたちにとって手放せない存在です。

ここでは、そんなヒップシートの必要性や使用期間、メリットとデメリットについて詳しく解説します。

出典:楽天市場

​そもそもヒップシートは必要?

日常的にママが赤ちゃんを抱っこする機会は多く、特にお出かけの際に体にかかる負担は大きなものです。実際に赤ちゃんとのお出かけの際には、ベビーカーやおんぶ紐などの使用頻度が高く、あえてヒップシートが必要かを悩むママも少なくありません。

しかし、ベビーカーやおんぶ紐では得られない利便性がヒップシートにはあります。このヒップシートの最大の利便性とは、移動のしやすさと授乳の際にも活用できることです。

ヒップシートは簡単に装着できるものが多く、手軽に取り出して使うことができます。段差が多く、狭い場所でも気にせずに動くことができるため、赤ちゃんとの移動をスムーズにしたいママたちにとって必須のアイテムです。

また、ヒップシートは赤ちゃんの授乳にも大変役立ちます。授乳スペースや座る場所がない場合は、ヒップシートに赤ちゃんを座らせて授乳を済ませることも可能です。

これらの利便性を考えると、ヒップシートは赤ちゃんとのお出かけの際に必要なアイテムであるといえます。まだ使用したことがない方は、ぜひ一度試してみましょう。

​ヒップシートはいつからいつまで使える?

多くのヒップシートは、生後3ヶ月頃から使用できるように設計されています。この時期の赤ちゃんは首がすわり始め、抱っこが安定しやすくなるためです。一部のモデルでは生後すぐから使えるものもありますが、使用開始の目安として、赤ちゃんの首がすわる時期を考慮するようにしましょう。

また、ヒップシートは赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるのも特徴の一つです。一般的には、体重が約20kgまでの赤ちゃんや幼児に適しています。このため、使用終了時期はおおよそ3歳頃が目安です。

しかし、赤ちゃんの発育や個々の成長速度により、実際の使用期間は異なる場合があります。子どもがヒップシートを嫌がるようになり、自分で歩くことを好むようになったときが使用を終える一つのタイミングといえるでしょう。

​ヒップシートのメリットとデメリットは?

ヒップシートは、育児中のママにとって大変便利なアイテムですが、購入を検討する際にはそのメリットとデメリットについても理解しておきましょう。

まず、ヒップシートを使用するメリットは、腰や肩への負担を軽減できることです。​多くのヒップシートは、赤ちゃんの体重を腰周りに均等に分散させる設計になっています。これにより、従来の抱っこ紐に比べて腰や肩への負担が軽減され、長時間の抱っこでも疲れにくくなるでしょう。

また、ヒップシートは赤ちゃんの股関節や背骨の負担を軽減するための設計もされており、赤ちゃんが安定した姿勢で座ることができます。さらに、シートの下にポケットや収納スペースが付いているものが多く、おむつやおもちゃなどを持ち運ぶ際にも便利です。

しかし、​ヒップシート自体の重量があるため、赤ちゃんと一緒に持ち運ぶと重く感じたり、装着方法や使い方に慣れるまでに、少し時間がかったりするなどのデメリットが生じることもあります。

これらのメリットとデメリットを総合的に判断し、ママと赤ちゃんにとって最適なヒップシートを選ぶようにしましょう。

​どれがいい?ヒップシート選びのポイント

実際に​ヒップシートは種類やブランドが多く、どれを選べば良いのか迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。ここでは、赤ちゃんの安全性や快適性、そしてママの負担軽減を考慮された3タイプのヒップシートや選ぶ際に押さえておくべきポイントについて詳しく解説します。

​着脱が簡単!腹巻きタイプ

腹巻きタイプのヒップシートはその名の通り、腹巻きのように腰に巻いて固定するヒップシートです。このタイプのヒップシートは、赤ちゃんをしっかりと支えるための座面を腰に固定して、ママの体に密着させます。

腹巻きタイプのヒップシートは、比較的コンパクトな設計になっているものが多く、持ち運びのしやすさが魅力です。バッグに収納できるサイズのヒップシートは、お出かけの際にも便利でしょう。

しかし、こうした腰巻きタイプのヒップシートは​腰に巻くデザインのため、腰への負担が集中することがあります。長時間使用する際には適度に休憩を取り、無理のない範囲で使用しましょう。

​腰の負担を軽減!肩ベルトタイプ

肩ベルトタイプのヒップシートは、腰と肩にベルトを装着することで、赤ちゃんの体重を腰と肩の両方で分散する構造になっています。これにより腰への負担を大幅に軽減できるため、赤ちゃんの抱っこが楽になるでしょう。

肩ベルトタイプのヒップシートの多くは、前抱っこ、腰抱っこ、背中抱っこなど、さまざまな抱っこスタイルに対応しています。こうして赤ちゃんの成長段階や状況に応じて抱き方を柔軟に使い分けられるところも大きな魅力です。

しかし、こうした肩ベルトタイプのヒップシートは、​腰だけでなく肩にもベルトを装着するため、装着がやや複雑に感じることがあります。初めて使用する際には取扱説明書をよく読み、正しい装着方法を確認するようにしましょう。

​長時間の抱っこに便利!ヒップシートキャリア

ヒップシートキャリアは、ヒップシートと抱っこ紐が一体化したデザインになっています。ヒップシートの座面に加えて肩ベルトや腰ベルトも装備しているため、赤ちゃんの体重を腰と肩の両方で支えられることが特徴です。これにより、腰や肩への負担が和らぎ、長時間の抱っこでも疲れにくくなります。

ヒップシートキャリアは、赤ちゃんの体全体をしっかりと支える設計がされており、安定性は抜群です。赤ちゃんが安全に座れることから、安心感を持って使用できます。

しかし、こうしたヒップシートキャリアは、​肩ベルトやポケットが付いているため、収納時にかさばることがあります。持ち運ぶ際には、専用の収納バッグや大きめのバッグを用意するようにしましょう。

​育児のプロが厳選!おすすめのヒップシート5選

ヒップシートは種類や機能が多岐にわたり、実際にどれを選べば良いのかを迷うママも少なくありません。そんな時に頼りになるのが、育児のプロが厳選したヒップシートです。

ここでは、育児のプロが厳選した使いやすさや機能性に優れたおすすめのヒップシート5選をご紹介します。

【kerata】ヒップシート単体タイプ

シンプルな作りで、装着から赤ちゃんを乗せるまでが簡単だと評判のヒップシート単体タイプ。このケラッタのヒップシートは、マジックテープとバックルのダブルロックで安全性に配慮した構造となっており、厚めのウエストクッションによってお腹周りの負担も軽減してくれます。

また、​収納にも便利なポーチやドリンクホルダーも付いているため、おむつや着替え、哺乳瓶などを入れられて大変便利です。さらに、お出かけだけでなく、自宅での授乳の際に赤ちゃんをシートに寝かせると、ママの肩や腕への負担軽減にもなるでしょう。

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【POLBAN】アドバンスシリーズ

ポルバンのアドバンスシリーズは、小さめの設計ながら、赤ちゃんが成長しても安定した抱っこができるように設計されています。赤ちゃんが自然とママに寄り添える台座角度や抱っこが安定するストッパーと滑り止めシートを採用しているため、肩への負担が少なく、ちょっとしたお出かけにも便利です。

また、バックルは安心のYKK製品を使用しており、余ったテープは先端のゴムバンドですっきりとまとめることができます。さらに、急にバックルが外れてしまっても途中で留まるセーフティロック機能を搭載しているため、安全性においても安心して使用することができるでしょう。

出典:楽天市場

​【Coperta】ヒップシートプラス

コペルタのヒップシートプラスは、実際に使用したママからのレビューや現役保育士のアドバイスを元に修正や改良を重ね、常にママの使いやすさを追求し続けています。耐荷重安全試験にも合格済みで、国内外両方の安全水準をクリア。安心安全の品質にこだわった構造が特徴です。

また、肩、腰、骨盤の3点で支える重さ分散設計となっているため、腰への負担を大幅に軽減することができます。さらに、​安心の365日年中無休サポート体制があるのもママにとっては心強いといえるでしょう。

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【hugraku+】ヒップシート抱っこ紐

ハグラクプラスのヒップシート抱っこ紐は、さまざまな体型にもフィットする構造になっており、小柄なママでも肩紐が浮きません。そのため、肩や腰への負担が軽減でき、長時間でも快適に使用することができます。

また、赤ちゃんの股関節に優しく、自然な開脚を保てる工夫がされているのもポイントです。M字型に開脚された足で自由に動かすことができるため、赤ちゃんも快適。さらに、対面抱きや前向き抱き、おんぶ、授乳などにも幅広く使用できます。

出典:楽天市場

【napnap】Tran・ダブルショルダー

ナップナップのTran・ダブルショルダーは、人間工学に基づいたアジャスターを採用しています。赤ちゃんの重みでヒップシートがずれても乗せたまま調節が可能なため、手間がかかりません。

また、アジャスタクッションを入れることで、座面の大きさを調節することも可能です。赤ちゃんの成長に合わせて座面の大きさを調節することで、滑り落ち防止にもなります。

さらに、​ヒップシートの中に入っているフレームをボタン一つで折りたたみOK。お出かけの際にもかさばらず、コンパクトに持ち運びができるのも荷物の多いママにとっては嬉しいポイントになるでしょう。

出典:楽天市場

​これで安心!ヒップシートの適切な使い方と注意点

ヒップシートは、育児中のママにとって大変便利なアイテムですが、その効果を最大限に引き出すためには、適切な使い方を知ることが大切です。もし誤った使い方をすると、赤ちゃんの安全が損なわれたり、ママの体に大きな負担がかかったりすることもあるでしょう。

ここでは、ヒップシートの適切な使い方と、使用時における注意点を詳しく解説します。

​正しい装着方法とサイズを確認する

ヒップシートを安全で快適に使うためには正しい装着方法を知り、自分に合う適切なサイズを選ぶようにしましょう。

安全な装着の要ともいえる​腰ベルトは、腰骨の少し上あたりに巻くのが基本です。ベルトが腰骨の上にしっかりと固定されることで、赤ちゃんの体重を均等に分散させ、腰への負担を軽減します。ベルトは安全バックルやマジックテープでしっかりと固定し、緩みがないかもきちんと確認しましょう。

また、​ヒップシートのサイズは、デザイン性よりもママの体型に合ったものを選んでください。特に腰ベルトの長さが調整できるものを選ぶと、さまざまな体型やシーンに対応できるため、窮屈感を感じることなく使用できます。

可能であれば、実際に試着してみることもおすすめです。自分の体型にフィットするか、赤ちゃんが快適に座れるかを確認してみましょう。

赤ちゃんの成長や機嫌に合わせて使い分ける​

ヒップシートは育児において便利なアイテムですが、赤ちゃんの成長や機嫌に応じて使い分けることが大切です。

ヒップシートは、なるべく首が座り始める時期から使用するようにしましょう。赤ちゃんの体をしっかりと支えるために、使い始めの時期は前抱っこを中心に使用するのがおすすめです。その際は赤ちゃんの姿勢が安定し、無理なく抱っこできるように調整してください。

成長とともに体のバランスがとれるようになってきたら、腰抱っこやおんぶ抱っこも可能です。こうして使用回数が多くなってくると、水通しができるヒップシートが便利です。洗濯ができるタイプのものを選ぶことで、常に清潔感を保つことができます。

また、赤ちゃんの機嫌が悪いときやヒップシートに乗せるのを嫌がる際には、無理に使用することは避けましょう。

どうしても必要な場合は少し時間をおいて​、まずは前抱っこで赤ちゃんの顔がママの顔に近づくようにしてください。そうすることで赤ちゃんが安心感を感じやすくなります。さらに優しく話しかけたり、軽く揺らしたりすることで、赤ちゃんの機嫌は徐々に落ち着くでしょう。

まとめ

ヒップシートは、赤ちゃんの成長やママの体型に合わせて使用することで、体への負担を大幅に軽減することができます。さらに、ヒップシートを活用することで日々の抱っこが楽になり、赤ちゃんとのお出かけや授乳を負担なく行えるようになると、育児のストレスも軽減されるでしょう。

今回ご紹介した育児のプロが厳選するおすすめのヒップシートは、​ママの腰や肩への負担を軽減し、赤ちゃんも快適に過ごせる設計が施されています。ぜひ活用して、赤ちゃんとの快適ライフを楽しんでくださいね。


ライター名: Masayo.M
修士(教育学)
熊本大学大学院教育学研究科 修士課程 修了
保育者として保育園をはじめ、幼稚園や認定こども園において15年以上の勤務経験があります。
子育て世代のママに向けて、笑顔や価値につながる記事執筆を心がけています。


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