2025年06月01日 00:00
妻の妊娠がわかったら、新米パパは職場に報告をしなくてはいけません。けれど妊娠がわかってすぐに報告するべきなのか、適切なタイミングに悩んでしまう方は多いでしょう。また、社内への報告は誰にどこまでの範囲でするべきなのかも、新米パパが迷ってしまいがちなポイントのひとつです。 そこで今回は、妻の妊娠を職場に報告する時期の決め方や、上司への報告のしかたについて詳しく解説します。メールで報告する際の例文などもあわせてご紹介しているので、これから会社への妊娠報告をしようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
妻の妊娠がわかったら、妊娠中のトラブルなどで迷惑をかけてしまったり手助けをお願いしたりすることを考えて、夫の職場にもしっかりと妊娠の報告をしましょう。妻の妊娠を夫の職場に伝える際、適切なタイミングはいつなのか3つのパターンでそれぞれ解説します。
妊娠中はマイナートラブルも多く、想定外のことが起きてしまうかもしれません。もちろん最後まで気を抜くことはできませんが、16周以降の安定期に入れば妊婦さんの体調も落ち着く傾向にあります。何が起きるかわからない妊娠期だからこそ、夫の職場への報告は安定期に入ってからの方が安心です。
もしも妻の体調が悪い、つわりが重いなどの妊娠に置ける不安点がある場合は、安定期前に報告しておくことも必要です。妻の突然の体調不良などで自分がいつでも動けるように、直属の上司にだけは報告と相談を済ませておくとよいでしょう。
夫の職場に妻の妊娠を伝える際は、妻の意向もしっかりと確認したうえで報告をしましょう。中にはできるだけギリギリまで、妊娠を知られたくないという考えの女性もいます。また夫婦で同じ職場の場合などは、より報告のタイミングに気をつかう必要があります。産休に入るタイミングや、お腹が目立ち始める時期など、夫婦が納得できるタイミングで妊娠の報告をしましょう。
妻の妊娠報告を職場にする際、男性側からの報告として気をつけたいポイントがいくつかあります。特に注意したいのが、妊娠報告前の否定と報告する時期についてです。男性が妻の妊娠を報告するケースだからこそ、注意するべき2つのポイントを詳しく解説します。
自分では気づかないうちに、「奥さんが妊娠したのかな?」と思われるような言動をしてしまうこともあります。もしも職場で「奥さん妊娠したの?」と聞かれた場合、まだ報告したくないからと言って否定しすぎると、報告の際に素直に祝福してもらえない可能性も。「まぁ…後でゆっくり…」と濁したり、「まだ報告前だから、周りの人には内緒で」と伝えたりして、完全な否定をするのは避けましょう。
職場全体が忙しい時期や、トラブルに見舞われてしまったタイミングでの妻の妊娠報告は、あまりよい印象を与えない可能性もあります。せっかく報告をするなら、祝福してもらいたいもの。職場全体に余裕があるタイミングを見極めて、報告するようにしてください。
妻の妊娠を職場に報告する際、誰にどこまでの範囲で報告したらいいのかと悩んでしまう男性も多いでしょう。妻の妊娠報告は、直属の上司、特に親しい同僚、職場全体、取引先などの流れで進めます。それぞれの報告のしかたについて、解説していきましょう。
妻の妊娠報告を職場にする際、まずは直属の上司に報告します。妻の妊娠について何か不安な点があるなら、職場全体への報告よりも早い段階で上司にだけは報告をしておくのもよいでしょう。また、育休取得を考えているなら早めの相談が必要です。大きい会社で誰に報告したらよいのか悩んでしまう場合は、この時点で上司に報告する相手について確認してください。
直属の上司の次は、特に親しくしている同僚へ報告します。もちろん上司以外は全員同じタイミングでもOKです。けれどすでに子どもがいる男性の同僚がいれば、予め伝えて相談に乗ってもらったりアドバイスをもらったりするのもよいでしょう。
最後に職場全体への報告をします。会社の規模にもよりますが、大きすぎる会社であれば部署内だけの報告でもかまいません。自分が仕事で頻繁に関わる相手がいる場合は、簡単にでも報告しておくとその後の仕事がスムーズに進みます。
通常の妊娠報告であれば、社外の人に報告する必要はありません。けれど、育児休暇を取得しようと考えているのであれば、休暇に入る前に必ず報告が必要です。何も言わずに育児休暇に入ってしまうと、業務に支障が出る可能性も考えられます。できれば事前に、遅くても育児休暇取得のタイミングで、メールでもかまいませんので忘れずに報告してください。
男性が職場へ妊娠報告する際、最初に直属の上司に報告をするとお伝えしました。それでは、いざ妻の妊娠の報告をしようと思ったら、どのような内容を伝えるとよいのでしょうか。職場で上司への妊娠報告をする際、必ず伝えるべき3つの内容について詳しく解説します。
上司への妻の妊娠報告で、必ず伝えるべきことは「今妊娠何ヶ月なのか」と「出産予定日」です。事前にこれくらいの時期に生まれる可能性があるんだなと理解してもらうことで、出張の調整などをお願いできます。また立ち合い出産をしたい場合は、報告のタイミングで必ず伝えておきましょう。計画分娩以外では出産はいつ訪れるかわからないものなので、上司の理解がないと出産に立ち会うのは難しくなってしまいます。
もしも妊娠報告の時点で、妻の体調が不安定な場合は必ずこちらも伝えておきましょう。急な体調不良などで、欠勤や早退をお願いするかもしれない旨もあわせて伝えておくと安心です。妊娠期間は何が起きるかわからないので、できるだけ協力してもらえるよう丁寧に詳細に説明しておくのがおすすめです。
もしも男性が育児休暇の取得を希望している場合は、これも妊娠報告の時点で伝えておかなければいけません。休暇を取るとなれば、仕事の調整や引き継ぎをお願いする必要があるからです。出産後からどれくらいの期間の育休取得を考えているのから、必ず妊娠報告の時点で伝えるようにしてください。
男性が育児休暇を取得する場合、だいたい1ヶ月から多くても2ヶ月程度の育休を取る人が多いようです。出産後、1ヶ月健診までは妻の体調も回復期間に入ります。子どももできるだけ外に出ないようにと指導されるので、最低でも1ヶ月は取りたいところ。もちろん仕事との兼ね合いもあるとは思いますが、希望の期間を取れるか上司に相談してみましょう。
妻の妊娠を報告する際、直接や電話ではなくメールで報告してもいいのかと考える男性もいるのではないでしょうか。メールでの報告はマナーが悪いとされる可能性もありますが、場合によってはアリです。メールでの妊娠報告がOKなケースと、その際に使える例文をあわせて紹介します。
普段なかなか上司と直接会えない場合や、社外の人に報告が必要な場合はメールで妻の妊娠を報告するのもアリです。また、妊娠初期で上司にだけ伝えたいけど、上司と2人きりになるタイミングを作るのが難しい場合も、メールでの報告はアリと言えるでしょう。ただし直接報告するタイミングを作れる環境であれば、実際に会って直接報告をするのが基本的なマナーです。
いつもお世話になっております。〇〇部の〇〇です。
この度、私事で大変恐縮ではございますが、妻が妊娠しましたことをご報告させていただきます。
本来であれば直接お伝えすべきところ、なかなかお会いする機会がなく、メールでのご連絡となってしまったこと、深くお詫び申し上げます。
現在、妻は安定期に入っており、出産は〇月頃を予定しております。
今後につきましては、体調や状況を見ながら、業務に支障のないよう努めてまいります。
何かとご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずはメールにてご報告まで。
いつもお世話になっております。〇〇部の〇〇です。
この度、私事で大変恐縮ではございますが、妻が妊娠いたしました。つきましては、今後の働き方や育児休業の取得について、一度ご相談させていただきたく、お時間を頂戴できますでしょうか。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご都合のよい日時をいくつかお教えいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
いつも大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。
この度、私事で大変恐縮ではございますが、妻が妊娠いたしましたことをご報告させていただきます。
つきましては、〇月〇日より〇月〇日までの期間、育児休業を取得させていただくことになりました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
休業期間中、ご連絡につきましては、〇〇(後任者の名前)が対応させていただきます。連絡先は下記のとおりです。
〇〇(後任者の名前)
電話番号:〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇
〇〇様には、日頃より格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
復帰後には、また精一杯業務に励んでまいりますので、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
まずはメールにてご挨拶とさせていただきます。
男性が職場に妻の妊娠を報告する際は、報告のタイミング、報告の相手、報告の内容の3つに特に注意する必要があります。夫として、パパとしてうれしい報告をするのですから、できるだけ上司や職場の仲間からも祝福してもらいたいもの。和やかな雰囲気で妻の妊娠報告ができるよう、報告する側としてもさまざまなポイントに気を遣いましょう。職場への妊娠報告は新米パパとしての第一歩。自信をもって取り組んでみてくださいね。
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