赤ちゃんに麦茶はいつから?おいしい作り方と注意点

「赤ちゃんに麦茶を飲ませたいけどいつから飲ませたらいいだろう?」 「赤ちゃんの麦茶の作り方を知りたい!」 「赤ちゃんに麦茶を飲ませるときに注意することってどんなこと?」 このように、赤ちゃんに麦茶を飲ませたいけど、飲ませる時期や注意点に悩んでいるママさんは多くいらっしゃるでしょう。 今回紹介する内容は、赤ちゃんに麦茶を飲ませることに疑問を持つママさんたちへ、赤ちゃんに麦茶を飲ませても良い時期や麦茶の作り方、麦茶を与える際の注意点などを紹介します。 赤ちゃんに麦茶を飲ませてあげたいけど、どうしたら良いか悩まれている方はぜひ参考にしてください。

1.生後1ヶ月の赤ちゃんに麦茶を飲ませてもOK

 

結論から言うと、生後1ヶ月の赤ちゃんに麦茶を飲ませても大丈夫です。ただし、麦茶は離乳食がはじまるころに与えると良いとされています。主なポイントは以下の3つです。

  • 生後1ヶ月前後は母乳で水分補給をしている
  • 離乳食がはじまるころに水分を取る機会を増やしていく
  • 汗をかいたときの水分補給として麦茶を飲ませる

赤ちゃんに麦茶を飲ませる時期の参考にしてみてください。

1-1.生後1ヶ月前後は母乳で水分補給をしている

生後1ヶ月の赤ちゃんは、母乳やミルクから栄養や水分を摂取しています。そのため、「麦茶を飲ませる」といった母乳やミルク以外で水分を与える必要は特にないと言われています。生後5,6ヶ月ごろになると母乳やミルクを飲む量が徐々に減っていき身体を動かすことが活発になってくる時期であるため、母乳やミルク以外の水分を与えると良いでしょう。

1-2.離乳食がはじまるころに水分を取る機会を増やしていく

生後5,6ヶ月ごろになると母乳やミルク中心の食生活から、離乳食をはじめる時期になります。麦茶を飲ませはじめる時期は、離乳食がはじまる生後5,6ヶ月ごろからスタートすると良いでしょう。麦茶をはじめて与えるときは、スプーン1杯から飲ませ、嫌がる様子や体調の変化がないようでしたら少しずつ増やしてください。

1-3.汗をかいたときの水分補給として麦茶を飲ませる

外出したときや入浴をした後など、汗をいつもより多く流しているときに麦茶を与えると良いでしょう。生後5,6か月ごろから離乳食がはじまると食事から水分を摂取できますが、まだ母乳やミルクを並行して与える時期でもあります。母乳やミルクを飲んでもまだ水分が必要だと感じるときに麦茶を与えるようにしてください。

2.赤ちゃんが麦茶を飲むメリット

赤ちゃんが麦茶を飲むことで水分補給の役割以外にもミネラルが補給できることや虫歯予防になるといったメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。

  • ミネラルが補給できる
  • カフェインが入っていないので水分補給に適している
  • 虫歯予防になる

赤ちゃんが麦茶を飲むことで得られるメリットについて3つ紹介します。

2-1.ミネラルが補給できる

麦茶は身体を作る栄養素の1つである「ミネラル」が豊富です。赤ちゃんは身体を動かしたり、眠っているときにたくさん汗をかいたりすることがあります。汗をかきすぎると水分と共にナトリウムやカリウムといったミネラルが不足し、熱中症になることもあるのです。麦茶は水分を補給する以外にも健康の維持や成長の助けにもなる飲み物と言えるでしょう。

2-2.カフェインが入っていないので水分補給に適している

麦茶はカフェインが含まれていない飲み物です。赤ちゃんがカフェインを摂取しすぎると、「寝つきが悪くなる」、「落ち着きがなくなる」といった影響があります。さらに、赤ちゃんの肝臓は代謝機能が未熟なため、カフェインを分解するのに時間がかかり胃に負担がかかってしまうのです。麦茶はカフェインが入っていないので赤ちゃんに安全な飲み物と言えるでしょう。

2-3.虫歯予防になる

赤ちゃんが麦茶を飲むことで虫歯予防につながります。麦茶を飲むことで口の中に残っている食べ物を流し込むことができ、虫歯の原因となる菌が生成されるのを防ぐ働きがあるのです。また、麦茶にはミネラルが含まれているため、歯周病を防ぐために効果的なビタミンCを摂取する助けもしてくれる役割もあります。麦茶は、赤ちゃんにとって虫歯予防になる飲み物と言えるでしょう。

3.赤ちゃん用の麦茶の作り方

 

赤ちゃんが飲む麦茶の作り方を知りたい方は多いでしょう。赤ちゃんが飲む麦茶はベビー用の麦茶もありますが、大人が飲む麦茶でも赤ちゃん用に作り替えることができますので、時短や節約にもなります。
赤ちゃんに安心安全な麦茶の作り方を紹介しますので参考にしてください。

3-1.大人用の麦茶を使った作り方

大人用の麦茶を赤ちゃんに与えることも可能です。大人用の麦茶にはティーバッグタイプと粉末タイプのものがあり、赤ちゃんの好む薄さにして飲ませると良いでしょう。また、ベビー用の麦茶は赤ちゃんがそのまま飲めるように調節してありますので便利です。では、大人用の麦茶を使った作り方やベビー用麦茶について詳しく紹介します。

3-1-1.ティーバッグタイプの麦茶

ティーバッグタイプの麦茶は、煮出し用と水出し用があり、煮出しは、沸騰させたお湯にティーバッグを入れて作ります。沸騰させて作るため、水道水の塩素を取り除くことができ安心です。水出しは、水を入れたポットにティーバッグを入れて冷蔵庫に保存しておくと出来上がります。水出しを水道水で作る場合、赤ちゃんのお腹に負担がかかることもあるため、一度沸騰させた水で作ると良いでしょう。

3-1-2.粉末タイプの麦茶

粉末タイプの麦茶は、お湯や水で粉を溶かして麦茶を作ります。赤ちゃんに飲ませたい量を作れるため無駄がなく便利です。商品によって使い切りで個包装になっているものやスプーン等で使う分をすくって作る麦茶があり、粉末の量がそれぞれ違いますので商品の説明に沿って作りましょう。

3-2.市販のベビー用麦茶を使う

赤ちゃんが飲みやすいように味や濃さを調節してあるベビー用麦茶を使うのも良いでしょう。大人用の麦茶のように薄めなくても大丈夫ですので、外出先や食事の際に手間を省くことができます。大人用の麦茶に赤ちゃんが慣れて飲めるようになりましたら、大人用の麦茶を与えても大丈夫です。

4.赤ちゃんに麦茶を飲ませるときの注意点は?

赤ちゃんに麦茶を飲ませるときの主な注意点をまとめると以下の通りです。

  • 麦茶を薄めて少しずつ飲ませる
  • 麦茶には沸騰させた水を使う
  • 早めに飲み切れる量で麦茶を保存する
  • 麦茶を飲むのを嫌がるときは無理に飲ませない

赤ちゃんが安心して麦茶を飲めるように注意点を紹介します。

4-1.麦茶を薄めて少しずつ飲ませる

赤ちゃんに麦茶を飲ませるときは、麦茶を薄めてスプーンなどで少しずつ与えるようにしましょう。大人用の麦茶は赤ちゃんにとって味が濃いため、はじめて飲ませたときに嫌がることがあります。また小麦アレルギーといったリスクも考えておくために、少しずつ飲ませてください。慣れてきたら哺乳瓶やストローマグなどで飲ませてみましょう。

4-2.麦茶には沸騰させた水を使う

赤ちゃんに与える麦茶を作るときや薄めるときは、一度沸騰させた水を使いましょう。日本の水道水は安全に処理がされているため誰でも飲むことができます。ですが、赤ちゃんの胃腸は未熟なため、水道水をそのまま飲むと水道水にある殺菌成分により、お腹の調子を崩してしまうことがあるのです。赤ちゃんのお腹に負担がかからないように一度沸騰したお水を麦茶に使いましょう。

4-3.早めに飲み切れる量で麦茶を保存する

麦茶は早めに飲み切れる量を作りましょう。煮出しで作った麦茶は1日から2日間の保存が可能です。しかし、麦茶は緑茶のようにカテキンが入っていないため、雑菌が繁殖やすく傷みやすいのが難点といえます。麦茶を作ったらできるだけ早めに飲むようにしましょう。また、ペットボトルやパックの麦茶は一度口をつけると雑菌が繁殖していきますので、その日のうちに飲み切るようにしてください。

4-4.麦茶を飲むのを嫌がるときは無理に飲ませない

麦茶を飲むのを嫌がる場合は、無理に飲ませなくても大丈夫です。嫌がる理由は、「お腹がいっぱい」、「水分が足りている」、「味やにおいが好きではない」などがあります。無理に飲ませると麦茶を嫌いになってしまうこともありますので、麦茶を飲むというのは水分補給の選択肢の1つと考えておきましょう。水分補給が必要な場合はミルクや白湯を与えてみてください。

5.赤ちゃんにおすすめの市販麦茶

普段は働いているため、麦茶を作る時間がないといったママさんもいるでしょう。日々が忙しくて麦茶を作ってあげられない場合、市販の麦茶を赤ちゃんに与えても大丈夫です。市販されている麦茶は赤ちゃんが飲めるように調節されているベビー用もあります。赤ちゃんが安心して飲めるおすすめの市販麦茶を紹介しますので、参考にしてみてください。

5-1.伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 こどもむぎ茶

伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶 こどもむぎ茶」は、容量が125mlの生後1か月から飲むことができる麦茶です。厚生労働省が放射性物質の基準が乳児でも大丈夫であると証明している「乳児用規格適用食品」となっていますので安心して赤ちゃんに飲ませることができます。無香料で無着色の麦茶になっているため、赤ちゃんが飲みやすい飲み物として与えることができるでしょう。

出典:楽天市場

5-2.ピジョン ベビー麦茶

ピジョンの「ベビー麦茶」は、容量が500mlのペットボトルの容器に入ったベビー用麦茶です。国産二条大麦を100%使用しているためほのかに甘みを感じることができ、苦味がない飲みやすい麦茶になっています。着色料や保存料、香料無添加といったところも赤ちゃんに安心して与えられる麦茶といえるでしょう。量が多いので赤ちゃんが飲める量に分けて与えてください。

出典:楽天市場

5-3.和光堂 ベビーのじかん むぎ茶

和光堂の「ベビーのじかん むぎ茶」は内容量が500mlのペットボトル容器に入っているベビー用麦茶です。国産六条大麦を使っているため、風味が豊かで、赤ちゃんが飲みやすいように苦味を抑えているのが特徴になっています。また、カフェインゼロ、カロリーゼロであるため赤ちゃんの水分補給に適した飲み物といえるでしょう。

出典:楽天市場

5-4.サントリー GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶

サントリーの「GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶」は、内容量が680mlのペットボトル容器に入っている麦茶です。サントリーが独自に発芽大麦を加えている他に、穀物、海藻エキスといった健康素材も使用しているため、身体にやさしい麦茶になっています。大人用の麦茶ですので、赤ちゃんに飲ませるときは薄めにして与えていき、慣れればそのまま与えても大丈夫です。

出典:楽天市場

5-5.日本コカ・コーラ やかんの麦茶 from 爽健美茶

日本コカ・コーラの「やかんの麦茶 from 爽健美茶」は、内容量が650mlのペットボトル容器に入っている大人用の麦茶です。大麦を100%使用しており、やかんで煮出し麦茶を作ったような香ばしさがある麦茶になっています。コンビニやスーパーでも販売しているので、外出先で手軽に購入できるでしょう。大人用の麦茶ですので、赤ちゃんに飲ませるときは薄めにして与えてください。

出典:楽天市場

まとめ

赤ちゃんに麦茶を飲ませることができる時期は生後1か月から可能です。ですが、生後1か月ごろは、母乳やミルクで水分を補給していますので、離乳食がはじめる5,6か月ごろから少量ずつ与えるのが良いでしょう。赤ちゃん用の麦茶を作る場合は、煮出しで作ると殺菌もでき安全です。また、麦茶はミネラルが豊富で、カフェインゼロの飲み物であり、虫歯予防にもつながる赤ちゃんに安心して飲ませることができる飲み物です。もし、麦茶を飲むのを嫌がったら、麦茶はあくまで水分補給の1つとして考えておき、無理に飲ませずに様子を見ながら与えてみてください。


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