2021年08月01日 00:00
夏の暑さが厳しい季節になり、連日30度を超えるような暑さが続くと、赤ちゃんだけではなく大人でもぐったりしてしまいますよね。 赤ちゃんは大人よりも体温調整機能が未熟なので、夏の暑さ対策はしっかりしなければなりません。そこで今回はパパやママと一緒に赤ちゃん夏を乗り切るための「暑さ対策」についてお話をしていきます。
赤ちゃんにとっても、ママにとっても、初めての夏を迎える時には色々と準備が必要です。
そもそも「赤ちゃんの暑さトラブル」について知っておかないと、赤ちゃんの突然の異変に気付くことができない場合もあるので、注意が必要です。
とにかく、夏の赤ちゃんの暑さトラブルについて、知っておくことが大切です。
外気温が高い時間帯に外出したり、ベビーカーに比較的長い時間揺られていた赤ちゃんの体全体が、熱っぽく感じられるのは危険なサインです。
通常赤ちゃんの手足はひんやりしているのですが、夏の暑さによって体全体が高熱を出している時のように熱くなっていたというトラブルも実際に起きています。
赤ちゃんの髪の毛がびちょびちょになるくらいに、汗をかいているのが、夏の暑さが厳しい時期には珍しいことではありません。
体温調節機能が未熟な赤ちゃんは汗をかきやすいのに、自分で「のどが渇いた」「何か飲みたい」とハッキリと伝えることができないので、パパやママが気が付かないうちにトラブルになってしまう場合も少なくないのです。
汗をかくこと自体がトラブルなのではなく、汗をかいているのに水分補給が十分ではなく、ぐったりしていたら要注意のサインです。
夏場になると、背中や手足の付け根、お尻にあせもがたくさん出てしまう赤ちゃんも多いです。赤ちゃんの肌はとても敏感ですし、それに加えて汗を良くかくので、雑菌が繁殖しやすい環境が出来上がってしまいます。
細かなプツプツがバーッと広がり、かゆさのあまりに搔きむしってしまい、また広がるというお肌のトラブルも夏の暑い時期には急増します。
赤ちゃんは、びっくりするほど「汗かきで暑がり」です。理由は、体温調節中枢が未発達なため、大人のように上手に体温調整が出来ません。
よって外の気温をダイレクトに感じてしまうため、体温もすぐに上がってしまいます。
人間の体は体内の熱を外側に放出することで熱を下げようとしますので、赤ちゃんが汗をかきやすいのも納得がいきますね。
体温調節機能と汗腺の働きが未熟なのに、新陳代謝は大人以上に活発なので、汗をかきやすいのです。
いつも赤ちゃんを抱っこしたり、触れ合っているパパやママは、赤ちゃんのちょっとした変化に気が付きやすいものです。
例えば「何だかご機嫌が斜めだな」「いつもよりポカポカする」などの小さな変化です。
しかしながら、パパやママも暑い環境下にいると・・・危険なサインを見逃してしまう可能性は十分にあります。
そこで、赤ちゃんの暑さチェックをしていきましょう。
赤ちゃんの手足って、わりとひんやりしていませんか?手は眠くなってくるとポカポカしてきますが、足の裏は通常時はひんやりしています。
でも、高熱を出した時にはどうでしょう?
いつもはひんやりとしている赤ちゃんの足の裏が、ポカポカしているように感じませんか?実は、足の裏がポカポカしているのは、赤ちゃんの体温が高くなっているサインです。
外気温が高くなると、体内の熱を外に放出するために、人間は汗をかきます。要注意なのは、外気温が高く汗をかきやすい状況なのに、さほど汗をかいていない場合です。
とても暑いのに汗をかいていないのは、体内の水分量が不足して、汗をかきたくてもかけない状況になっているのかもしれません。
赤ちゃんの皮膚は大人に比べて薄いので、体温の変化が顔に現れやすい傾向にあります。
個人差はありますが、外出先などで気軽に体温が測れないような状況にある時は、「顔は赤くなっていないかな?」と小まめに確認をしてあげると安心です。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せて猛暑日にお出かけをしていて、赤ちゃんがいつの間にか熱中症にかかっていたというトラブルも少なからず起きています。
赤ちゃんがお昼寝していると思いきや、暑さで脱水症状を起こしていて、ぐったりしている場合も十分に考えられるのです。
近年は5月後半くらいから、まるで夏の暑さのような猛暑日が多く見られます。
7月・8月の夏本番だけ、赤ちゃんとのお出かけに気を付けるのではなく、比較的早い時期から「赤ちゃんの暑さ対策」はしっかりと対応していく必要があります。
早速、確認していきましょう。
赤ちゃんはおうち時間も多いので、外出先だけの暑さ対策だけではなく、おうちの中での暑さ対策もきちんと考えてあげましょう。おうちでも、熱中症になってしまう可能性は十分にあります。そこで、夏の暑い時期には我慢をしないで、冷房を有効活用していきましょう。太陽がサンサンと照り付ける猛暑日だけではなく、ムシムシとした曇りの日でも要注意。
湿度が高い日には冷房機能だけではなく、除湿機能も使うようにして、その日の環境によって機能を使い分けていくことが大切です。赤ちゃんにとって最適な温度は、外気温との差が5℃以内と言われています。なぜなら、体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、冷房によって室内の温度を極端に下がってしまうと、今度は体温にもダイレクトに影響を受けてしまうのです。だからこそ、冷房を使用するときには以下のポイントも意識していきましょう。
・赤ちゃんに冷房の風が直接当たらないようにする
・風量を強くしすぎない
・冷房の風が直接当たる場所でのお昼寝はさせない
光熱費がどうしても気になってしまうママもいるでしょうが、赤ちゃんの健康は何ものにも代えがたく、自分ではどうすることもできない赤ちゃんを守ってあげるのも親の大事な役割です。冷房を有効活用して、赤ちゃんにとって快適な環境を整えましょう。
赤ちゃんとのお出かけをするのなら、比較的涼しい時間帯を狙いましょう。どうしても都合がつかない時は仕方ないですが、パパやママの都合で動けるときには、朝早い時間か夕方の比較的涼しい時間にお出かけをすると、赤ちゃんへの負担も少なくなります。
どうしても涼しい時間帯にお出かけができない場合は、徒歩移動を避けたり、冷却グッズを活用するなどの移動間の対策をしっかりとることが大切です。
体温調節が苦手な赤ちゃんは、衣服で体温を調節してあげましょう。
通年素材の肌着を季節のではなく、夏場ならではのメッシュ素材や冷感素材の肌着がおすすめです。
また夏場はできるだけ着せすぎないで、短肌着・ロンパースなどの肌着メインで過ごさせてあげると、ムレも予防できて快適です。
外出先では外の温度と冷房の効いた室内の温度に差が生まれるので、体温調節があまり得意ではない赤ちゃんが風邪をひいてしまう可能性もあります。
真夏のお出かけの時には、薄着で出かけても、羽織れるような洋服を持っていくと安心です。
外出先でも、室内でも、夏場は小まめな水分補給をすることが大切です。一度にたくさん水分補給をするというよりも、20分おきくらいに小まめに水分を摂らせてあげましょう。母乳やミルクだけで過ごしている赤ちゃんは、夏場の気温上昇に合わせて麦茶を飲む練習をしてあげるのもおすすめです。白湯や麦茶など、母乳やミルク以外の水分補給方法を準備しておくようにしてください。
また、意外と抜けてしまいがちなのが、赤ちゃんをベビーカーやチャイルドシートに乗せているときです。後部座席にチャイルドシートを装着していると、パパやママが過ごしている運転席よりも温度が高くなりやすいですし、運転していると水分補給のタイミングも逃してしまいがちです。
またベビーカーも同様に、熱がこもったアスファルト道路との距離が近いので、赤ちゃんは想像以上に暑い環境に置かれてしまうこともお忘れなく。
移動することに気を取られて、小まめな水分補給を忘れてしまわないようにしましょう。
最近は大人用だけではなく、赤ちゃん用の冷感グッズもたくさん販売されています。
汗をかいたら着替えをさせてあげる、小まめに水分を補給するなどの基本の暑さ対策に、便利なアイテムをプラスして、夏の赤ちゃんのお世話をしてみてはいかがでしょうか。
おじいちゃん・おばあちゃん世代からは「昔はこんなに便利なものなかったわ。すごく便利ね」と羨ましがられるようなアイテムが続々と発売されているのは、嬉しいですね。
赤ちゃんと夏の暑さを乗り越えるために、もっと効率的で快適な冷感グッズを使うのも方法の1つです。赤ちゃんの時期だけではなく、少し大きくなっても使うことができるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ベビーカーに赤ちゃんを長時間乗せていたり、ママにピタッとくっついた状態の抱っこ紐をしていると、赤ちゃんの体温も高くなってしまいます。
そのような時に便利なのが、持ち歩けるUSB充電タイプのミニ扇風機です。
こちらの商品はとても軽量なのに、ファンの部分は360回転できるので、赤ちゃんにとって最適な角度にセッティングすることができます。
子供用の腕時計についているような柔らかいバンドが付いているので、ベビーカーなどに簡単にくくりつけることができるのもとても便利です。
バッグの中に入れても邪魔にならないので、風がない猛暑日などには大活躍すること間違いなしです。
クールタオルという名前の通り、タオルを濡らして絞るだけでひんやりとしたクールタオルになります。ひんやり感が少なくなってきたと思ったら、タオルを振り回すだけで、またひんやり感が復活するのも嬉しいですね。
メッシュ素材のクールタオルは、汗をかいた赤ちゃんの肌にも優しく、爽快な使い心地です。
汗をかいた時に体を拭いたり、首に巻いて火照った体を冷ますのにも最適です。
直射日光が当たらないからと言って、熱中症の心配がないわけではありません。
窓越しでも赤ちゃんに日差しが当たっていると、赤ちゃんの体温はぐんぐん上がってきてしまいます。
そこでおすすめするのが、サンシェード付きのベビーシートです。
足元まですっぽり隠れる大きなサンシェードなので、赤ちゃんを日差しだけではなく、紫外線からも守ってくれる優れものです。
パパやママが運転していると、後部座席の赤ちゃんの様子をつきっきりで見ているわけにはいかなくなるので、便利なアイテムで暑さ対策をしてあげてはいかがでしょうか。
赤ちゃんにとってママに抱っこされることは喜びであり、大きな安心でもあります。
しかしながら、夏の暑い時期の抱っこは、赤ちゃんもママも暑いですよね。
そこで、おすすめするのが抱っこ紐用の保冷シートです。
保冷だけではなく、吸水速乾機能も備えているので、蒸れも予防することができます。
保冷効果が5時間持続するので、赤ちゃんとの少し長めのお出かけにも安心ですね。
こちらの商品に使用されている保冷のためのジェルは、冷やしても固くなることがないジェルを使用しているので、ママと赤ちゃんの体にしっかりとフィットする優れもの。
夏場は冷たすぎない28度前後をキープできるので、心地よく快適ですね。
今回は「赤ちゃんの暑さ対策」について、ご紹介しました。
暑い夏を赤ちゃんと楽しく安全に過ごすためにも、できる限りの暑さ対策をして、厳しい暑さの夏を乗り越えていきたいものですね。
赤ちゃんは体温調節機能や汗腺の発達が未熟なので、パパやママが小まめに様子を見てケアをしてあげることが大切です。
小まめな水分補給・お出かけ時間の調整・衣服での体温調節・冷房の活用などのデイリーの暑さ対策だけではなく、冷感グッズを使って効率的に赤ちゃんの体温が上がりすぎない工夫もしていきましょう。
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