2018年05月15日 17:00
保育園に入園すると、しばらくの期間は「午前中だけ預かる」というような"慣らし保育"をしてくれる保育園は多いです。でも、そんな慣らし保育には、「寂しさ」や「ストレス」、「劣等感」など子どももママも超えなければならないいくつもの壁が・・・。なるべく上手に子どもが保育園での生活に慣れられるように、また、ママも安心して預けられるように、事前に対処方法を知っておきましょう!
産まれてからずっと一緒にいたママから離れなきゃということで大泣きしてしまう子は少なくありません。
寂しくて辛いのはママも一緒。
時計を見てはつい「今何しているかな?」「ちゃんとミルク飲んでいるかな?」と心配になってしまうものです。
保育園までひっつき虫で離れるときにギャン泣きされてしまうと罪悪感に押しつぶされそうになってしまう事も・・・。
慣らし保育がはじまる1~2ヶ月前くらいからママと離れるトレーニングはしておいた方がママも子供も徐々に慣れることができます。
ママも子どもも身内に預かってもらう方が不安になりにくいのでおすすめです。最初は1~2時間ほど預け、慣らし保育前までには半日ほど預かってもらえるようになったら慣らし保育でも安心して預けられそうです。
慣らし保育中はどうしても子どものことが気になってしまいがち。でも、何も手につかずずっとソワソワしていたら、ママも精神的にまいってしまいます。
子どもは保育園でもずっと泣いているわけでなく、案外ケロッと泣き止んでいたりするものです。ママも気分を変えるように頑張りましょう!
復職の準備をしてもよいですし、何か集中できることに取り組んでストレスを発散させるのもアリ。帰ってきた子どもをニコニコでお出迎えできるようにしてあげてくださいね。
慣らし保育期間中は「癇癪が酷くなってしまった」「夜泣きがはじまった」などの話もよく聞きます。
環境の変化に適応するために、子どももストレスを溜めてしまいがちですし、悪夢を見てしまったり寂しくなってしまったりということも…。
精神的に不安定になった子どもは、よく癇癪を起こすといいます。これは、単純にイライラの行き場をなくしてしまっていたり「ママに嫌われていないよね?」と愛情を確かめようとしたりしているのだそう。
ママに会った瞬間大泣きをしたり家で機嫌が悪かったりという場合は、優しく抱きしめて語りかけてあげるのが効果的。温かい体温に子どもも落ち着いてくれるはずです。
子どものストレスを上手く発散させてあげるのも大事です。遊んだり絵本を読んだりしていると、子どもも気づけばイライラがなくなるかも。一緒にいられる時間を作るためにも、家事は保育時間中に終わらせてしまいましょう!
子どもの夜泣きは、酷い場合は本当に睡眠時間が削られてつらいですよね。なるべく夫や家族に協力してもらって、日中でもよいので睡眠時間をとるようにしたいところです。
お迎えに行ったときに、保育士さんから「今日も中々泣き止まなくて」なんて聞いたら、自分の子どもだけが順応できていないかのような錯覚に陥ってしまいがちに・・・。
子どもの性格や成長の速度が違うというのはわかってはいますが、つい劣等感を抱いてしまうことも。
こういった「うちの子だけできないのでは」という気持ちは、誰かに共感してもらったり「自分だけじゃない」と気づかせてもらえたりするだけで楽になるもの。
職場の職場復帰した先輩やママ友など、信頼できる同じ経験をしている人に話を聞いてもらうと良いですよ。
インターネットで同じ「苦戦仲間」を探すのもおすすめです。ブログやtwitterなどで探すと、結構多いのに気づくはずです。
そういった”仲間”のエピソードは共感できて自分も頑張ろうという気持ちになりますし、改善策が載っていることもあって勉強になります。
慣らし保育に通いはじめると、急に風邪に引きやすくなるというのはよくある話。人が多いところに行けばそれだけ菌に触れる機会も増えてしまいますので仕方がありませんが、特に慣らし保育期間中は体調不良に陥りやすいので注意が必要です。
保育園がどんなに衛生に気を配っていても風邪にひくときにはひいてしまいます。慣らし保育をはじめたての時には「体調不良になって当たり前」だと思っておきましょう。
職場復帰はもう少し待って、慣らし保育期間中はスケジュールを空けておくとよいですよ。
慣らし保育の前に予防接種は受けられるだけ受けておくと、体調不良の回数や重症度を減らすことができるかも。
職場復帰してしまったら予防接種を受けさせるのも大変になってしまいますから、早めに受け切っちゃいましょう!
保育時間中に体調不良になってしまったり泣きすぎて熱が上がったりミルクが飲めなかったりなどで「お迎えにきてください」という電話があることもありますので、いつでも電話には出られるようにしておきましょう。