2018年05月17日 11:00
結婚して子どもがいるのに、母より女でありたいという気持ちが強いAちゃん。Aちゃんとは不妊治療の当事者が集う妊活のオフ会で仲良くなりました。不妊治療中や、不妊治療を経て子どもを授かると、「夫婦の絆」が強くなるイメージがありませんか? 私はそんな先入観を持っていますが、必ずしもそうではないこともあるようで…。
子どもを虐待するニュースをテレビで観ると、妊活当時は特に胸が痛んでいました。
「私がお母さんになれたら、絶対に虐待なんてしないのに」といつも思っていました。
また虐待に限らず、不倫している夫婦の間に赤ちゃんが産まれた話を聞くと、
「浮気や不倫をしていない私たち夫婦に何故赤ちゃんが来てくれないんだろう?」
と胸がざわついたものです。
不倫や浮気は当事者間の問題。
まわりがとやかく口を挟む問題ではないと私は考えています。
不倫をしている人の話を聞いても否定も肯定も相手にはしませんが、
赤ちゃんを授かる夫婦は、夫婦の絆が固く潔白であって欲しいと思っています。
タクゾー(息子)を授かるまでが長い道のりだったので、余計にそう感じるのでしょう。
子どもが出来る前から、いろいろな男性との夜遊びの話を嬉しそうにいつも話していたAちゃん。
Aちゃんはご主人のことが大好きだから
一連の男性との遊びは本気ではなく、
割り切ったもの…そう私は感じていました。
仕事柄、ネタになる話は漫画に描かずにはいられない私。
冗談ぽく男遊びについていうには問題がないと勝手に解釈していました。
人物が特定できないように描くぶんにはAちゃんも気にしないだろう。
状況設定を変えるにしても、
勝手に描くのはよくないから、本人に一応聞いてみよう。
…とバカ正直にAちゃんに聞いたところ、
「誰の話?何言っているの?」と言われ
絶交されてしまいました。
37にして、最近ちょっとだけ女の気持ちが分かってきた今日この頃。
女って難しい生き物ですね…。
これからは既婚女性から恋話を聞いたら、
割り切った関係であっても突っ込みを入れないようにしたいと思います。
マンガ・テキスト:赤星ポテ子さん
広告制作会社・IT業界を経て、不妊治療を機にフリーランスのイラストレーターに。コミックエッセイを中心にCM制作、コラム連載など幅広く活動。自身の不妊治療・妊娠・出産の経験を描いた著書「ベビ待ちバイブル」「マンガ解説 よくわかる! 妊娠と出産」も出版。
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