2018年09月26日 17:00
男の子は、年齢が上がってくるとどんどんヤンチャになってくるもの。保育園や幼稚園に通っていると、自分の子どもの成長を周りの子たちと比べて心配になることもあるものです。でも、子どもが成長している姿を見ると感動しますよね。 漫画家の赤星ポテ子さんの5歳の息子タクゾーくんは、イスにずっと座っているのが苦手。そんなタクゾーくん通う保育園で運動会が行われました。赤星ポテ子さんは息子さんがきちんと集団行動できるか心配していましたが、保育園の先生が神対応をしてくれたようです。
保育園に通う5歳の息子(タクゾー)を育てています。
こんにちは、漫画家の赤星ポテ子です。
タクゾーは年齢とともにだいぶ落ち着いてきましたが、今でも同年代の子に比べ集団行動が苦手です。
運動会やお遊戯といった園の行事が行われるこの季節。
この時期になると多くの学校や園で運動会が行われます。
正直、私にとっては運動会は気が重い行事関連のひとつ。
息子の成長を毎年感じつつも、まわりの子の成長度合いとついつい比べてしまいます。
タクゾーは0歳児クラスのときから保育園に通っているので、運動会はこれまで5回参加しました。
0から3歳児クラスまでは、参加する演目以外は保護者と観覧席で一緒に待機。
4歳児クラス(年少)からは親と離れ、先生たちとクラスごとに待機することになります。
3歳児クラスまでは息子の落ち着きのなさを気にすることもなく、随分と気が楽でした。
「椅子に座っていられない」息子が当日上手く乗り切れるか、運動会開催日まで私は不安な気持ちでいっぱいでした。
まわりに迷惑をかけないよう、「当日は観覧席で息子と待機したほうがいいですか」と、自分から先生に提案。
先生は忘れもしない感動的な言葉をかけてくださいました。
タクゾー君がどこまで頑張れるか、当日の様子を見て決めましょう!
もしどうしてもお母さんが必要になった場合は相談させてくださいね。
観覧席から息子の様子をうかがう私と夫。
とくに息子が急にクラスから飛び出すこともなく、おとなしく待っている様子。
タクゾー頑張っている
運動会が終わったら、たくさんほめよう。
この一年で大きく成長したね。
私はあまりに感動し、クラスのところまで様子を伺いに行きました。
ウキウキしながらタクゾーのところまで様子を見に行くと…。
あれ?
あれれれれ?
先生に羽交い絞めにされながら、抱っこされていました…!!
先生が片手で抱っこ、もう片方の手で、タクゾーの注意をそらすために彼が大好きな路線図を一生懸命書いていました。
うちの子にだけ、先生がつきっきり!!!
私は本当によい保育園に恵まれ幸せと改めて感じられた出来事でした。
うちの子と同じように、落ち着きがないお子さんをお持ちのお母さんが、園の理解をなかなか得られず苦労されているお話を時々耳にすることがあります。
「うちの園ではこの子をみれません」
「この子を行事に参加させるのは無理です」
そういう話を聞くたびに、他人事には思えず、私も胸が張り裂けそうな思いになります。
もうすぐ今年もまた運動会がやってきます。
今年は一人でじっと座っていられるのかな?
踊りもみんなと一緒に参加できるかな?
ほんの少しでもいい
昨年より成長した息子の姿を見られるのが今からの楽しみです。
先生の言葉やサポートに助けられ、日々前向きに私は子育てを楽しんでいます。
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マンガ・テキスト:赤星ポテ子さん
広告制作会社・IT業界を経て、不妊治療を機にフリーランスのイラストレーターに。コミックエッセイを中心にCM制作、コラム連載など幅広く活動。自身の不妊治療・妊娠・出産の経験を描いた著書「ベビ待ちバイブル」「マンガ解説 よくわかる! 妊娠と出産」も出版。
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