2018年07月27日 19:00
ひと昔前まではバスに乗るときには折り畳んで乗るようにといわれていたベビーカーですが、現在では多くのバスでそのまま乗れるようになってきました。でも、「イマイチ乗り方が分からない!」ということもありますよね。また、実はベビーカーで利用する際の特別ルールなどもあります。そこで、ベビーカーでバスを利用する方法やマナー等をまとまとめてみました!これを読んで、快適に赤ちゃんとのお出かけしちゃいましょう♪
ベビーカーに赤ちゃんを乗せたままバスに乗る場合、安全かつ快適に利用するためには必ず正しい乗り方を守らなければなりません。
そこで、まずはベビーカーでのバスの乗り方をまとめてみました。
1. 乗車時に運転主さんにベビーカーのまま乗っていいか尋ねる
まずはバスに乗る前にまずはベビーカーに赤ちゃんをのせたまま利用できるか聞くのがマナー。
そのままで大丈夫かどうかはバス会社の基準に則って運転主さんが判断してくれます。
そのため「畳んでください」と言われる場合もありますので、その場合は運転主さんの指示に従ってください。
2. 乗車後指定の位置にベビーカーをすすめ、バスの進行方向と反対向きに止める
バスに乗車後、専用のマークがついている場所までベビーカーをすすめ、バスの進行方向と反対向きに止めます。
この時、ベビーカーの車輪ストッパーをかけるのを忘れないようにしましょう。
3. 補助ベルトをベビーカーのハンドルに通し、ベビーカーのシートベルトを確認する
ベビーカーの停車場所にある補助ベルトをベビーカーのハンドルに通し、しっかりと固定させます。
補助ベルトはベビー用品などでも使われているサイドリリースバックルでカチッと止められるようになっているものが使われていることが多く、誰でも簡単に使えます。
利用方法が書いてあるシールも貼られていますので確認しながらつけるといいですよ。
また、バスの発車前にベビーカーのシートベルトがきちんと装着されているかの確認もしておきましょう。
4. 降車時は後ろ向きで降りる
バスを降りる時は、バスが停車してから補助ベルトと車輪ストッパーを外して降車しましょう。
降車時にはなるべく後ろ向きになり、ママが先に降りてからベビーカーを持ち上げながら下ろすようにすると赤ちゃんが落下するリスクも減らせますよ。
詳しいバスの乗り方や流れについては、次の動画で確認することができます。
・【京都市公式】ベビーカーと一緒にバスに乗ろう!~ベビーカーの固定方法と乗車マナー~
引用:YouTube
多くのバスではベビーカーを折り畳まずに乗れるようになってきたとはいえ、場合によっては折り畳んで乗車しなければならない場合もあります。
特に次のような条件を満たす時には基本的に折り畳むルールになっていますので注意してください。
朝夕など、バスが混み合う時間には折りたたんで1人でも多くのお客様を乗せられるように配慮しましょう。
ベビーカーのロックは2台分。そのため、1つのバスにつき2台までしか折りたたんでいないベビーカーは乗せられません。
バスのロックは、ベビーカーよりも車いすの方が優先。
すでにベビーカーで乗っていても後から車いすの方が乗ってきた場合には譲るようにしましょう。
赤ちゃんを抱っこ紐などで抱え、ベビーカーに荷物を載せているということもあるかもしれませんが、その状態だとバス内でいたずらに幅をとってしまうように見えて周りから反感を買ってしまうかも・・・。
赤ちゃんが乗車していない時のベビーカーは折り畳んでから乗るのがマナー。バス会社でもその場合は折りたたむようにお願いしていることがありますので気をつけましょう!
ベビーカーが大きすぎ、車内の通路を塞いでしまうような場合は折り畳まなければほかのお客様が利用できなくなってしまいます。
2人乗りのベビーカーや海外製の大きいベビーカーの場合は折り畳んでから利用する方がいいかもしれませんね。
また、高速バスや深夜バスなどの長距離移動バスや貸切バスなどでは安全面でもベビーカーのまま乗せることはできません。
ベビーカーに赤ちゃんをのせたまま利用できるバスは、市内を走っているようなバスだけだと考えてください。
ベビーカーに赤ちゃんを乗せたままでバスが利用できれば、お出かけの荷物が多くなりやすいママのお出かけも楽になりますね。そんなバスに乗る時には、次のようなことに気をつける
実は、バス会社によってルールは様々。どのバスに乗るのか分かっているという場合はあらかじめ乗車前にバス会社のホームページなどで調べておいたり乗車の時に運転主さんに聞いたりしておくといいですよ。
ベビーカーがひっくり返ったり移動したりするのを防ぐためにも、バスに乗車している間必ずベビーカーを片手で支えておくようにしましょう。
バスは急停車する場合もありますし、急カーブなどで揺れることもあります。
最初はベビーカーに乗ったまま乗車できても、途中でバスが込んできたり車イスの方が乗車してきたりといった時にはベビーカーは折り畳む必要があります。
そんな時のために、乗車中はいつでも折り畳めるように荷物をリュックの中に入れておいたり抱っこ紐を準備しておいたりするのがおすすめですよ。
バスは混んでいるとベビーカーのまま利用することができませんし、折り畳んでいても周囲にストレスを感じさせてしまうこともあります。
また、赤ちゃんもビックリして泣いてしまうことも・・・。なるべく混まない時間のバスを選ぶようにしたいですね。
バスは公共機関ですから、みんなが気持ちよく利用するためにも周囲への気遣いは大事です。
ほかの乗客にベビーカーや赤ちゃんの足がぶつかっていないか、荷物が通路を塞いでいないか等もよく注意するようにしましょう。
また、赤ちゃんが泣いてしまった時のためにおやつやおもちゃがあると安心ですね。
バスは段差があり、赤ちゃんやベビーカーが思いと中々持ち上がらないこともあります。大変な時には運転主さんや周りの人にもお願いして乗降車するようにしましょう。
「1人で何とかしよう」と頑張りすぎると、ベビーカーがひっくり返って赤ちゃんがケガしてしまう可能性もありますのでくれぐれもムリしないようにしてくださいね。
住んでいる場所やライフスタイル的にバスに乗ることが多くなりそうな場合は、ベビーカーを購入する時に少しでも利用しやすいものを選ぶようにするのがおすすめです。
急にベビーカーを折り畳まなければならなくなったという場面でもワンタッチで簡単に折り畳めればそんな時でも楽ですよね。
また、ベビーカーが軽ければ赤ちゃんを乗せたまま持ち上げる時にも1人でなんとかなることもありますし、折り畳んで持ち運ぶ時にも便利です。
バスに限らず、公共機関をよく利用しそうな場合は、購入時にその辺も考慮しておくと失敗しませんよ。