楽しく描けるバブルアートとは?シャボン玉を使って親子で自由にアート

バブルアートはシャボン玉を使って絵を描く製作活動のことを言います。シャボン玉は乳児から年齢問わず楽しむことができる遊びで、大小の泡が空を浮かび様々な輝きを放つ姿は子どもたちにとって魅力的な存在です。今回紹介するのは、シャボン玉でいろいろな遊びを子どもと一緒にしてみたいママさんやパパさんに向けて、バブルアートの魅力や製作方法を紹介します。さらに、バブルアートのアレンジした遊び方やもっと楽しんで遊ぶためのポイントも紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

1.バブルアートはシャボン玉を使った製作遊び

 

バブルアートは、シャボン玉を使い、自分のイメージに沿って絵を描く遊びのことを言います。シャボン玉液に絵の具を混ぜ、ストローでシャボン玉を膨らましてできた泡を画用紙に押し当てることで様々な模様の作品ができるのが特徴です。いつものお絵かきとは違い、シャボン玉でできた泡を子どもが考えるイメージに沿って画用紙に押し当てていくという簡単な手順で行いますので、絵を描くのが苦手な子どもでも気軽に取り組めるでしょう。

2.バブルアートの魅力はどんなところ?

 

シャボン玉を吹きかけると、大中小の様々な泡が風にのり、空へと舞っていきます。空に舞うシャボン玉は、子どもたちの興味を刺激してくれる遊びの1つです。シャボン玉を使い絵画制作を行うバブルアートは、創造する力を育む知育遊びの役割もあります。その他バブルアートの魅力をみていきましょう。

2-1.簡単にはじめることができる

バブルアートは、シャボン玉液と絵の具があれば簡単にはじめることができることが魅力の1つです。シャボン玉で遊んだ後に、残ったシャボン玉液と絵の具を用意してバブルアートをはじめるといった遊びの発展ができます。バブルアートは、シャボン玉からできた泡を画用紙に押し当てるだけででき、特に難しい技法を要求される遊びではありませんので、簡単にはじめられるでしょう。

2-2.低年齢の子どもでも楽しめる

3歳ぐらいになると、ストローで吹いてシャボン玉作れるようになります。しかし、バブルアートは、シャボン玉液にストローを指し、「ブクブク」と息を吹くことでできる泡を使って絵を描くため、1歳や2歳の低年齢の子どもでも楽しめるのが魅力の1つと言えるでしょう。泡を作るのが難しい場合は、ママさんやパパさんが代わりに作ってあげてください。

2-3.たくさんの色や模様に触れ楽しめる

バブルアートは、絵の具を混ぜたシャボン玉を使うことでたくさんの色に触れ合いながら楽しめる他に、画用紙に押し当てた泡がはじけることで、色鉛筆や筆では表現できない様々な模様に触れられることも魅力の1つと言えるでしょう。たくさんの色や模様と触れ合う機会は、子どもの創造力を育むことにもつながっていきます。

3.バブルアートをはじめよう!

バブルアートは、シャボン玉液と絵の具を使って簡単に遊べる絵画制作です。ここでは、バブルアートをはじめる際に用意しておくと良い物やバブルアートの遊び方について詳しく紹介していきますので参考にしてみてください。

3-1.用意するもの

バブルアートをはじめるために用意する物は、シャボン玉液、絵の具、画用紙、絵の具を混ぜたシャボン玉液を入れておくカップ、ストロー、食品トレー(少し大きめのサイズ)、新聞紙もしくはレジャーシート、汚れても良い服装を用意しておくと良いでしょう。絵の具やシャボン玉液を使うため、汚してしまうことが多くなります。新聞紙やレジャーシート、食品トレーがあるとすぐに片付けられて便利です。

3-2.シャボン玉液をカップに注ぐ

シャボン玉液がこぼれても大丈夫なように、食品トレーの上にカップを置き、シャボン玉液を入れてください。シャボン玉液はカップの高さに対して1cmから2cmぐらい入れておくと良いでしょう。バブルアートで使用するシャボン玉液は、洗剤で作っても良いですし、市販のシャボン玉液を使用しても問題はありません。シャボン玉液を入れるカップは子どもが食べるプリンやヨーグルトの空き容器を使っても大丈夫です。

3-3.シャボン玉液に絵の具を入れる

絵の具とシャボン玉液の割合は、約1:3になるように混ぜると丁度良い色合いになります。絵の具は、しっかりと混ぜないと薄い色になってしまうため、はっきりした色を出したいときは絵の具をよく溶かしましょう。混ぜる作業は液が飛び散ることもあるため、ママさんやパパさんが手伝ってあげてください。赤や青を中心に使うとはっきりした色合いの作品になります。また、薄い色を使うと淡い雰囲気の作品になりますので参考にしてください。

3-4.シャボン玉液の入った容器にストローを指しブクブク吹く

絵の具を入れたシャボン玉液にストローを指し、「ブクブク」と息を吹くと、カップから泡があふれ出てきます。息を吹いたときの勢いが強いと周り飛び散ってしまうため、ふきんを用意しておくのがおすすめです。また、飛び散ったシャボン玉液が目に入ってしまうこともありますので、勢いが強い場合は優しく吹くように声をかけていきましょう。シャボン玉は、見たり、吹いたりすることで集中力が高まる他、ストレス軽減にも役立ちます。制作時は、何も気にせず「ブクブク」をたくさんさせてあげてください。

3-5.できた泡を画用紙に写し取る

シャボン玉液にストローを指し「ブクブク」していると、泡がドーム状に盛り上がってきます。泡が盛り上がってきたらカップの上に画用紙をのせ、泡を写し取りましょう。画用紙がカップの上にのることで泡がはじけ、はじけた泡が模様になります。また、泡を画用紙に押し当てるときに聞こえる音に耳を傾けてみましょう。「プチプチ」という音を楽しむことができますよ。

3-6.画用紙に色が全体についたら完成

画用紙全体に色がついたらバブルアートの完成です。もし、画用紙に色が塗り切れなかったり、他の色が混ざっていたりしても、子どもが楽しそうで満足しているのであれば遊びを終えても大丈夫です。バブルアートで大切にすることは、子どもがイメージを持ち自分なりに表現することです。自分なりに表現ができることで心が満足し、達成感を味わうことができるようになりますので、子どもが楽しく遊んでいる姿を見守ってあげてくださいね。

4.バブルアートをアレンジして遊ぼう!

バブルアートは、ストローで「ブクブク」して作った泡を画用紙に押し当てる以外にも遊び方はいろいろあります。ここでは、アレンジしたバブルアートの遊び方を紹介しますので、チェックしてみましょう。

4-1.シャボン玉を吹き付けて製作する

絵の具を混ぜたシャボン玉液にストローをつけ、シャボン玉で遊ぶように画用紙に向けて吹き付けてみましょう。すると、シャボン玉が画用紙の上ではじけ、はじけた跡が様々な模様となってアート作品ができあがります。泡が画用紙ではじけてできる模様の他に、シャボン玉液が画用紙にたれ落ちてできた模様も作品の一部になり、独特の魅力が生まれるアート作品になりますので取り組んでみてください。
出典:Youtube

4-2.黒色や青色などの画用紙で製作をしてみる

バブルアートで使用する画用紙を白色ではなく、黒色や青色の画用紙で製作してみると、白色の画用紙で製作した内容とは、また違った印象を与える作品ができあがるでしょう。黒色や青色の画用紙を使ってバブルアートで遊ぶときは、黄色や白色など明るい色を使うと作品が力強い印象を与えます。反対に、淡い色を使うと幻想的な雰囲気の作品に仕上がりますので、いろいろな色で試してみてください。
出典:Youtube

4-3.泡をスプーンにすくって画用紙にのせてみる

シャボン玉液をストローで「ブクブク」してできた泡をスプーンにすくって画用紙にのせて絵を描く方法もあります。泡をスプーンですくうことで、自分が置きたいと思った場所に泡を置きやすくなりますので、より自分のイメージに近い作品ができあがるでしょう。色違いの泡を重ねてみると色が重なり合ったり、混ざり合ったりするため、これまでとは違った新しい雰囲気の作品ができあがります。
出典:Youtube

4-4.ペットボトルに布をつけて泡を作ってみる

ペットボトルに布をつけて、ペットボトルの飲み口から息を吹くとストローで作る泡よりも細かい泡がたくさん作れます。泡が作れるペットボトルの作り方は、ペットボトルを半分に切り、切った部分に布を覆いかぶせます。そして輪ゴムで留めると完成です。布は、空気が通りやすいガーゼや網にしておくと泡が作りやすいです。ストローで吹くよりも簡単に泡ができますので、シャボン玉で泡を作るのが苦手な子どもでも楽しめますよ。
出典:Youtube

4-5.できた作品に絵を書き足したり、好きな形に切ったりする

できあがった作品に絵を書き足したり、好きな形に切ったりと、作品に変化をつけてみるのもバブルアートを楽しめるポイントです。シャボン玉でできた模様をお花に見立てて、葉っぱを書き足すことでお花畑にしてみたり、魚の形に切ることで水の中にいる様子に見立てたりと遊びが発展していきます。また、はがきサイズに切るとポストカードになりますので、完成した作品をアレンジして楽しんでみましょう。
出典:Youtube

5.バブルアートをさらに楽しむためのポイント

 

バブルアートは、簡単に製作活動ができるため、低年齢の子どもでも楽しめる活動です。低年齢の子どもでもバブルアートをさらに楽しむために、気をつけておきたいポイントやバブルアートをした後の活用の仕方について紹介しますので、確認にしてみてましょう。

5-1.シャボン玉液を飲み込まないように注意する

ストローで泡を作っているときや製作に夢中になっていると、シャボン玉液をうっかり飲み込んでしまうこともありますので気をつけましょう。もし、シャボン玉液を飲み込んでしまった場合は、慌てずに口をゆすいであげ、水やお茶を飲ませることを心がけておくとバブルアートより楽しめます。間違えてシャボン玉液を飲み込んでしまった後、体調が悪くなるようでしたらかかりつけの医者に診てもらうようにしてください。

5-2.子どもが泡を作るのが難しい場合は親が手伝う

3歳ぐらいになると1人でしゃぼん玉を吹いて泡を作れるようになりますが、ストローで泡を作るのが少し難しく感じる子どももいるでしょう。泡を作るのが苦手であったり、ストローで息を吹くのが苦手な子どもには、ストロー以外の泡を作りやすい素材を用意したり、ママさんやパパさんが代わりに泡を作ってあげてください。臨機応変な対応を心がけておくことで、子どもも楽しんでバブルアートを遊べるようになりますよ。

5-3.できた作品を飾って親子で楽しむ

バブルアートで遊んでできあがった作品を家に飾ってみると子どもの思い出になり、活動後も親子で楽しめます。完成した作品の周りをマスキングテープで飾ったり、額縁に入れたりすると、作品が芸術的な魅力あふれるものに見えてきます。家に飾ったバブルアートの作品を見ながら、親子で会話をするきっかけにもなりますし、「次はこんなことがしてみたい!」と好奇心にもつながりますので試してみてください。

まとめ

バブルアートは、シャボン玉を通じて子どもの自由なイメージを表現する遊びです。シャボン玉液や絵の具といった100円ショップやショッピングセンター等で手軽に購入できる材料で簡単に楽しめますのでご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。シャボン玉から現れる色や模様は、子どもの創造力や感性を育ててくれる体験になります。バブルアートは、年齢に関係なく楽しめる活動ですので、ママさんやパパさんも一緒に親子の絆を深めながら思い出を作ってみませんか。バブルアートの楽しみ方やポイントを参考にリラックスしながら遊んでみましょう。


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