2017年11月20日 11:30
お正月の食べ物といえば"おもち"ですよね。実家や親戚のおうちで「食べて」と勧められることも多いのではないでしょうか。でも、おもちってのどに詰まっちゃうっていう話も聞きますし、チャレンジするのがちょっと怖い気もしてきますよね^^;みんな子供が何歳になったら食べさせているのでしょうか?また、安全に食べるために気をつけたいことにはどのようなものがあるのでしょうか?
冬やお正月に食べたいのがおもちですよね。甘くていつものご飯とは違う新触感のおもちは大好きな子供も多いです。
でも、おもちは『のどに詰まりやすい食べ物』としても知られている実はこわい料理。食べ物が喉に詰まると命に関わる危険もあり、平成28年は0歳〜4歳の子供13人が喉に食べ物を詰まらせて命を失ってしまっています(参照:厚生労働省 平成28年人口動態統計 )
10人以上というと、かなりの数ですよね…。
そんな事故を防ぐためにも、安全に食べられる年齢が何歳くらいなのかやおもちを食べるときに気を付けることを見ておきましょう!
おもちは大体何歳くらいからみんな食べているのでしょうか?調べてみると、多くの育児のプロたちがおすすめするのは3歳くらいからが多いようです。
・奥歯が生えそろってものを噛み切るのに慣れてから
・親の注意(よく噛んでね、など)が聞けるようになってから
というのが、おもちがのどに詰まる危険も少なく食べられるようになる目安なのだそう。
たしかに、おもちは弾力が強くてなかなか噛み切れないこともありますから、こういった前提条件は必要そうですね。
3歳になっていてもまだ
「うちの子どもは注意してもまだわからないかも…。」
「お肉も野菜もあまり固形は食べていない気がする」
というときは、おもちデビューを見送ったほうがよさそうです。
おもちを安全に食べるためには、次のようなことに気を付けるようにしましょう。
かみ切りにくいおもちの塊を口に入れてしまうのが、のどを詰まらせてしまう1番の原因です。おもちを出した時に細かく切ってあげるようにすると、のどに詰まってしまうリスクをグッと減らすことができます。
おもちは冷めてしまうと固くなり飲み込むのも消化するのも大変になります。アツアツはやけどしてしまいますのでもちろんNGですが、ある程度温かいうちに食べさせてあげましょう。
食べる前に注意があるかないかは大事です。おもちを食べるときには、前もって「よく噛んで」と子供に注意しておくようにしましょう。
のどが渇いている状態では喉にひっついてしまいやすくなります。おもちを食べる前には必ずのどを湿らせておきましょう。
おもちを食べている子供から目を離してしまうのは事故のもとですし、詰まってしまったときに処置もできません。おもちはのどに詰まってしまうと3~6分くらいで亡くなってしまうリスクが跳ね上がるそうです。
食べるときには必ず一緒に食べたり見守ったりしてあげましょう。
念のために、おもちがのどに詰まってしまった時のための処置方法も勉強しておきましょう。
息が止まって苦しそうな表情の時はのどが詰まっている時かもしれません。意識があればうなずくなどで意思が表示できます。
咳をさせることでおもちの引っ掛かりを取り除くようにしましょう。
救急車を呼びましょう。ほかにも人がいれば救急車への電話をお願いし、④と並行して処置ができるようにしましょう。
子供の場合、『背部叩打法』という方法を行います。
1.子供に下を向かせて前かがみにし、低い姿勢をとらせる
2.左右の肩甲骨の中間あたりを何度も力強く4~5回手の平の付け根で叩く
3.2と同時に咳を促す
4.口の中を確認し、おもちが出てきていないかチェックする
参照:日本医師会
乳児の場合ののどのつまりの除去の方法は、日本医師会に詳しい方法が載っていましたので参考にしてみてください。
到着した救急隊に状態を説明し、処置してもらいます。
危ないことばかりピックアップされがちなおもちですが、いつから食べられるかや気を付けておきたいことを守っていれば、事故が起こってしまうリスクを減らすことができます。
事故を防いでみんなで楽しいお正月を過ごしましょう!