子どもに「鍵」を持たせるときの注意点とは?

最近は以前に比べて、共働きのご家庭が増えましたね。共働きのご家庭に限らず、保護者に何か外出の用事があった場合、子どもが自分で家に入るためには「鍵」が必要です。留守番デビューの際に子どもに教えなければならないことはたくさんありますが、特に忘れてはならないのが「鍵」のこと。今回は、子どもに鍵を持たせるときの注意点やポイントをまとめてみました。

ポイント① まずは、子どもに「鍵の大切さ」を教えよう

はじめて鍵を渡された子どもは、「鍵の大切さ」をまだ理解していないことも多いでしょう。

そのため、鍵を乱雑に扱ったり、友だちや顔見知りの人などに自慢げに見せびらかしたりすることもあるかも知れません。

「鍵」は、空き巣や強盗が侵入するきっかけともなる重要なアイテム。容易になくしたり、見せびらかすということは、言語道断です。

「鍵は、おうちや家族にとって、とても大事なもの。いつも大切に保管しておいてね。」と、子どもには何度も繰り返し伝えていきましょう。

ポイント② 「鍵の扱い方」を伝える

「鍵を子どもが持っている」ということは、「子どもが一人で留守番をしている」という合図にもなります。

鍵を持つと、最初は少し大人に近づいた気分になって嬉しくなるものですが、くれぐれも注意してくださいね。どこで誰が見たり聞いたりしているか分からない時代です。

先ほど書いたことと重複しますが、「鍵を雑に扱わない」「鍵は人に見せびらかさない」ということをご家庭で徹底して子どもに教えていきましょう。

ポイント③ 「鍵の持ち方」を親子で一緒に考える

「鍵の持たせ方」は、ご家庭や子どもによって様々ですが、この機会にぜひご家庭で話し合ってみてください。

出典:Amazon.co.jp

おすすめの鍵の持たせ方は、このようなコイル状のキーホルダーに鍵を付け、ズボンやスカートにつないでからポケットにしまうという方法。

周囲からも気付かれにくい上、キーホルダーと服がつながっているので、紛失する可能性の低いです。

毎日着替える服だと鍵を忘れる可能性があって心配だというご家庭は、ランドセルのチャック付き内ポケットの中にあるDカンなどに取り付けるというのもおすすめですよ。

逆に、あまりおすすめしたくないのが、首からぶら下げたり、服やランドセル、かばんのポケットにそのまま入れるという方法。

首に鍵をぶら下げておくと、紐が遊具に引っかかって首がしまるという事故につながったり、子ども一人で留守番しているというアピールにもなってしまうことも。

また、そのまま鍵を入れておくと、転がり落ちたり、盗まれたりする危険性が高まります。

ポイント④ 「玄関の鍵の開け方」には十分注意する

子ども一人で留守番をさせる場合は、「玄関の鍵の開け方」にも十分注意させましょう。

以下、注意ポイントをまとめてみました。

・怪しい人が後ろに付いてきていないかを確認する

・鍵はすぐに出せる準備をしておく

・鍵は素早く開け、さっと家に入る

・家に一人だということを周囲に知らせない(家の人がいなくても、あえて「ただいま」と大きな声で言おう)

・家の中に入ったら、すぐに鍵とチェーンロックをかける

ポイント⑤ 万が一鍵を落としてしまった場合の対処法も準備しておく

子どもが普段から鍵の持ち方などに十分気を付けていても、万が一紛失したという場合のことも考えておかなければなりません。

もしもの場合に備えて、ご近所さんに一時的に子どもを預かってもらう手配をしたり、パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんとの連絡方法などについても事前に話し合っておきましょう。

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最近は、電子錠やキーボックスなども多く販売されています。余裕のあるご家庭は、こうした防犯アイテムなどを利用してもいいかも知れませんね。

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