【保育士監修】幼稚園の遠足で食べやすいお弁当レシピ!適量やおすすめグッズも紹介

幼稚園の遠足の楽しみといえばみんなで食べるお弁当。ママやパパは子どもが喜ぶお弁当を作りたいと思う反面、どんなお弁当をどのくらい作ったらよいのだろうと悩む方もいるかもしれません。 この記事では、子どもの年齢に適したお弁当の量や、食べやすいおにぎりやサンドイッチのアイデア、子どもに人気のおかずなどをご紹介します。また、お弁当作りにおすすめの便利グッズも紹介していますので、初めてのお弁当作りにも役立てることができるでしょう。実際に、遠足の引率経験がある保育士が、お弁当作りに関する不安を解消します。

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幼稚園の遠足で食べるお弁当を作るときのポイント3点

公園でお弁当を食べる園児たち

 

遠足の機会は限られているため、「どんなお弁当を準備したらよいの?」や「遠足のお弁当作りで気をつけることはあるの?」と困ることがありますよね。ここからは、幼稚園の遠足に持って行くお弁当作りのポイントを3点ご紹介します。ポイントを参考にして、子どもが楽しい時間を過ごせるお弁当を準備してみてください。

外でも食べやすいものにする

遠足ではレジャーシートで食べることが多く、食べ物をこぼしやすくなることが予想されます。そのため、いつもと違う環境で食べる遠足では、子どもにとって食べやすいお弁当を作ることがなによりも大事です。

遠足のお弁当にはひとくちサイズのものや、手づかみでも食べられるものがおすすめ。大きめの食材は、あらかじめ食べやすい大きさに切っておくとよいでしょう。

キャラ弁のような凝ったお弁当ももちろんステキですが、子どもにとって細かくカットされた食材は食べにくいと感じることもあるかもしれません。遠足のお弁当では、「子どもが食べやすいかどうか?」を意識して作ってみてくださいね。

子どもが食べきれる量にする

遠足のお弁当は、子どもが無理なく食べきれる量にすることも大切です。なぜなら、幼稚園によってお弁当の時間が決まっているため、量が多いことで食べきれず残してしまうこともあるからです。お弁当の栄養バランスを考えるとあれこれ詰めたくなりますが、ボリュームには気をつけましょう。

子どもにとって、「全部食べられた!」という満足感は遠足の楽しい思い出のひとつとなります。お弁当を完食した際には、食べられたことをママやパパに笑顔で教えてくれるでしょう。食べられたという達成感は子どもの自信にもつながりますので、遠足のお弁当においては苦手なものを避けてちょっと少なめくらいの量にするとよいでしょう。

とはいえ、子どもによって食べられる量は異なるため、「足りるかな?」と心配になるママもいるかもしれません。心配な方はお弁当の量が適切かどうかを、事前に家の食事でチェックしてみてくださいね。

食材が痛まないように工夫する

食材は、湿度や気温が高いことで痛みやすくなります。遠足では外にいる時間が長いためいつもよりも気をつける必要があります。特に、気温が上昇し始める梅雨から夏場にかけては、食品が傷みやすくなりますので食中毒を起こさないように十分配慮しましょう。食材を痛みにくくするポイントは下記の通りです。

・抗菌グッズを使用する

・食材はしっかり加熱する

・保冷剤や保冷バックなどを使用する

・汁気が少ない揚げ物や焼き物を入れる

・しっかり冷ましてからお弁当に詰める

子どもの年齢に合うちょうどいいお弁当の量

普段、お弁当を作る経験が少ないママは、どのくらいの量のお弁当がよいのか悩んでしまいますよね。具材にもよりますが、お弁当箱の容量は摂取できるカロリーとおおむね同じになります。

ここからは、子どもの年齢に合わせたお弁当の量の目安をご紹介します。子どもによって食べられる量は変わりますので、お弁当箱の容量を選ぶときの参考程度にしてみてくださいね。

年少(3歳~4歳)

年少さんに適したお弁当箱の容量は、280mlくらいです。

年少さんは遠足の経験が少ないため、外でお弁当を食べることに慣れていない子もいます。遠足でも楽しんで食べられるように好きなおかずや、食べ慣れているものにしましょう。また、ひとくちで食べられるものや、フォークでさしやすいおかずがおすすめです。細かく切った野菜を入れるときは、卵でまとめると食べやすくなります。ミニトマトやぶどうなどのつるつるした食品は、丸ごと食べることで窒息するリスクがありますので小さい子には避けた方がよいでしょう。

年中に近づくころには、よく食べる子どものお弁当箱は320mlの容量に切り替えることもあります。子どもの成長に合わせてお弁当の量を調節したいときはゼリーやキャンディーチーズなどをお弁当の中に入れたり、デザートを別の容器に入れたりしてもよいでしょう。

年中(4歳~5歳)

年中さんに適したお弁当箱の容量は、360mlくらいです。

年中さんになると食べ物の好みもはっきりしてきますので、子どもが好きなものを中心に入れてあげましょう。

年中さんになるとさらに運動量が増えるため、後半にもなると360mlのお弁当箱では物足りない子もいるかもしれません。少ない量のお弁当で満足する子との個人差が大きくなりますので、子どもに合うお弁当の量を用意しましょう。

年長(5歳~6歳)

年長さんに適したお弁当箱の容量は、450mlくらいです。

450mlのお弁当箱は、小学校1年生くらいまで使えるサイズです。年長さんになると食べられるボリュームも増えるため、お肉や卵などお腹を満たしやすいものを入れるとよいですよ。もっとたくさん食べられるなら、あえてお弁当箱を買わず、360mlのお弁当におにぎりを別で用意してもよいでしょう。

ひとくちサイズで食べやすい「おにぎり」3選

おにぎりはお弁当の定番のメニューであり、子どもにも人気です。しかし、おにぎりの大きさや形によってはボロボロとこぼしてしまい、子どもにとって食べづらいこともあるでしょう。ここからは、小さな手でもひとくちで食べやすいおにぎりを3種類ご紹介します。

俵型おにぎり

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俵型おにぎりは、名前の通り俵の形に握ったおにぎりのことです。俵型は長方形に近いため、お弁当に隙間なく詰められます。また、ひとくちサイズにしたり海苔を巻いたりすることで、手づかみでも持ちやすくなります。

ボール型おにぎり

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ボール型おにぎりは、小さなボールのようなおにぎりのことです。ひとくちサイズで食べやすく、コロコロとしていてかわいらしい見た目です。シンプルな形のため比較的成形しやすいですが、サイズが小さいと丸めにくく時間がかかってしまうこともあります。ボール型のおにぎりを作れるアイテムを使うことで、さらに作りやすくなるでしょう。

おにぎらず

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おにぎらずとは、海苔の間にご飯や具を挟んだものです。サンドイッチのような見た目で、通常のおにぎりのように握って作らないことが特徴です。おにぎりのように包まないので、ツナやおかかや、卵焼きなどいろいろな具材を入れることができます。子ども用のおにぎらずは、食べやすくなるように具材の量は少なめにしましょう。

手を汚さずに食べられる「サンドイッチ」2選

サンドイッチはおにぎりのようにベタベタしにくいため、手が汚れにくいことが特徴です。しかし、具材によってはサンドイッチからはみ出してしまい、食べにくいと感じる子どももいるでしょう。ここからは、子どもが食べやすいサンドイッチを2種類ご紹介します。

型でくり抜くサンドイッチ

 

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型でくり抜くサンドイッチは、具材を挟んだ食パンの上から型でくり抜くことで簡単にサンドイッチを作ることができるものです。型は小さめのものを選ぶことで、小さな手でも持ちやすいサンドイッチを作れます。いろいろな型が売られていますので、子どもと一緒に好きな形を選んでもよいでしょう。

ロールサンド

 

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ロールサンドとは、食パンをくるくる巻いて作るサンドイッチのことです。ラップに包んで巻くことで、手軽に作れることも魅力です。細長いロールサンドもおすすめですが、ひとくちサイズにカットすれば小さな子がさらに食べやすくなるでしょう。ジャムやチーズ、卵など入れても美味しいサンドイッチになります。見た目も楽しいサンドイッチを作りたい方は、あらかじめ1枚の食パンに型で花や星の穴を空けておきくるくる巻いた後に模様が見えるようにするとよいでしょう。

子どもに人気!お弁当のおかず3選

お弁当を作るとき、中に詰めるおかずはどのようなものがよいのか迷ってしまいますよね。ここからは、子どもに人気の食べやすいおかずを3つご紹介します。アレンジがしやすいおかずになっていますので、大きさや味付けは子どもの好みに合わせて作ってみてくださいね。

卵焼き

卵焼きは、お弁当で定番のおかずです。細かく切った野菜を入れたり、味付けを変化させたりするなど、手をくわえやすいことが特徴です。お弁当に黄色い色の卵焼きを入れることで、彩どりがグッとよくなります。

ミートボール

ミートボールは、甘い味付けが子どもに大人気のおかずです。ご飯との相性もよく、お弁当の主役にもなります。小さい大きさのものを作れば、子どもも食べやすいでしょう。ピックをさしておくと、転がらず口に運びやすくなります。

野菜の肉巻き

野菜の肉巻きは、野菜もお肉も一緒に食べられるボリューム満点のおかずです。にんじん、アスパラガス、じゃがいもなど、どんな野菜もお肉で巻けば美味しく食べられるでしょう。くるくる巻いてありますので、食べるときにボロボロしにくいところも魅力です。

お弁当作りにおすすめの便利グッズ5選

遠足の朝はお弁当以外の準備もあるため、バタバタしてしまうことが予想されます。お弁当に手をかけたいと思う一方で、なるべく時間をかけずにお弁当作りを終えたいですよね。ここからは、お弁当作りに役立つ便利グッズを5つご紹介しますので、気になるものを取り入れてみてくださいね。

お弁当作り便利グッズ①:おかずピック

出典:Amazon.co.jp|おかずピック

おかずピックとは、お弁当のおかずに刺しておくだけで子どもが食べやすくなる優れもの。かわいらしい見た目で、どんなおかずも食べたくなってしまうかもしれません。トルネのおかずピックは、タコウインナーやゆで卵などをモチーフしたかわいらしい見た目です。お弁当に入れるだけで、華やかになる点もよいですね。

幼稚園によっては安全上、おかずピックの使用ができないところもありますので園のルールに従いましょう。

お弁当作り便利グッズ②:どんぶりアニマルカップ

出典:楽天市場|どんぶりアニマルカップ

おかずカップは、おかずごとにお弁当の中身を仕切ることができる便利なグッズです。どんぶりアニマルカップは、かわいらしい動物「ひよこ・ぶた・パンダ」の3種類セットになったおかずカップ。それぞれ大きさが異なるため、お弁当に合わせて使用できます。お弁当に入れるだけで手軽に彩りをくわえられるうえ、洗って繰り返し使える点もおすすめの理由です。

お弁当作り便利グッズ③:おにぎりDAYS チビまる

出典:Amazon.co.jp|おにぎりDAYS チビまる KK-279

おにぎりDAYSのチビまるは、お米を容器に詰めて振るだけで手軽に食べやすいひとくちサイズのおにぎりが作れる便利グッズです。白いご飯だけではなく、混ぜご飯でも作れますのでおにぎりにバリエーションを持たせることができます。おすすめのポイントは、一度に3個のおにぎりができるところです。お弁当作りの時間を短縮できるのは嬉しいですね。

お弁当作り便利グッズ④:食パン抜き型

出典:楽天市場|スタンプ抜き型 P-2817

食パン抜き型は、子どもの小さな手にぴったりのサンドイッチが簡単に作れるグッズです。付属のスタンプを押せば、かわいい動物のサンドイッチができます。抜き型は、「まる・はな・ほし」の形があり、動物のスタンプは、「うさぎ・くま・かえる」の3種類です。抜き型とスタンプを自由に組み合わせて、お好みのデザインのサンドイッチを作れます。

お弁当作り便利グッズ⑤:すみっコぐらしの抗菌シート

出典:Amazon.co.jp| 抗菌シート すみっコぐらし

子どもに大人気のキャラクターであるすみっコぐらしの抗菌シートです。お弁当に入れるだけで、銀イオンを練り込んだシートが菌の繁殖を抑える効果が期待できます。長時間外にいる遠足にはぴったりの商品です。

まとめ

公園で遊ぶ園児たち

 

遠足は子どもたちにとって特別なイベントであり、友だちや先生と一緒に食べるお弁当の時間を楽しみにしている子も多いでしょう。栄養バランスを考えていろんなおかずを詰めたくなりますが、最後まで楽しいお弁当タイムにするには子どもが好きなおかずを中心に適した量のお弁当を用意することが大切です。

お弁当に詰めるもので悩んでいるママは、食べやすいおにぎりやサンドイッチ、人気のおかずを取り入れてみるとよいでしょう。子どもの笑顔を想像しながら、気になったものを参考にお弁当作りをしてみてくださいね。


ライター名:神戸 のどか
保育士として保育園で5年半勤務し、0歳~6歳の子どもたちと関わってきました。現在は、ライターとして主にママ・パパや保育士向けの記事を執筆しています。


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