【保育士監修】赤ちゃんの手足が冷えるのは調整しているから?冷たいときの原因と対処法

赤ちゃんは体温を調整する機能が未熟なため、寒さや暑さに敏感です。寒い場所では身体が冷えやすく、「手足が冷たい」と驚くこともあるでしょう。赤ちゃんの手足の冷えが続いていると、「辛い思いをしていないかな……」や「病気だったらどうしよう」と不安になってしまいますよね。 この記事では赤ちゃんの手足が冷える原因やサイン、対処法をご紹介します。赤ちゃんは、「寒い」と伝えることが難しいため、周りの大人が気づいて対応してあげる必要があります。赤ちゃんの手足が冷えたときにどうすればよいかを知り、落ち着いて対応できるようにしましょう。

赤ちゃんの手足が冷える原因

赤ちゃんの手足が冷えていると、「どこか身体が悪いのかな……」とママやパパは心配になりますよね。しかし、手足が冷えることは誰にでも起こりうることですので安心してください。まずは、手足が冷える原因を知り赤ちゃんの身体への理解を深めましょう。ここでは、2つの原因をご紹介します。

体温調節の機能が未熟なため

乳幼児はまだ体温調節が上手くできないため、外部の環境を受けやすい傾向があります。暑い場所で体温は上がやすくなる一方で、寒い場所では体温が下がりやすくなってしまいます。さらに、赤ちゃんは大人よりも皮下脂肪が薄いため身体から熱が逃げやすい状態です。衣服に覆われていない手足は冷えやすいため、「手足だけ冷たい」と感じることも珍しくありません。赤ちゃんは周りの環境に影響され体温が変動しやすいため、身体の状態をこまめに確認してあげる必要があります。

発熱の可能性があるため

熱が出始めるときは、一時的に寒気がして手足が冷たくなることがあります。発熱のときは、顔色が悪い、食事が摂れない、機嫌が悪いなどほかに症状があるかもしれません。体温を上げようとして、身体をぶるぶるっと震わせることもあります。体温が上がりきれば手足は温かくなり顔色が紅潮してきますが、赤ちゃんの身体が冷えているときは原因がわかりづらくママやパパも不安になりますよね。手足が冷たいときは、病気の兆候がないかよく見守ってあげましょう。

赤ちゃんの身体が冷えているサイン

 

赤ちゃんの手足が冷たいからといって、必ずしも身体全体が冷えているわけではありません。赤ちゃんは上がった体温を調節するために発汗しますが、汗が冷えて手足が冷たく感じられることがあるからです。手足の冷たさだけに注目してしまうと、赤ちゃんを過度に温めてしまう可能性があります。ここでは、赤ちゃんの身体が冷えているかどうか見極めるサインを2つご紹介します。

お腹や背中が冷たい

赤ちゃんの身体が冷えているときは、手足だけではなくお腹や背中などの胴体も冷えています。赤ちゃんの身体の状態が気になるときは、身体の胴体に触れて確認してあげましょう。もしも赤ちゃんの手足が冷えていたとしても、背中やお腹に汗をかいているときは暑がっている証拠です。衣服や室温を調節して快適に過ごせるようにしてあげましょう。

縮こまって寝ている

赤ちゃんの身体が冷えているかどうかを確認するときは、眠る姿勢にも意識を向けましょう。赤ちゃんが寒さを感じているときは、身体を丸めて縮こまって寝ていることがあります。寒いときは、大人もつい身を縮めてしまうことと同じです。眠りの姿勢には個人差がありますので、一つのサインとして確認してみてくださいね。

顔色が悪い

赤ちゃんの身体が冷えている場合、顔色や唇の色が悪くなることがあります。顔色が悪くなる原因は、寒さで身体の血管が細くなり血液の流れが悪くなるからです。顔色が悪いときは、赤ちゃんの身体を温めてあげることで元に戻るでしょう。

また、身体が冷えているときは爪の色が悪くなることもあります。赤ちゃんの顔色を見るときに、一緒に確認してみてくださいね。

手足が冷えているときの対処法3選

赤ちゃん 病院

 

赤ちゃんの手足が冷えるときは、どのようにして温めてあげたらよいのか悩んでしまいますよね。温める目安がわからず、「どのくらい温めたらいいのか」と迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、赤ちゃんの身体が冷えているときにすべき対応を3つご紹介します。正しい対処法を知り、心地よく過ごせるような環境を整えましょう。

室温や湿度を調節する

赤ちゃんの身体が冷えているときは、室温や湿度を調節してあげましょう。室温は冬期には20~25℃程度、夏期には外気より4~5℃低いくらいが目安です。湿度は50%が目安、加湿器を使用する場合は60%以上にならないようにしましょう。

冷房の風を身体に直接当てることで、赤ちゃんの体温を奪ってしまう可能性があります。また、暖房やファンヒーターの風で肌や粘膜が乾燥して体調を崩す原因なることもあります。エアコンの風が直接当たらないように、調節してあげてくださいね。

また、床暖房を使用する場合は床から温かくなるため、温度計は赤ちゃんが過ごす場所あたりを見て確認しましょう。一方で、床暖房を使用しない場合は冷たい空気が下方に集まります。赤ちゃんがいる場所は、大人が考えているよりも室温が低い可能性があります。床の冷えが気になる場合は、赤ちゃんのお腹や背中などを冷やさないようにラグやマットを敷いてあげてくださいね。

衣服を調節する

赤ちゃんの身体が冷えているときは、衣服を一枚多めに着せて調節しましょう。お出かけの際は、カーディガンやベスト、おくるみなどを用意することで、気温の変化に合わせた対応ができます。

前述した通り、赤ちゃんは身体の熱を逃がすため汗をかき、汗が冷えて手足が冷たくなることがあります。赤ちゃんの手足の冷たさを基準にしてしまうと、厚着になりすぎてしまうかもしれません。体温調節の機能が未熟な赤ちゃんは、衣服を着すぎるとすぐに体温が上がってしまいますので、身体を温めすぎないようにしましょう。

また、子どもの平熱は大人よりも高い傾向がありますので、活発に動くようになってきたら、「衣服は大人よりも1枚少なめ」を目安にしましょう。生後6ヶ月を過ぎた頃には、大人よりも薄着になるように意識してみてくださいね。

医療機関へ受診する

寒い場所では赤ちゃんの手足が冷えやすく、顔色が悪くなることもよくあります。まずは、赤ちゃんの身体を温めるために、室温や湿度、衣服の調節をしてあげましょう。

そもそも冬は気温が低く空気が乾燥しているため、体調を崩しやすい時期です。赤ちゃんの側にいるママやパパは、「いつもと違う」と変化に気づき心配になることがあるでしょう。手足の冷えに加えて、熱があるなど症状がある場合は医療機関に相談してください。

赤ちゃんの病院受診のタイミングに迷ったときは、厚生労働省研究班/公益社団法人 日本小児科学会の監修で作成された「こどもの救急」で、病院受診の目安を知ることができます。生後1ヶ月~6歳を対象としていますので、子どもの体調に不安を抱えたときは参考にしてみてくださいね。

まとめ

赤ちゃんの手足が冷えていると、「大きな病気が隠れていたらどうしよう」と不安になるママやパパも多いでしょう。赤ちゃんは体温調節の機能が未熟なため、一時的に手足が冷えることはよくあることです。まずは、衣服や室温、湿度を調節して赤ちゃんの身体を温めてあげましょう。

しかし、長い時間手足が冷たかったり、顔色が悪かったりする場合は心配になるものですよね。手足が冷えるほかにも不安な症状がある場合は医療機関に相談することを検討してみてください。赤ちゃんの手足が冷える原因を正しく理解して、赤ちゃんが健やかに過ごせるようにサポートしてあげましょう。


ライター名:神戸 のどか
保育士として保育園で5年半勤務し、0歳~6歳の子どもたちと関わってきました。現在は、ライターとして主にママ・パパや保育士向けの記事を執筆しています。


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