【栄養士監修】卵なしケーキで安心!お祝いにも使えるカンタンケーキレシピ3選

卵なしで作るケーキは、アレルギーのある子供だけでなく、忙しいタイミングで作るおやつとしてもおすすめです。 この記事では、卵なしのケーキを作るメリットや失敗する原因、上手に作るために必要な食材や調理のコツなどについて紹介します。 卵なしでも美味しく仕上がるケーキのレシピも紹介するので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね!

ケーキは生後9ヶ月ごろから食べられる

ホットケーキやパウンドケーキ、カップケーキなどのケーキ類は、生後9ヶ月ごろの離乳食後期から食べられます。赤ちゃんの消化機能が少しずつ発達し、小麦粉や乳製品などの食材にも慣れてくる時期ではありますが、甘さや油分が多いと胃腸に負担をかけやすいため注意が必要です。

赤ちゃんに与える場合は、極力砂糖や油分を控えめにして作ることを意識しておきましょう。卵なしで作るケーキは、消化にやさしく仕上がるので赤ちゃんや幼児のおやつにおすすめです。

卵なしのケーキにはメリットがいっぱい

卵を切らしているときでも、家にある材料だけで手軽に作れる卵なしのケーキ。材料がシンプルで簡単なため、離乳食や幼児食のおやつとして取り入れたい方や忙しい中でもさっとお菓子作りをしたい方にもおすすめです。ここでは、卵を使わずに作るケーキのメリットについて解説します。

卵アレルギーの子でも安心して食べられる

卵なしで作るケーキは、卵アレルギーのある子どもでも安心して食べられるメリットがあります。

卵アレルギーは、離乳期から幼児期の子どもに多い食物アレルギーのひとつ。卵アレルギーがある場合、外出先で購入するケーキに卵が使われていないか確認するのは手間に感じますよね。

卵なしで作るケーキなら、家族みんなで同じケーキを楽しめるのも魅力のうちのひとつ。お友達との集まりやお誕生日会などでも、アレルギーに配慮したケーキとして作るのもよいでしょう。

軽くてあっさりした仕上がり

卵なしで作るケーキはあっさりとした味わいになる特徴があるので、小さな子どもが食べるケーキにも向いています。卵の脂質やたんぱく質が少ない分、消化が良く胃もたれしにくいなどのメリットもあります。

あっさりとしたケーキに仕上げたい場合は、卵を使わずに作るとよいでしょう。

またバター不使用のレシピと組み合わせることで、卵を使ったケーキのようなコクも楽しめる味わいに仕上がります。

素材の味を活かしたやさしい味わいに仕上がる

卵を使わないケーキは、卵本来の風味がないため素材そのものの味を活かしやすいメリットもあります。自然な味わいを楽しみたい方や子どものおやつとして取り入れるのもよいでしょう。

素材の味を生かしたケーキを作りたい場合はきな粉やココア、バナナなどの甘みや香りが強い食材と組み合わせるのがおすすめ。素材の甘みが活かさせることで、砂糖を少なく作っても満足感を感じやすくなるのも魅力です。

卵なしケーキはなぜ失敗する?卵の役割からみる仕上がりの違い

「卵なしのケーキは失敗しやすい」という話もよく聞きます。実際に、卵を使わずにケーキを作ると膨らみにくくて崩れやすい、しっとり感や風味が少ない、焼き色がつきにくいなどのデメリットもあります。

卵には生地をふくらませる・つなぐ・コクを出す・焼き色をつけるといった重要な役割を担っているため、卵なしでも美味しく作るためにはこれらの役割を別の食材で補う工夫を取り入れましょう。

卵なしのケーキを美味しく作るのに必要な食材

卵なしのケーキを美味しく作るためには、卵の代わりになる食材選びが大切です。卵の役割を理解して、それぞれを補える食材を組み合わせることで卵なしのケーキでも失敗しにくくなります。卵なしのケーキを美味しく作るために必要となる食材をそれぞれの役割別に紹介します。

ふわふわ食感を生み出す食材を使う

卵なしケーキでは、生地を膨らませる力が弱くなりやすい特徴があります。ふわふわな食感を引き出すためには、起泡性や膨張作用のある食材を取り入れるとよいでしょう。

手軽にふわふわ食感を生み出したい場合は、ベーキングパウダーや食品用の重曹がおすすめです。また生地の中に気泡を含ませたいときは、泡立てた生クリームや豆乳、炭酸水などを活用するのもよいでしょう。これらの食材をケーキ作りに取り入れることで、卵なしでもふんわりした食感に仕上がります。

色と風味付けには野菜や果物が便利

卵なしのケーキでは焼き色や風味がつきにくいデメリットがあるので、野菜や果物を使ったケーキにするのがおすすめです。

かぼちゃやにんじんなどの色の濃い野菜は、使用することで焼き色がつきやすくなります。風味をしっかり出したい場合は甘みの強いバナナやさつまいも、メープルシロップやバニラオイルを使うのもよいでしょう。

野菜や果物を使用することで素材本来の甘みや風味を生かしたケーキに仕上がるので、満足感もしっかり感じられます。

しっとり感を出す食材を取り入れる

卵には生地を乳化させて水分を保つ役割があるため、卵なしのケーキでは生地がパサつきやすい特徴があります。しっとり感を出すためにはヨーグルトや豆腐などの食材を取り入れるのもよいでしょう。

またはちみつやメープルシロップは保湿効果が高い食材なので、ケーキの生地をしっとり仕上げたい場合は砂糖代わりに使うのもよいでしょう。また脂質が多いアーモンドプードルや植物油は、水分の蒸発を抑える性質があるためしっとりとした食感に仕上げたいときに向いています。

卵なしケーキを失敗させない調理のコツ

卵なしでも美味しいケーキを作るためには、食材選びだけでなく調理のポイントを押さえておくことも大切です。卵なしのケーキでは膨らみやしっとり感、つなぎなどの卵の性質を活かせない分、作り方によって仕上がりに差が出やすくなります。失敗を防ぐためにも調理のコツを意識して、卵なしでもしっとりとしたふんわりケーキに仕上げましょう。

膨らまない失敗を防ぐポイント

卵なしのケーキでは生地の中に空気を含ませられないため、膨らみにくい特徴があります。卵なしのケーキでもしっかり膨らませるためには、粉類をあらかじめふるって空気を含ませておく、ベーキングパウダーや重曹、炭酸水などの食材を入れて膨らみを補うなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。

生地を混ぜる際は練りすぎないよう注意し、ゴムベラで底から返すようにやさしく混ぜるのも膨らみやすくするポイントです。またオーブンは事前にしっかり予熱しておくことで、生地が一気に膨らみやすくなります。

焼き色をつけやすくする工夫

卵なしのケーキは卵黄の色やたんぱく質による焼き色がつかないため、白っぽい仕上がりになってしまう特徴があります。焼き色をつけたい場合は、焼く直前に牛乳や豆乳を表面に薄く塗るとよいでしょう。

また砂糖やココア、きな粉、バナナなどの食材を取り入れて自然な色味を加えたり、焼き上がり直前の3〜5分だけオーブンの温度を少し上げたりするのもおすすめです。

生地が固い・パサつかないための対策

卵なしケーキでは、卵に含まれる乳化作用や保湿力が含まれていないため、固くパサつきやすい生地になってしまう可能性があります。やわらかい生地でしっとりと仕上げるためには、ヨーグルトやバナナ、甘酒などの保湿効果のあるものや脂質が多い植物油などの食材を加えるとよいでしょう。

また卵なしのケーキは焼きすぎることで、固くパサつきやすい食感になってしまう恐れがあります。オーブンで焼く場合は低温・短時間を意識して、焼き上がったらラップをかけて乾燥を防ぐ対策を取り入れましょう。

卵なしで作るケーキレシピ 3選

卵なしのケーキはアレルギーのある子どもが食べられるだけでなく、材料がシンプルで手軽に作りやすいため離乳食や幼児のおやつ、忙しい日の手作りおやつにもおすすめです。

今回は卵なしでも失敗しにくく、子どもから大人まで楽しめるケーキレシピを3つ紹介します。失敗せずに美味しく作りたい方は、ぜひこのレシピを参考にしながら作ってみてくださいね。

ホットケーキミックスで作る野菜パンケーキ

材料(12枚分)

・ホットケーキミックス  100g

・牛乳          90ml

・かぼちゃペースト    大さじ2

・サラダ油        小さじ1

作り方

1)ボウルにホットケーキミックスと牛乳、かぼちゃペーストと油を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。

2)フライパンを弱めの中火で熱し、スプーンを使って生地を丸く落とす。

3)表面に小さな泡が出てきたら裏返し、反対側も焼き色がつくまで焼く。

ポイント:かぼちゃの自然な甘みが加わるので、砂糖なしでも美味しく食べられるホットケーキレシピ。生後9ヶ月ごろの離乳食後期の赤ちゃんでも食べられるので、スティック状にカットして手づかみ食べができるようにするのもよいでしょう。

1歳のお祝いに!スマッシュケーキ

材料(1ホール分:380ml耐熱ボウル)

・ホットケーキミックス  80g

・無調製豆乳       60ml

・プレーンヨーグルト   大さじ2

・サラダ油        小さじ1

<トッピング>

・水切りヨーグルト    適量

・バナナ、いちごなど   お好みで

作り方

1)ボウルにホットケーキミックスと豆乳、ヨーグルトとサラダ油を加えて混ぜる。

2)小さめの耐熱ボウルに生地を流し入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で2分30秒〜3分加熱する。

3)粗熱が取れたら表面に水切りヨーグルトを塗り、バナナやいちごをのせる。

ポイント:砂糖と卵なしで作れるケーキで、1歳の誕生日におすすめのスマッシュケーキ。やわらかく崩れやすいため、赤ちゃんが自由に触って楽しみながら食べられます。

バナナとココアのしっとりパウンドケーキ

材料(1個分:18cm前後パウンド型)

・薄力粉             120g

・ココアパウダー         大さじ2

・ベーキングパウダー       小さじ1と1/2

・砂糖              大さじ3

・サラダ油、無調製豆乳      各大さじ4

・バナナ             2本(160〜200g)

作り方

1)ボウルにバナナを入れてフォークで粗つぶしにする。

2)砂糖とサラダ油、豆乳を加えて混ぜ合わせる。

3)薄力粉とココアパウダー、ベーキングパウダーを加え、粉が見えなくなるまでさっくり混ぜる。

4)クッキングシートを敷き詰めたパウンド型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで35〜40分焼く。

ポイント:バナナの水分とサラダ油でしっとり仕上がる簡単レシピ。混ぜて焼くだけなので、お菓子作りが苦手な方でも作りやすい卵なしケーキです。

まとめ

卵なしのケーキは失敗しやすいイメージがありますが、卵の代わりになる食材を取り入れながら調理のコツを押さえることで美味しく仕上げられます。失敗しそうで心配と感じている方は、ぜひ今回紹介した簡単レシピから試してみてください。素材の味を活かしたやさしい味わいの卵なしケーキを作って、家族みんなで同じケーキを楽しんでみてくださいね!


ライター名:谷岡友梨
保育園で管理栄養士として5年間勤務し、離乳食・アレルギー食・幼児食の献立作成、調理に携わる。現在では離乳食のレシピ考案、コラム執筆などを行いながらママたちへの離乳食相談を行っている一児の母。


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