2021年07月01日 00:00
「妊娠中にエッチをしても大丈夫なのかな?」「注意するべきことは?」、「赤ちゃんに悪い影響はないの?」結論からいって妊娠中のエッチは、正しい方法ですれば問題ありません。そこで今回は、妊娠中のエッチのルールと妊婦や胎児への影響についてご説明します。記事の最後には、先輩ママの妊娠中のエッチ事情について赤裸々にご紹介します!
それでは、妊娠中のエッチのルールについて解説していきます。
妊娠中のエッチで最も大切なことは無理をしないことです。
妊娠初期や臨月は、避けた方がベターでしょう。
流産の8割が、妊娠初期(12週未満)に起きるとされています。
妊娠初期の流産は、赤ちゃんの側に原因のことがほとんどでエッチをしたからといってそれが要因になるという研究結果はありません。
ただ、万が一赤ちゃんを流産してしまった場合、パートナーを責めたり、自分を責めたりしてしまうことは十分考えられるのではないでしょうか。
そんな悲劇を生まないためにも、避けられる時期はエッチをしない選択もありです。
このことから、心理的な負担を考えて妊娠初期は控えた方がいいとされています。
さらに、臨月は、おなかが大きくなって自由に動くのもままならない状態です。
妊婦さんの気持ちの面でも赤ちゃんの出産に向けて、準備が大詰めになる頃でもあるのでできれば控えた方が懸命です。
妊娠中のエッチは、絶対に無理をしてはいけません。
妊娠中というのは、体も心もいつもと違います。
自分でもコントロールできないような変化に戸惑ってしまう場合もあるでしょう。
エッチに対しても、「大丈夫かな?」「いやだな」「赤ちゃんが気になってそんな気分になれない」と思う自然な気持ちを大切にしてあげてください。
無理をして、つらくなるのはあなた自身なのですから。
その際に、パートナーに対してむげに断ってしまうと、その後の長い夫婦生活に亀裂を生んでしまうかもしれません。
妊娠中にエッチをしていなかったことが原因で、出産した後もセックスレスに突入するカップルは少なくありません。
パートナーには、自分の今の正直な気持ちを伝えたうえで、キスやハグなどのスキンシップをして乗り切っていきましょう。
によると、妊娠中コンドームを着用してオーラルセックスは避けるよう明記されています。
これは、精液に含まれる「プロステグランジン」に、分娩を引き起こす物質が含まれているからです。
そのため、コンドームを着けないエッチは、「プロステグランジン」が作用して、頸管が普通よりも早く成熟させ、おなかの張りをもたらしたり、早産につながったりする可能性があるのです。
感染症を予防する観点からも、早産を予防する観点からもコンドームの必要性はパートナーにもしっかりと伝えましょう。
さらに、オーラルセックスなどの肛門周辺の性交は感染症を予防するためにも避けるようにしてください。
感染症を予防するためにも、エッチの際には清潔を心がけましょう。
また、膣内に指を入れるのも控えてください。
膣には、自浄作用が備わってはいますが、妊娠中は抵抗力が弱まり自浄作用も低下しています。
感染症や膣内を傷つける可能性があるので、膣内に指を入れるのは控えた方が懸命です。
また、おなかの張りを感じたらストップすることも頭に入れておきましょう。
妊娠中のエッチのルールが確認できたところで、妊娠中のエッチが妊婦に与える影響について解説していきます。
エッチをすること自体に流産や早産に直接的な原因であるという研究結果はありません。
妊娠初期の流産の原因は、赤ちゃんの染色体異常や遺伝子異常といった部分にあるとされているからです。
妊娠中のエッチは、子宮頚部を刺激するため、子宮の収縮が起こりやすくなっています。
こういった症状が現れたら、すぐにエッチを中止しましょう。
そして、心配や気になることは医師に相談するようにしてください。
妊娠中は、性欲には波があるとされています。
例えば、妊娠初期はつわりで全くそういう気持ちになれない人もいれば、妊娠中期になって性欲が爆発する人もいます。
妊娠後期になると、出産への不安から、性欲が激減する場合もあります。
また、パートナー自身も妊婦さんとのエッチが怖くてなってしまうケースも少なくありません。
なかなかデリケートな部分でもあるので、お互いに工夫しながらこの時期を乗り切りましょう。
それでは、妊娠中のエッチの胎児への影響について解説していきます。
妊娠中のエッチが胎児に影響することはありません。
挿入されたペニスは、子宮口に触ることがあっても、子宮口は頚管粘液でしっかりと閉じられていて胎児に当たりません。
また、常に胎児は、子宮内の羊水にしっかりと守られています。
私も、3人妊娠出産を経験していますが、おなかを圧迫する程度ではそこまで影響はありませんでした。
第2子・第3子になると、上の子がおかなの上に乗ってくることがあり心配で医師に相談したことがあります。
医師からは、「おなかを強くパンチしたりキックしたりしているわけではないので、そこまで心配する必要はない」と言われました。
妊娠中のエッチに関して、人によっては絶対に避けた方がいい場合もあります。
自分がどうなのか心配なら医師に相談してみましょう。
聞きにくいかも知れませんが、医師は出産まで全力でサポートしてくれる仲間です。
気になることはしっかりと聞いておきましょう。
こういった場合は、妊娠中のエッチは絶対にやめておきましょう。
それでは、妊娠中のエッチについて気になることをQ&Aでご紹介していきます。
妊娠初期や臨月は避ける方がベターと、ご紹介しました。
しかし、妊娠経過に何も問題がなくお互いに納得しているのであれば妊娠中エッチをしてはいけない期間はありません。
妊婦さんの心と体の状態、パートナーの気持ちなど考えてお互いが楽しめるエッチになるといいですね。
妊娠中は、抵抗力が低下するとされています。
感染症予防の観点からも、コンドームは必ず着けるようにしましょう。
もしも、パートナーが性感染症の可能性があるのであれば、コンドームは必須です。
妊婦さんが苦しくない、おなかを圧迫しない体位で妊娠中はエッチをしましょう。
いくつかおすすめの体位をご紹介します。
パートナーに足を伸ばして座ってもらい、その上に妊婦さんが腰をかけるようにして後ろから挿入する体位です。
浅い挿入なので、妊婦さんへの負担が軽いです。
パートナーは、支える必要があるので頑張りましょう。
お互い横向きで挿入します。
前後どちらからの挿入もできます。
おなかに負担をかけないので、おすすめの体位です。
妊婦さんが四つんばいになって、男性が後ろから挿入します。
このときあまり深く挿入しないように注意しましょう。
おなかが大きくなってくると苦しくなる体位です。
妊娠中の性欲は個人差がとても大きいものです。
私の経験上、1、2人目は全く性欲がでませんでしたが、3人目は性欲が旺盛になりました。
エッチがしたいという気持ちがあるのは、全くおかしいことではありません。
ただ、パートナーによっては、妊婦さんとエッチをするのが怖いと感じる男性もいます。
そのため、拒否されてしまうことも。
ここは、お互いのコミュニケーションの取って上手に乗り切りましょう。
妊娠中のアナルセックスはおすすめできません。
妊娠中は、子宮が大きくなって肛門周辺の血液循環が滞り、痔になりやすいとされています。
アナルへの刺激は、不快に感じるでしょう。
また、直腸内の細菌が膣内に侵入してくる可能性もあるので控えた方が懸命です。
オーガニズムは、子宮収縮を引き起こす原因になるとされています。
ただ、この子宮収縮は陣痛にはつながりません。
妊娠経過が順調であれば、そこまで心配する必要はないでしょう。
乳頭を刺激すると子宮を収縮させるため、おなかが張ってしまう場合があります。
妊娠中のエッチの際には避けた方がいいでしょう。
性欲に関しては、人それぞれです。
エッチしても満足できなくて、自慰行為する人も少なくありません。
無理をしない程度に清潔なものなら問題はありません。
それでは、先輩ママ達は妊娠中のエッチに関してどんな経験をしているのでしょうか。
妊娠したから突然、夫とのスキンシップも無理になりました。
夫の臭いさえも無理に!
エッチなんて拷問です。
妊娠中は夫に寂しい思いをさせてしまうので、自分が我慢すべきかと思ってはいましたが、どうしようもなく嫌悪感しかありませんでした。
夫には、「今はどうしても無理なの」と伝えて納得してもらっていました。
自分でもよくわからずとてもつらかったです。
出産後は、性欲も元通りになって安心しています。
妊娠してから夫の方がビビッてしまい、誘ってくれなくなってしまいました。
私は、体調も問題ないので自分のタイミングで誘うようにしていました。
出産予定日になったのに、まったく変化が現れない毎日に不安になっていました。
ネットで調べた方法の「お迎え棒」に挑戦してみることに。
お迎え棒というのは、陣痛を促すとされるうわさです。
出産予定日直前や予定日を過ぎてからエッチをすると陣痛が起こると期待されていると書かれていました。
おかげで、無事に翌日に出産できました。
ただし、お迎え棒に関しては、科学的な根拠はありません。
うわさでしかないので、あしからず。
妊娠中のエッチは、全くしませんでした。
それを補うべく、他の方法でイチャイチャするように心がけました。
例えば、お風呂に一緒に入ったり、ハグをしたり、キスをしたり、手をつないで寝たりなど。
お互い赤ちゃんのことが気になるので、私たちにはちょうどよかったです。
わが家の場合は、特に経過は順調ではありましたが、妊娠中のエッチはしないと決めていました。
そのため、夫には我慢させることが多かったように感じます。
ただ、赤ちゃんのためにお互いに頑張りました。
出産を終えた友人からセックスレスについて聞いていたので、我が家もそうならないか心配でした。
私が、早産気味だったこともあってエッチはしていなかったので、スキンシップを意識してやるようにしていました。
おすすめは、ボディクリームを塗ってもらうことです。
夫がその気になってしまうときは、少し冷や冷やしました。
努力をしたおかげで、出産後もエッチはしています。
妊娠中に夫が浮気しているかも?と思ったのですが、なかなか決定的な証拠はみつかりませんでした。
モヤモヤは残るものの、出産をしてそれどころではなくなりました。
妊娠中のエッチは、絶対に無理をしてはいけません。
かといって、妊娠中のエッチのルールを守っていればそこまで神経質になる必要もないのです。
エッチはパートナーとの大切なスキンシップです。
妊娠中も自分の体調や気持ちと相談しながら、幸せなエッチを楽しみましょう。
ライター名:大河内麻衣
子供を3人育てています。私の子育ては夜泣きや人見知り、トイレトレーニング、母乳育児、指吸い、産後クライシスといった子育てお悩み系は全て制覇しています(笑)今は、全員小学生になり少しゆとりがもてるようになりました。振り返ってみると本当にささいなことばかり。でも、そのときは必死でした。私の経験が少しでも役に立ってくれればという想いでつづります。
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