ベビーカーで電車に乗る際の7つのマナー。乗らない方がいい電車とは?

子育て中もマナーには気を付けておきたいですよね。でも、マナーに気をつけているつもりでも気づかないうちに周りの人に迷惑をかけてしまっていることも…。そこで今回は、ベビーカーで電車に乗るときに気を付けたいマナーや、マナーを守るためや安全に電車移動するためにチェックしておきたいポイントについてまとめました。


そもそもベビーカーで電車に乗っていいの?

赤ちゃん連れのママの中には、「そもそもベビーカーで電車に乗っていいの?」「ベビーカーは閉じなきゃいけないの?」と疑問に感じている方もいますよね。

ひと昔前では、電車の中にベビーカーでの乗り入れができないケースもありましたが、現在ではバリアフリーの観点からも多くの公共交通機関でベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま乗り入れができます。

赤ちゃんを抱っこしながらベビーカーを畳んで移動するのは大変ですし、ベビーカーのまま電車に乗り入れられるのはうれしいですよね。とはいえ、ベビーカーは場所をとってしまうこともありますし、赤ちゃんを連れていると周りの人の迷惑になっていないか心配ということも。

そこで、ベビーカーで電車に乗り入れるときのマナーについてまとめました。


どんな電車ならベビーカーのまま乗れる?

電車は、基本的には赤ちゃんをベビーカーに乗せたままでもOKになってきてはいます。でも、それだと幅をとってしまうので、「やっぱベビーカーを畳んだほうがいいかも。」と気になってしまうママもいますよね。

そんなママの味方として「ベビーカーマーク」というマークが電車などに最近貼られているのをご存知ですか?ベビーカーマークはベビーカーを畳まずに利用できる公共機関という意味を持つマークで、平成26年から導入され、その数も増えてきています。ベビーカーマークを導入している鉄道会社を利用している場合は、マークが貼られている車両を選ぶようにすると周囲の理解も得られると思います。

しかし、マークが貼ってある電車はまだ一部。ベビーカーでの乗り入れOKになってきているとはいえ、中には歓迎されない場合もあります。

たとえば通勤通学などで混雑している時。満員電車には乗らないようにしているママも多いですが、イベントや交通ダイヤの乱れなどにより、普段は空いている時間帯が満員電車となってしまうこともあります。

満員電車で混雑している時は、ベビーカーを畳んで抱っこしていても、座れないと子供が押しつぶされてしまいそうで危険です。そのため、中にはこんなイラストみたいな状況になってしまったママも!

イラスト:赤星ポテ子

トモママでマンガやイラストを描いてくれている赤星ポテコさんの実体験。電車の遅延などもあり、予期せず満員電車に乗ってしまった際、ベビーカーを畳んで抱っこしていたのですが、あまりの混雑で子供が危なかったので、子供を上に掲げるしかなかったなかったそうです。

ここまで極端な満員電車でない場合でも、混雑していると、ベビーカーでも抱っこしている状態でも子供が心配。いつも使う路線の混雑する時間帯などは把握しておいたほうがいいですよ。


ベビーカーで電車に乗る時のマナー

電車内で気をつけたいマナーを具体的に見ていきましょう。お出かけをしている時の状況によって、すべて守るのはとても大変ですが、マナーとして意識するようにしましょうね。

ベビーカーは邪魔にならないところにとめる

通路の真ん中にベビーカーをとめてしまうと人が通れませんから、端っこや優先席付近にとめるようにしましょう。

ベビーカーをとめるときにはロックをかけ、手で支えておく

ベビーカーは電車内では必ず車輪にロックをかけて、片手で良いのでハンドル部分を持って支えるようにしましょう。電車内は揺れますし、ベビーカーが倒れてしまう恐れもあります。

ベビーカーを使っていない時や混雑時は畳めるようにしておく

国交省のアンケートで、ベビーカーのマナーに不満を持っている方のうち、3割以上の方が挙げたのが「ベビーカーを使っていないのに広げている」ということ。

電車内の混雑状況やママの荷物のことなどもあるかと思いますが、使っていない時はいつでも畳めるようにはしておきましょう。

赤ちゃんの靴は脱がせておく

ベビーカーのマナーで最も注意したいのは人にぶつかってしまうこと。車輪は当たっていなくても、赤ちゃんが足をばたつかせて蹴ってしまっている場合もあります。赤ちゃんにやめさせるように努めるのも大事ですが、せめてあたるなら汚れてしまう土足よりもはだしです。電車乗車時には靴は脱がせておくようにしましょう。

赤ちゃんをほったらかしや泣かせっぱなしにしない

電車マナーで多くの人が気にかけていることは、「ぶつかる」「泣かせっぱなし」など。赤ちゃんが泣いてしまうのは仕方ないことですが、人によってはイライラしてしまうこともあります。おもちゃや絵本、おかし、哺乳瓶やマグなど、泣いてしまった時にあやす道具を持ち歩いておきましょう。最終手段に「スマホで動画を見させる」というママも多いです。その場合、音はなくすなどの周囲に配慮をするようにしましょう。

乗車時はベビーカーを先に乗り入れ、降車時にはママから先に降りる

電車の乗車・降車時のベビーカーからの転落事故は意外と多いです。また、電車とホームの間が空いているところも多いです。ベビーカーのベルトは正しくつけ、赤ちゃんが安全なように周囲を確認しながら乗ったり下りたりするようにしましょう。

ぶつかったり相手を不快に感じさせてしまったかもと感じたらすぐに謝る

マナーで1番大事なのが、「悪いと感じたら謝ること」。これが出来れば、ほとんどの場合は大きなトラブルに発展してしまうことはありません。周囲に迷惑をかけていないか気を配るのが1番の電車マナーなのかもしれませんね。