2017年03月06日 12:00
生後間もない赤ちゃんで心配なのがウイルスや菌に感染したことが原因で発症する病気。病気にならないために赤ちゃんは、生後間もない頃から様々な予防接種を受けますが、インフルエンザを心配される人も多いのではありませんか?そこで、赤ちゃんのインフルエンザ予防接種についてまとめましたので御覧ください。
インフルエンザウイルスの予防接種は、生後6ヶ月の赤ちゃんであれば受けることが出来ます。ただし、インフルエンザの予防接種は、任意接種のため、赤ちゃんなら誰もが受けるというわけではありません。
インフルエンザの予防接種を受ける際、生後6ヵ月から12歳まで(13歳未満)の子どもは2回ずつ接種をします。1回目を接種してから2〜4週間(できれば4週間)あけて2回目を接種するそうです。これは、1回の接種だけでは十分な免疫ができず、2回目を接種して2週間ほど経つと、重症化を予防するのに必要な免疫ができるそうです。
赤ちゃんのインフルエンザの予防接種がなぜ必須の予防接種になっていないかというと、インフルエンザの予防接種をしたからといって、インフルエンザにかからないわけではないなどの理由があるためです。 実際に、厚生労働省のホームページに記載されているインフルエンザQ&Aに乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性に関するQ&Aがありましたのでご紹介します。
Q.20: 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えてください。
現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発症を予防することや、発症後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。
以上のように、インフルエンザの予防接種を受けておくことで、重病を防ぐ効果があるようですね。 なお、NPO法人「VPDを知って、子どもを守ろうの会」のホームページによると、強い卵アレルギーがある赤ちゃんは、インフルエンザの予防接種を受ける前にかかりつけの小児科で相談するべきとのこと。ごく稀に、ショックやじんましん、呼吸困難などのアレルギー症状が現れることがあるそうです。
大切な赤ちゃんをインフルエンザから守るために、お母さんも赤ちゃんも手洗いうがいやマスクでの予防を常に心掛けるようにしましょうね。保育園にお預けしているなど、他の子ども達と接したり、外に出る機会の多い赤ちゃんがいらっしゃるお母さんは、予防接種を受けることを検討してみてくださいね。