2017年03月24日 09:30
赤ちゃんが成長し、1ヵ月の新生児期を過ぎると楽しみなのがお風呂とお出かけ。そんなときに頼りになるのがベビーカーです。ところが、ベビーカーにはA型やB型のほか、AB兼用のベビーカーやバギーというものまで様々な種類があり、違いがわからず困惑する方も多いのではないでしょうか。 ベビーカーはそれぞれの種類によってメリットやデメリットなど特徴が全く違ってきます。その違いについて詳しく見ていきましょう。
A型ベビーカーは、赤ちゃんを寝かせた状態で使用できるベビーカーです。A型ベビーカーの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
出典:コンビ
A型ベビーカーは、生後1ヵ月くらいの新生児を過ぎたあたりから使えるものと、首が座る4ヵ月くらいから使用できるものがあります。赤ちゃんの負担がない月齢から使用できるように、ベビーカーのリクライニングの角度で決まっています。A型は、多くの場合は2歳から3歳ぐらいまで長く使用できます。
A型は構造上、B型などの他のベビーカーよりも安定感があります。また、サンルーフもあり、雨除けのカバーもしっかりと固定できますので、お出かけのときに強めの雨に降られても、カッパやレインポンチョなどの雨具なしで赤ちゃんは濡れずに済みます。
新生児期を過ぎてママの顔が見えるようになってくると、ママが目の前からいなくなると大泣きしてしまう赤ちゃんは多いです。対面式機能がついているベビーカーを選ぶと赤ちゃんを不安にすることなくお散歩できます。対面式と背面式が切り替えられるA型ベビーカーもあります。
A型ベビーカーは寝たままの姿勢を維持できるため、赤ちゃんへの負担が少ないメリットがあります。2時間くらい乗せられます。
A型はB型と比較して重く、収納もかさばってしまいます。押している間は良いのですが、階段でベビーカーを持ち上げなければならない時や坂道は、ベビーカーの重みが響いてきます。
A型はお値段が5~6万円代と高めになります。
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B型ベビーカーは赤ちゃんを座らせた状態で使うベビーカーを指します。
出典:コンビ
B型ベビーカーの一番のメリットと言えば、小さめで軽量な点です。また、折りたたむとコンパクトになるため収納も簡単。
B型ベビーカーはA型の半分以下のお値段になり、かなり手軽に購入できます。そのため、赤ちゃんの成長に合わせて「A型→B型」と変えていくご家庭もあります。
B型ベビーカーは、使用できるのがすわり姿勢が無理なく行えるようになる生後7カ月から2歳、3歳くらいまでとされています。A型と比較すると、使用できる期間がやや短くなってしまいます。
座りっぱなしの姿勢は赤ちゃんに負担がかかってしまうため、B型ベビーカーを使用可能な時間は長くて1時間程度です。
しっかりしたメーカーのベビーカーを選べばすぐに壊れることもありませんが、作りが弱く強風の時にはヒヤヒヤしてしまうことがあります。また、B型ベビーカーはクッションが十分でなく、ガタガタ道などでは衝撃を受けてしまうこともあります。ルーフが短いものが多く、日差しや雨が足にかかってしまうことも。雨の日のお出かけにはカッパや防水のレインカバー、レインポンチョも一緒に持っていくようにしましょう。
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ベビーカーには、A型とB型のほかにもAB兼用型やバギーなどがあります。 AB兼用型のベビーカーとは、寝ころんだ状態でも座った状態でも使えるタイプのベビーカーのことです。AB型ベビーカーとも言いますね。
ただしAB兼用型ベビーカーが正式名称だったのは少し前の話です。2004年以前のSG基準で定められていたA型とB型の中間にあるようなベビーカーです。SG基準とは一般財団法人製品安全協会が主体となって運用している安全の基準で、SGはSafe Goods(安全な製品)の略です。現在では正式にはA型ベビーカーに分類されていますが、商品サイトなどでは軽量でコンパクトに設計されているA型ベビーカーをあえて今でもAB型ベビーカーとかAB兼用型ベビーカーと呼ぶことが多いです。
出典:コンビ
AB兼用型は、A型ベビーカーよりコンパクトで、振動対策や安定性はB型ベビーカーよりも強いのが特徴です。しかし、AB型ベビーカーは、ほかのベビーカーと比較して金額が高いのが難点。使用可能な時期は、赤ちゃんの首が徐々にすわりはじめる2ヵ月くらいからという製品がほとんどになります。
出典:楽天市場(solemo)
出典:楽天市場(西松屋)
続いてバギーはB型ベビーカーよりもさらに小さい座るタイプのベビーカーです。
出典:エアバギー
バギーは折りたたんでコンパクトに収納できますので、あまり邪魔になりません。重量があるA型やAB兼用型と違い、軽いのもバギーの特徴で、車に積んでおけば、子どもを載せる以外に、重いものなどを運ぶ際などにも使えて便利です。
バギーの対象年齢は多くの場合は7ヵ月からですが、製品によっては椅子を寝かせた角度で作られており、3ヵ月くらいの首すわり後の赤ちゃんでも使用できるベビーバギーもあります。
ここでは、ベビーカーの種類と特徴についてお話しました。お風呂やお出かけのデビューを迎える新生児を過ぎたあたりから使用するならA型ベビーカーが向いていますが、使用可能な時期以外にもベビーカー選びには大事なことがあります。それが、ご家庭のライフスタイルに合わせたものを選ぶことです。集合住宅で階段を使わなければならない場合にはA型やAB型は向いていませんし、お出かけが長くなりがちな場合、B型のベビーカーやバギーでは赤ちゃんが疲れてしまいます。ベビーカーの特徴や違いを理解し、あなたのご家庭に合ったベビーカーを選んで、お出かけを楽しんでくださいね。
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