赤ちゃんに適した室温は?知っておきたい季節の温度調整

まだ言葉を話せない赤ちゃんは、「暑い」「寒い」を伝えることができません。そして様々な機能が未発達の赤ちゃんは、ちょっとした室温の差でも、すぐに体調を崩しがち。ママが毎日赤ちゃんの状態をチェックし、細やかに対応することがとても重要です。今回は、赤ちゃんが快適に健康で過ごせる室温について調べてみました。快適な室温は、赤ちゃんの健康やご機嫌にもつながります。日々の暮らしの中で、ぜひ意識してみてください!


まずは、赤ちゃんの体温をチェック!!

快適な室温を保っていても、赤ちゃんが暑がったり寒がったりすることはよくあること。服を重ね着させたり、脱がせたりする以前に、しっかりと赤ちゃんの体温を確認しておくことが、とても重要です。

まずは、赤ちゃんの手や足の温度を直接触って確かめてみます。手や足が熱く汗をかいていると「暑い」状態、冷たくひんやりしていると「寒い」状態が多いです。

ただ、手や足が適度に温かくても、お腹を触るとひんやりしていることもあるので、要注意!まだ寝返りを打つことができない赤ちゃんは、背中が汗でびっしょりということも多々あります。

汗をそのままにしておくと、全身が冷える原因となりますので、こまめにシーツを交換したり、布団や服で調整してあげましょう。

エアコンの設定温度で安心してはダメ!?室温は必ず温度計で測りましょう!

季節によりますが、赤ちゃんに適した温度は18~28℃と言われています。

エアコンの温度設定だけして安心しているママは、意外と多いもの。実は、エアコンの設定温度と実際の室温は異なることがあります。

赤ちゃんのすぐそばで、室温を温度計で測ると安心ですよ!

季節ごとに適した温度調整を知ろう!!

⑴「春・秋」の温度調整

春や秋は、自然のままの室温で過ごせる日が多いですよね。もちろん、赤ちゃんにとっても快適な季節です。日中は、できるだけ窓を開けて、自然の空気を積極的に取り込みましょう。

ただ、昼夜の気温差が大きい日もありますので、赤ちゃんにかける布団やタオルケットの枚数を調整してみて下さい。

⑵「夏」の温度調整

日中の最高気温が30℃前後にもなる7月~9月は、ママにとっても赤ちゃんにとっても体力を消耗する時期です。

この時期の適温は24~27℃と言われますが、赤ちゃんがいるご家庭では、27~29℃くらいにエアコンを設定するとよいでしょう。

また、エアコンと同時に扇風機を併用するのもいいアイデアです。下に溜まりやすい冷たい空気を扇風機で室内に循環させることで、より快適に過ごすことができますよ。

赤ちゃんの服装は肌着と半袖の2枚重ねが基本ですが、室内でも汗を大量にかくようであれば、ロンパース1枚でも十分です。

⑶「冬」の温度調整

室温が20℃をきる場合は、暖房を20~22℃以上に設定しましょう。

この時期に室温と同様に気を付けなければならないのが、湿度!湿度が低ければ、冬に大流行するインフルエンザウィルスなどの活動も活発化します。

加湿器や洗濯ものの部屋干しなどを上手く活用して、湿度50%以上を心がけて下さい。低温やけどなどに気をつけながら、床暖房やホットカーペットを併用するのもよいでしょう。

この時期の赤ちゃんの服装は、肌着2枚と上着1枚の3枚重ねが基本。よく動く赤ちゃんには、ベストやスリーパーなどを羽織らせるのもおすすめです。

こんな時はどうする?

⑴赤ちゃんがお熱をだした!!

免疫力が弱い赤ちゃんは、しょっちゅう熱を出します。

夏に赤ちゃんが発熱した場合、通常よりも少しエアコンの温度を下げてもいいかも知れません。冬に発熱した場合は、特に湿度に注意して下さい。通常よりも高い湿度70%程度まで上げると、ウイルスによる感染率が低くなると言われています。

⑵ジメジメした梅雨の時期は、どうする?

湿度が高い梅雨の時期は、ジメジメして不快ですよね…。

実は、梅雨の時期は、赤ちゃんにとっては要注意でもあります。湿度が高いと、体の中に熱がこもりやすくなるので、体温調節が苦手な赤ちゃんは、熱中症になってしまう危険性が!

エアコンのドライや除湿器などを活用して、快適な湿度を保ちましょう。この時期の赤ちゃんの健康維持にもつながります。

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