2021年07月01日 00:00
産前産後は実家の両親の協力も借りながら、生まれたばかりの赤ちゃんを育てたいと考えている妊婦さんも多いですよね。 出産の際に必要なものと新生児の子育てに必要なものの両方を準備する必要があるので、ついつい荷物も多くなってしまいがちです。 そこで今回は「里帰り出産に必要な最小限の持ち物」について、お話をしていきます。
里帰り出産の際には、大きく分けて「出産前にママが使うアイテム」と、「出産後に赤ちゃんとママが使うアイテム」の2つを準備する必要があります。
すぐに準備できると思いきや、実際に準備を始めると色々と準備するものがあったり、ご夫婦で話し合って決めるアイテムがある場合もあるので、思ったより時間がかかる場合がほとんどです。
遅くとも妊娠32週までに里帰り先の病院に転院すると考えると、里帰り出産の持ち物は、目安として【妊娠28週】までに準備しておくことをおすすめします。
しかしながら、これはあくまでも目安です。
妊娠中の体調や経過はそれぞれですし、1人目の出産よりも2人目の出産の方が出産が早まるケースも多いので、体調が良い時に早め早めに準備を進めていくことをおすすめします。
「よし!準備を始めよう」と意気込む前に、確認すべき3つのポイントをご紹介します。
効率的に、無駄なく里帰り出産の持ち物を準備することができるように、確認していきましょう。
里帰り出産時に、出産時や産後の赤ちゃんのお世話に必要なアイテムを全て準備する必要はありません。里帰り先でも購入することができますし、里帰り先の実家の両親が事前に準備してくれている場合もあります。
ママ達に話を聞くと、実際にこのようなケースがあったようです。
・実家の両親が初孫の誕生を喜んで、色々と揃えてくれていた。
・地元に住んでいる友達がお下がりを準備してくれていた。
・実家の両親がプレゼントとして、一緒に買いに行く予定をしてくれていた。
・里帰り出産を知った親戚が、好意で使えそうなものを実家に持ってきてくれていた。
実家の両親や親戚、友達などが里帰りを心待ちにしてくれているのは嬉しいですよね。
出産のための里帰りは期間が限られているので、荷物の整理や移動のことも考えて、最小限の荷物で行うとママの負担も少なくなります。
ですから、里帰り出産時の持ち物を準備する前には実家で準備してくれているアイテムを確認しつつ、里帰り先で直接購入できるものは現地調達という方法も考えましょう。
里帰り出産時の持ち物を準備する前に確認すべきことの2つ目は、里帰り期間の見当をつけておくことです。
ご主人や里帰り先の家族と相談をして、里帰り期間が1か月なのか、少し長めの3か月くらいなのかの見当をつけておくことで、効率的に持ち物を準備できます。
里帰り期間が短い場合は、出産が早まったり、何かあった時のことを考えて、できるだけ帰省時に必要なものすべてを準備した方が良いでしょう。
反対に少し余裕を持った里帰り期間予定になる時には、オムツ・ミルク・肌着用洗剤・柔軟剤などの消耗品は、帰省をしてから準備する時間があると思います。
ですから、里帰り時の荷物を最小限にしたい時には、夫婦で相談する必要があるアイテムや購入するまでリサーチをしたいものなどを中心に揃えていきましょう。
里帰り出産時の持ち物を準備する前に確認すべきことの3つ目は、持ち物の運び方を決めることです。
帰省先に事前に宅配便で送るのか、それとも車に積むのか、自分で運ぶのかによって荷物の量も変わってきます。
妊婦さんの体調のことを考えると、里帰り出産時の持ち物は自分で運ぶことを考えるよりも、他の方法をお選びになることをおすすめします。
里帰り出産時の持ち物の中でも、優先度の高いアイテムと里帰り先でもすぐに購入できる優先度のあまり高くないアイテムがあります。
優先度の高いアイテムというのは「自分で選びたいもの・自分しか選べないもの」のことを指します。
反対にオムツやミルクなどのように、メーカーが決まっていればどこでも購入できるものや、ドラッグストアなどで取り扱いのあるものは優先度があまり高くありません。
それでは、優先度の高い「里帰り出産時の最小限の持ち物」についてまとめていきます。
里帰り出産時の持ち物で最も大切なのは、病院受診時に必要なものです。
例えば、母子手帳・健康保険証・身分証明書里帰り先の病院の診察券・入院時に提出する書類や手引きなどです。
特に母子手帳は、これまでの妊娠の経過・ママの体調・赤ちゃんの様子などを里帰り先の病院でも共有するために、とても重要なアイテムになります。
病院受診時に必要なものは、ポーチタイプの母子手帳ケースを準備して、カードなどが落ちないようにまとめておくと良いでしょう。
印鑑は、あらゆる場面で必要になってきます。
例えば、入院時に病院に提出する書類や出生届を提出際する際などに使用します。
認め印で問題ありませんので、出産のための入院時にも念のため持参しておくと良いでしょう。
眼鏡やコンタクトレンズは、自分に合ったものでないと不便です。
里帰り先で眼鏡やコンタクトレンズを一から揃えるよりも、カルテや前回の購入記録がある病院や眼鏡ショップで購入した方がスムーズです。
メガネを何本かお持ちの場合は予備用も、そしてコンタクトレンズを着用している場合も落としてしまった時のことを想定して、余分に備えておくと安心です。
化粧品は自分の肌に適したものやお気に入りのものを、手元に置いておきたいですよね。
特に産前産後はホルモンの関係で肌がとても敏感になっているせいか、特定の化粧品しか受け付けなくなっているというママも少なくありません。
化粧水や乳液、集中パックなど、お使いの化粧品で肌が良い状態をキープしていたのなら、ぜひ里帰り先にも化粧品を持参すると良いでしょう。
化粧品と同様に、里帰り出産時の最小限の持ち物として、メイク道具も大切です。
もしかしたら、男性からしてみたら「また買えばいいでしょ?」と思われるようなものでも、女性にとってみれば「これじゃないとダメなの」というアイテムがあることが多いです。
メイク道具をポーチに入れて持ち運びする分には、大きな荷物にはなりませんし、短い里帰り出産期間のためだけにもう一度揃えなおすのも勿体ないです。
スマートフォンの充電器は、里帰り出産の観点からだけではなく、災害への備えという観点からも必要です。
お腹に赤ちゃんがいたり、新生児を抱えた状態で、地震や台風などの被害に絶対に合わないという保証はゼロではありません。
スマートフォンの充電器やバッテリーは、里帰り出産時の持ち物をまとめた大きなバッグではなく、常に持ち歩く手持ちのバッグに入れておくと安心です。
里帰り先に帰ってすぐに必要となるのが、ママが着る洋服です。
大きなお腹になっているので「お姉ちゃん、洋服借りていい?」とはいかないような状況になっているでしょうから、自分が着ていて心地よい洋服を準備してください。
また、産後も新生児を連れての買い物は難しくなってくるので、産後に必要な洋服は出産前に準備しているママ達が多いです。
里帰り期間によって洋服の量も変わってくるのですが、妊婦さんや産後のママが多めに準備すべきは「肌着・下着・上着」の3点セットです。
出産前は大きなお腹を抱えて、通常時より汗をかきやすくなっていますし、産後は授乳のタイミングなどで下着に母乳がついてしまうこともしばしばあります。
赤ちゃんの吐き戻し防止のために、授乳後にげっぷをさせた時に上着が汚れてしまうことが多く、産後のママの着替えの回数は自然と増えるものです。
そこで、出産前と出産後の洋服は少し多めに準備しておくと良いでしょう。
医師から処方されたお薬は、万が一の時にとても役立つので忘れないようにしましょう。
妊娠中、これまで経験してこなかった体調の変化に悩んでしまう妊婦さんは多くいます。
・頭が痛くて動けない
・全身がかゆくてたまらない
・便秘がちになった
・蕁麻疹が出てしまう
これらの症状が出てしまっても「お腹に赤ちゃんがいるから、薬を飲まずに我慢しなくちゃ」と頑張る必要はありません。
産婦人科の主治医でもいいですし、診療を受けた病院の医師に妊娠中であることを伝えると、妊娠中での服用可能なお薬を処方してもらえます。
反対に自己判断で薬を飲んでしまうのは、とても危険です。
里帰り出産時には、医師から処方してもらったお薬を持ち物に加えておくと安心です。
もちろん、症状を自己判断しないで、里帰り出産をする病院に相談することもお忘れなく。
出産予定日ぴったりに、赤ちゃんが生まれてくるとは限りません。
初産のママでも「こんなに早く生まれるとは思っていなかった」という人もいますし、3人目のママでも「予定日を1週間も超過しているの」という人もいるのです。
誕生日を決めるのは、赤ちゃんです。
ですから、ママ達はいつ赤ちゃんがこの世に誕生しても良いように、生まれてすぐの赤ちゃんに必要なものを早めに揃えておきましょう。
里帰り先で揃えることも可能ですが、ご夫婦で赤ちゃんのアイテムを一緒に揃える時間はパパとママの準備期間となりとても有意義なものになるので、里帰り前に準備するのもおすすめです。
また都合上、里帰りが37週ギリギリになってしまうという場合は、いつ出産がきてもおかしくありませんので、里帰り出産時の荷物に必ず加えて下さい。
具体的には、赤ちゃんの肌着・ロンパース・抱っこ紐・哺乳瓶・おくるみなどです。
生まれてすぐの赤ちゃんに必要なものと同様に、産後すぐのママに必要なものも準備しておくべきです。
育児本にもさまざまなアイテムがリストアップされていますが、実際に使用する頻度が多いのは以下のアイテムです。
・産後パット
・母乳パット
・夜用ナプキン
・授乳用クッション
・授乳しやすい洋服
・乳頭ケアの用品
次にご紹介するのが「優先度中!余裕があればこれも持っていて頂きたい、里帰り出産時の持ち物」です。
絶対に必要であろうものではないかもしれませんが、荷物に余裕があればおすすめするアイテムをご紹介します。
スマートフォンの性能がどんどんレベルアップしている中ですが、やはりデジタルカメラやビデオで納めておきたいという人がいるのも事実です。
子供の成長を記録するために、妊娠や出産を機にデジタル機器を揃えたくなる心理も理解できます。
手軽に撮影ができるスマートフォンはありますが、実際にデジタルカメラを出産の入院に持ち込んだママからはこんなエピソードが・・・。
・パパが仕事の都合で間に合わなかったので、助産師さんがビデオを回してくれました。私はスマートフォンでパパと連絡を取っていたので、肌身離さず。
ビデオカメラを助産師さんに託すことができたので、バッチリ撮影してもらいました!
赤ちゃんが退院する時に、車移動の予定があるのなら、ベビーシートも準備する必要があります。しかしながら、ベビーシートはサイズが大きいので、運ぶのが大変というママも少なくありません。
里帰り中の短期間だけレンタルする人もいますし、赤ちゃんが生まれたタイミングでパパが車で駆けつける時に一緒に積んできてもらう人もいます。
抱き枕や授乳クッションは、母子手帳や診察券などに比べれば優先度が少し下がりますが、妊娠中・産後のママにとってはとても便利に使えるアイテムなので、優先度を中にしました。
妊娠後期はあお向けて寝ると苦しくなり、どうしても横向きの態勢で長時間寝ることになります。寝返りを打つのもままならない妊娠後期に、足と足の間に挟める抱き枕があると快適に寝ることができます。
授乳クッションは、その名の通り、赤ちゃんの授乳時にとても便利です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ上手に母乳やミルクを飲むことができません。
そのため、授乳クッションの上に乗せて、態勢がグラグラしないようにしてあげるととても飲みやすいのです。
授乳クッションは病院でも貸出可能ですが、自宅に戻っても便利に使用するアイテムなので、ぜひ里帰り出産時の持ち物に加えてみてはいかがでしょうか。
今回は「里帰り出産に必要は最小限の持ち物」をご紹介しました。
ここで紹介したものを揃えて頂いても、必ず足りないものが出てきてしまいます!
2人目・3人目出産のママ達は、前回の経験をもとに持ち物を用意できますが、初産のママは未知の世界なわけですから、準備に時間がかかってしまうのも仕方ありません。
里帰り直前になって慌てて準備をするのではなく、余裕を持って取り組みましょう。
\ どうする?? /