2021年06月23日 00:00
妊娠したら、自分でも驚くべきトラブルに見舞われてしまうことがあります。 今まで自分一人で乗り越えてきたママも、パパにお願いしなければどうにもならないことも増えてくることでしょう。 そこで、今回は3人の子供を産み、育ててきた私の経験から妊娠したら絶対にパパにお願いするべき6つのことをご紹介していきます。 後から振り返って、お願いするべきだったと後悔したものや頼んでよかったものばかりを厳選しているので、参考にしてください。
まずは、妊娠したらママの体や心がどんな変化をするのかを把握して、パパに理解してもらいましょう。
ただ、ママが言葉で伝えたとしてもパパにはイメージが難しい場合もあります。
できれば、図や文字で書かれたパパ向けの育児本などを購入してパパに読んでもらいましょう。
それでは、妊娠したらママの体と心はどんな変化をするのかご説明していきます。
つわりは、個人差の大きいものです。
そもそもつわりとは、
食欲不振、吐き気、嘔吐などのつわり症状は、環境や精神的要素が大きく作用し、特に強いにおいや換気不足、高温多湿、騒音などの作業環境や強い緊張を要する作業などによって悪化しやすい。頻回に嘔吐を繰り返すと、脱水、体重減少など妊娠悪阻へと重症化するので注意が必要である。個人差も大きいので、臨機応変な対応が望ましい。
とされています。
非常に個人差が大きいもので、つわりが全くない人もいれば、水分も受け付けなくなって入院してしまう人もいます。
私の経験上、つわりに対する感じ方も人によって違います。
・ 目を開けただけで気持ちが悪い
・ 常に船酔いをしているような感じ
・ 何か口にしていないと気持ち悪い
・ 唾液だけで吐きそうになる
・ 吐き過ぎてあばらが折れた
・ つわりは全くなく普段通りに過ごせたなど
つわりをパパに説明するのは、とても難しいです。
ただ、この時期に誰かと比べられたり、「大げさだな」という言葉を投げかけられたりするのはかなり辛いことでもあるので理解してもらうようにしておきましょう。
★つわりのときパパにしてもらいたいこと
では、絶賛つわり中のママが、パパに求めることは何なのでしょう。
・ 人と比べないで欲しい
・ 食べたいものを買ってきて欲しい
・ 放っておいて欲しい
・ 自分のことは自分でして欲しい
・ 吐いているときは部屋から出て行って欲しい
・ 話しかけないで欲しいなど
ママによっても、パパに求めることは違ってきます。
また、その日によってもつわりが軽い日や重たい日もあるので、昨日できたのに今日できないことへの理解もしてもらいたいものです。
妊娠したら、急に自分の気持ちのコントロールがうまくできなくなることがあります。
「とてもハッピーな気持ちだったのに、急に不安な気持ちになってしまう」
「自分でも気持ちが付いていかずに不安になってしまう」
「急に涙がでてきてしまう」
そういう経験をしているママは少なくありません。
パパにしてみると、気持ちがコロコロ変わるので理解できず、ストレスに感じてしまう場合もあります。
この気持ちの変化は、ホルモンバランスによる部分がとても大きいので、今はそういう時期なのだということをパパに理解してもらいましょう。
妊娠したら、体が常にだるいので、横になりたくなる人もいます。
強烈な眠気がいきなりやってくるという場合も少なくありません。
パパからすると「怠けている」「だらけている」「甘えている」と見えてしまう場合も。
これは、ホルモンバランスの変化によるものなので、原因が分かればパパも対応の仕方が違ってきます。
こういった妊娠初期に訪れる体や心の変化について、どういう風に接して欲しいのか具体的に伝えるようするといいでしょう。
間違っても「いつか察してくれる」と思うのは、間違いです。
「察する」は無理だと思っていた方が得策!
それでは、妊娠したらパパに最低限お願いするべきことを厳選して6つご紹介していきます。
ママはどうしても一人で頑張ってしまいがち。
そうではなく、これから始まる長い子育てを念頭に置いて、頼めることはパパにお願いしていきましょう。
妊娠すると、やってはいけないことがいくつかあります。
知っていれば、防げることもあるのでしっかりと把握してもらいましょう。
★妊娠したら知ったおきたいこと
・ 妊娠中のエッチはルールがある
・ 妊娠中は体調を崩しやすい
・ 妊娠中はメカジキ・キンメダイなどの水銀の蓄積が多いものは週に2回までにする
・ カフェインは控える
・ 添加物や農薬に注意する
・ 重労働はできるだけ避ける
・ アルコール飲料を避ける
・ 生もの全般は控える
最低限知っておきたい知識です。
あまり神経質になる必要はありませんが、頭の片隅にあるかないかでは違ってきます。
妊娠したら嬉しさのあまり、パパがフライングしてしまう場合があります。
これは、ママにとってかなりのストレスになり、今後の夫婦生活にも支障がでることもあります。
この時期の妊娠は、何があるか分かりません。
ママのなかには、妊娠後期になるまで誰にも伝えたくないと思う人もいます。
また、この人には伝えたくないという場合も。
いつ妊娠報告をするのか、誰にするのか二人で話し合っておきましょう。
パパは、ママから説明されるよりもプロの視点から話された方がすっと頭に入ってくる場合もあります。
両親学級では、パパにも分かりやすく妊娠したらどうなるのかについて説明してくれます。
また、パパがすべきこともここで説明してもらえます。
両親学級に参加したことでパパの意識が変わったという先輩ママも少なくありません。
ぜひ、両親学級に参加できるように予定を組んでみてください。
これは、絶対にできるようにお願いしておきましょう。
今は、頑張れば何とかなるかも知れませんが、赤ちゃんが生まれてからパパのことまで手が回りません。
今現在、パパの身の回りのことを全部してしまっているママは、今からでもパパが自分のことは自分でできるようにしておく必要があります。
パパの教育の方法については後ほど詳しく解説します。
つわりへの配慮がなかなかできずに「そこまでしんどくないでしょ?」「職場の同僚の奥さんは、仕事してたよ」などひどい言葉を投げつけるパパもいます。
ママにとっては、誰よりも理解してもらいたい存在のパパにこれを言われると悲しいもの。
つわりがどんな状態なのか、本や妊娠本などを活用して理解してもらった上で配慮してもらえるようにお願いしておきましょう。
出産後に、赤ちゃんが生まれたらたくさんの手続きをする必要があります。
できれば、パパにお願いするようにしましょう。
出産という大仕事を終えたママは、絶対に無理をしてはいけません。
役所への手続きや職場とのやりとりまで、手が回らないはずです。
パパの仕事として、全てお願いしておきましょう。
こういう手続きを通して、パパも親としての自覚が育つとも言われています。
★出産後に必要な手続き
それでは、出産後に必要な手続きについて簡単にご紹介しておきましょう。
ここまでは、最低限パパにお願いするべきことをご紹介しました。
ここからは、応用編になります。
これができれば、満点パパになるでしょう。
パパが家事をしてくれれば、とても助かります。
ただ、何がどこにあるのか分からなくて「洗剤はどこ?」「どのボタンを押すの?」「マヨネーズはどこ?」「塩はどこ?」などなどどこに何があるのか、操作方法を把握してもらうことも大切です。
いちいち聞いてこられると、ママもゆっくりできず「自分でやった方が早いかも」と思ってしまいます。
一週間は、全ての家事を通してできるようになれば完璧です。
妊娠中は、手足のむくみがひどくなります。
マッサージをして、血液の循環をよくしておくといいでしょう。
また、妊娠中なかなかエッチする気持ちになれないママも少なくありません。
パパも、気を使ってしまってできない場合も。
マッサージでお互いにスキンシップをとることを忘れないようにしましょう。
妊娠中のマッサージで、その後のセックスレスを防ぐ夫婦も少なくありません。
時には、ママも気分転換するのも大切です。
つわりの気持ち悪さも場所が変われば違ってきます。
あまり無理をしてはいけないので、近場を散歩したり、ドライブしたり、好きな食べ物を食べたりしながら気分転換しておきましょう。
赤ちゃんを出産すると、想像していた以上に何もできなくなります。
産後普段通りに動けると思って、自分一人で乗り切ろうとするのはやめておきましょう。
そのためにも妊娠中から、パパをしっかりと教育しておく必要があります。
私の周りでは、「赤ちゃんよりもパパに手がかかる!」という人が少なくありません。
そうならないためにも、戦略的にパパを教育しておきましょう。
パパは、褒められるととても嬉しいもの。
何か一つでも、お願いしてやってくれたら褒めるようにしましょう。
「ありがとう」「助かる」「やっぱりパパだね」など言葉で伝えるのが効果的です。
言葉は無料です!
どんどん褒めて、パパを伸ばしていきましょう。
また、パパには詳しく伝える必要があります。
例えば、「豚肉を買ってきて」とお願いしたとします。
ママからすると、豚肉を買ってきたら、冷蔵庫にすぐに入れるまでのつもりでお願いしているはずです。
ですが、パパのなかには豚肉を買ってきて、机の上にそのまま置いておいてドヤ顔で「俺が買ってきてやった」という人がいます。
これでは、豚肉は傷んでしまいます。
夏場なんか最悪です。
ここで、ママは怒ってはいけません。
まずは「ありがとう。助かったよ」と伝えた上で、買い物をしてきたら、すぐに冷蔵庫にしまうもの、冷凍庫にしまうもの、常温でいいものというように丁寧に指導するようにしましょう。
赤ちゃんを出産するまでに、パパに教育する必要があります。
買い物だけでなく、掃除、洗濯など家事全般で教育しておきましょう。
出産や育児についてある程度の情報は、パパ自身で学んでおいてもらう必要があります。
両親学級に参加するだけでなく、パパ用の育児本を読んでもらっておきましょう。
パパ用の育児本は、男性の視点で書かれているので男性に分かりやすい構成になっています。
また、「読め読め」言ってもなかなか読まないので、机にそっと置いておくなど自然に目に入る場所に置いておくのも効果的です。
他にも、パパが尊敬している人の名前を出して「○○さんが、読んでた本を買っておいたから読んでみて」という風に伝えるのもおすすめです。
これは、絶対にパパに教育しておかなければいけません。
赤ちゃんとの生活は、まさにサバイバルでパパのお世話にまで手が回りません。
・ 自分の着る服は自分で用意する
・ 自分で脱いだ服は洗濯機に入れる
・ 自分で食べるものは自分で作る
・ 自分が欲しいものは自分で買う
・ 自分の機嫌は自分でとる
結婚してから、パパのことを100%手伝っている自覚のあるママは、出産までに最低限自分のことは自分でしてもらえるように教育しておきましょう。
パパは、赤ちゃんが生まれてからの生活がイメージできません。
イメージできないがために、「ママを赤ちゃんに取られた!」とショックを受けてしまうパパもいて産後の大変な時期に夫婦関係で悩む人も少なくありません。
そうならないためにも、赤ちゃんが生まれてからの生活をイメージできるようにしてあげましょう。
例えば、赤ちゃんのいるお友達の家に二人で遊びに行かせてもらったり、公園の赤ちゃん連れを一緒に観察したりするのがおすすめです。
「赤ちゃんが生まれたら、ああやってパパにしてもらえたら嬉しいな」というように自分がしてもらいたいことを具体的に伝えておくのも効果的です。
妊娠するとママの体や心は大きく変化していきます。
これは自分の意志ではどうしようもありません。
パパにも理解できない変化もあることでしょう。
赤ちゃんを迎えるためにも、パパとママが協力して生活できるレベルになるようパパにお願いするべきことはお願いしておいてください。
元気な赤ちゃんが生まれますように!
ライター名:大河内麻衣
子供を3人育てています。私の子育ては夜泣きや人見知り、トイレトレーニング、母乳育児、指吸い、産後クライシスといった子育てお悩み系は全て制覇しています(笑)今は、全員小学生になり少しゆとりがもてるようになりました。振り返ってみると本当にささいなことばかり。でも、そのときは必死でした。私の経験が少しでも役に立ってくれればという想いでつづります。
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