戌の日の安産祈願まとめ!やり方は?予算は?一番優先すべきは何!?

戌の日の安産祈願についてまとめました。 戌の日とはなにか、安産祈願はどうやって行うのか、予算やマナー、人気の寺社についても紹介します。 母子ともに健康で生まれるようにと願う安産祈願。「安産祈願っていつがいいんだろう?」「戌の日が良いって聞いたけど、いつのこと?」など、気になることがたくさんありますよね。

戌の日の安産祈願ってなに?どんなことをするの?

日本には「安定期に入ったら戌の日に寺社に行き、安産祈願をして腹帯を巻く」という風習があります。

戌の日とはいつなのか、具体的にどんなことをするのかなどについてまとめました。

「戌の日の安産祈願」っていつ?

戌の日とは十二支にちなんだ暦です。

カレンダーによっては六曜と並んで日付の横に記載されている場合があります。

12日ごとに1回巡って来るので戌の日は1か月に2~3回ほどです。

戌の日の安産祈願は「安定期(妊娠5か月、16週)になってから初めての戌の日に行うと良い」と伝えられてきました。

しかし、体調は元より、天候・気候やスケジュールなどの都合もあるので無理をしてまで「安定期を迎えた最初の戌の日」にこだわる必要はありません。

また、戌の日の中でもとくに六曜の「大安」と重なると縁起が良かったり、週末などにあたると都合がつけやすくなったりして安産祈願で有名な神社は混み合います。

このご時世なので、縁起やスケジュール調整だけでなく、感染予防にも心を配りましょう。

「安定期以降の体調と気候が良く、スケジュールの都合のつく日」が現代らしい安産祈願の最適日です。

そして、懸念事項があるのならば妊婦さん本人が寺社まで出向く必要はありません。

どうして戌なの?

犬は多胎にもかかわらず、お産がスムーズな生き物(品種によって差はあります)であるため、昔から日本では安産の象徴でした。

戌の日に安産祈願を行うことで犬のお産にあやかろうとしているのです(諸説あり)。

戌の日の安産祈願は何をするの?

戌の日に安産祈願で行うことはおもに2つです。

  • 寺社へ行き、安産祈願のお祓いや祈祷を受ける(お参りだけでも良い)。
  • 祈祷済みの腹帯を受け取り、お腹に巻く。

これに付随してお守りを購入したり会食をしたりする人もいます。

安産祈願の祈祷を受けるためには安産祈願を受け付けている神社の社務所に行き、受付を済ませましょう。

紅白の蝶結びの水引ののし袋に3,000円~1万円程度の初穂料を入れて渡します。

上段には「初穂料」と書いてください。

初穂料の額や予約が必要かどうかは神社のHPなどでチェックしましょう。

腹帯とは名前の通り、妊婦さんがお腹に巻く帯のことです。

古事記の中で神功皇后が妊娠中にお腹に岩を挟んだ帯を巻いて戦に行き(!)、無事に出産をしたことにちなんでいます。

腹帯は縁起物としてだけでなく、冷え予防や大きくなってきたお腹を支える役割もあります。

安産祈願に行く前のチェックポイント!

安産祈願の詳細は寺社ごとに違います。

スムーズに当日を迎えられるように事前に調べておくことをまとめました。

祈祷予約受付時間と料金

受付時間や料金は神社によって違います。

HPに明記してある場合が多いので事前にチェックしましょう。

自由参拝の寺社ならば、祈祷受付可能時間外でもお参りだけならばできます。

寺社の見取り図

大きな神社だと駐車場や入口がいくつもある場合があります。

本尊から遠かったりたくさん階段を登る必要があったりする駐車場に止めてしまうと妊婦さんが大変です。

念のためトイレや救護室などの場所もチェックしておきましょう。

腹帯の用意

腹帯は昔、妊婦さんの実家が購入する習わしがありましたが、現在では誰が用意するという決まりはありません。

安産祈願で有名な神社の場合は神社が用意をしていて、腹帯代が初穂料に含まれているところもあります。

また、腹帯を持参していき、神社で祈祷をしてもらうことも可能です。

腹帯を持参する場合、社務所で受け付けをするときに渡しましょう。

昔は腹帯といえば、サラシ一択でしたが、現代ではガードルタイプや腹巻タイプ様々なデザインがあるので、洗い替えも含めて使い勝手の良いものを選びましょう。

腹帯はベビー用品売り場や通販で購入できます。

祈祷済みのものも多いですが、あらためて祈祷してもらっても問題ありません。

サラシの腹帯は出産後に赤ちゃんの布おむつにリサイクルをする人もいます。

ケース別・安産祈願の行い方

戌の日の安産祈願はなんといっても妊婦さんの体調第一です!

その上で各家庭の希望や事情などを加味しながら行っていきましょう。

妊婦さんに負担がかからないこと以外は「〇〇でなければならない!」なんてことはありません。

親族そろって安産祈願

妊婦さんの両親、夫の両親と一緒に安産祈願へ行きます。安産祈願の後は記念撮影をしたり会食をしたりするのもいいでしょう。

みんなで赤ちゃんの無事な誕生を祈ることができます。親族一同の結束がますます強まることでしょう。

場合によっては妊婦さんの両親、夫の両親、2回安産祈願に行ってもいいかもしれませんね。

親族そろっての安産祈願でネックになりやすいのがスケジュール調整です。

参加人数増えれば、増えるほど大変になります。

妊婦さん自身が「せっかくの予定を立てたから」と多少体調が悪くても無理をしてしまいがちです。

親族そろっての安産祈願をするときにはたとえ直前でも妊婦さんの調子が悪ければ中止・延期をすることを徹底しましょう。

また、服装もある程度揃えるのがおすすめです。

安産祈願にはスーツやワンピースなどのフォーマルな装いが好ましいですが、絶対的なルールではありません。しかし、服装がちぐはぐだと恥ずかしかったり居心地の悪かったりする人もいます。

費用や腹帯は誰が用意するのかもあらかじめ決めておくとスムーズです。

神社のあとに会食をするのならば予約をしておきましょう。

食事場所がなかなか決まらずに歩き回ることになると妊婦さんが疲れてしまいます。

夫婦や家族だけで安産祈願

一緒に住んでいる夫婦や家族だけで安産祈願に行く場合、スケジュール調整にそこまで気を遣う必要はありません。

休日の朝食の席で「今日調子いいし、晴れるみたいだから行かない?」というようなノリで安産祈願へ行けるので気楽です。

妊婦さん1人で安産祈願

1人で身軽に安産祈願に行く妊婦さんもいます。

安産祈願自体は20分程度、お参りだけならば5分で済む場合もあるので「検診帰りのついでに寄り道して」「仕事の昼休み中にちょっと」なども可能です。

ただし、妊婦さんの体調が良いことが絶対条件になります。

妊婦さん以外の人が安産祈願

妊婦さんの夫や両親・戯両親が代理で安産祈願するのも「アリ」です。

妊婦さんに負担がかかりません。

一般的なベビー用品には「祈願済み」の表記がある腹帯も販売されています。

通販で腹帯やお守りを取り扱っている神社も多いです。

コロナ禍でなかなか遠方や混雑が予想される場所まで行けないけれど、霊験あらたかな腹帯が欲しいという人は利用してみましょう。

戌の日の安産祈願、どこでする?

戌の日の安産祈願を地元の神社でするメリットと、東北・関東・中部・関西・九州の安産祈願で有名神社を紹介します。

安産で有名な神社は戌の日には混みやすいので下調べを入念に行いましょう。

遠方の神社でも通販などを利用すれば祈祷済みの授与品が購入可能です。

地元の寺社

地元の寺社ならば気軽に行くことができるので妊婦さんの負担が少ないです。

また、産後のお宮参り、初詣、七五三など、長く同じ神様に子どもや家族のことを見守ってもらえるでしょう。

安産祈願とお宮参りの寺社は絶対に同じでなければならないということはありませんが、同じ寺社で行うと神様に「あの時の子どもが無事に生まれました。見守って下さり、ありがとうございました。」と報告ができます。

低月齢の赤ちゃんを連れての外出は妊娠中よりもさらに気を使うことが多いので「安産祈願とお宮参りを同じ場所で行いたい!」と望んでいるのならば近くの神社がおすすめです。

高増神社(青森県)

高増神社は、昭和の初め、あるリンゴ農家の家で、庭木に紅白の縄でお堂が結び付けられるという不思議なことが起こりました。

夜な夜な大男や大蛇が現れるようになりましたが、これも神様の意思だろうということで、住民の協力の元、社殿を立てました。

薬師堂の女性の神様を触るとご利益があると言われています。

神社の隣には不動乃湯という温泉もあるので体調がよければ足を延ばしてみましょう。

<詳細>

HP: なし

アクセス:〒038-3635 青森県北津軽郡板柳町大俵和田423−1

水天宮(東京都)

東京の水天宮は日本でも有数な子宝・安産のご利益があると名高い神社です。

水天宮には4柱の神様が祀られていますが、中でも日本の神様の全ての祖先神であると言われている天御中大神が子宝や安産に強い力があります。

境内には安産に御利益があると言われている「子宝いぬ」があり、撫でると安産になるという言い伝えがあるため、みんなから撫でられて色がかわっているほどです。

子宝いぬのまわりには十二支の文字が書かれていて、夫婦の干支を撫でるとご利益があると言われているのでこちらも忘れずに撫でましょう。

水天宮の祈祷品は「御子守帯(みすずおび)」という名の生成りのサラシの腹帯、護符、お守りです。

御子守帯は社殿にかかっている鈴を鳴らすための紐に使われた晒木綿を腹帯に使った妊婦さんが安産だったことにちなんでいます。

お守りに入っている護符は陣痛が始まったら1文字児戯って飲み込むと痛みが和らぎ、安産になるそうです。

有名なため、戌の日になるととても混むので、戌の日には昇段できるのは妊婦本人となっています。

戌の日以外ならば妊婦以外も昇段できるので、あえて戌の日以外の日の方が狙い目かもしれません。

現在は感染症予防のため、建物内に入る人数を制限しています。

詳しくはHPをチェックしましょう。

<詳細>

HP: http://www.suitengu.or.jp/

アクセス:〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4?1

・東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅(5番出口)より徒歩1分

・東京メトロ日比谷線 人形町駅(A1出口)より徒歩6分

・都営地下鉄浅草線 人形町駅(A3出口)より徒歩8分

・都営地下鉄新宿線  浜町駅(A2出口)より徒歩12分

 ※東京駅八重洲口からはタクシーでおよそ15分

・有料駐車場あり

塩竈神社(愛知県)

塩竈神社は祀られている塩土老翁神は初めて海水から塩を造ることを考えた神様です。

出産と潮の満ち引きは密接な関係があるとされていることから、安産祈願として有名になりました。

全国でも珍しい痔を治す神様でもあります。

妊娠・出産で患ってしまった人もいかがでしょうか?

<詳細>

HP: https://www.siogamajinja.or.jp/

アクセス:〒468-0075 愛知県名古屋市天白区御幸山1328

・地下鉄鶴舞線「塩釜口」駅下車 3番出口から徒歩10分

・駐車場あり

大蓮寺(京都)

大蓮寺本堂の阿弥陀如来の「女の人の厄難(陣痛)を救いたい」というお告げにより安産祈願のお寺として有名になりました。

境内にはお寺の名前にふさわしい立派な蓮池があります。

見ごろの6~8月には大勢の観光客でにぎわいます。

<詳細>

HP: http://www.anzan-no-tera.jp/

アクセス:〒606-8353 京都市左京区東山二条西入1筋目下ル457

・市バス東山二条・東山仁王門バス停より徒歩3分

・京阪電車三条京阪駅より徒歩15分

宇美八幡宮(福岡県)

宇美八番宮は腹帯の由来をつくった神功皇后が出産した地に建てられた由緒正しい神社です。

もちろん主神は神功皇后である応神天皇神功皇后玉依姫命住吉大神伊弉冉尊!

宇美八幡宮は「安産信仰に関する伝説地」として、福岡県指定文化財の指定を受けています。

ここで行われる「宇実神楽」は県無形民俗文化財の指定をうけています。

境内には国指定天然記念物の樹齢二千年以上のくすの木「湯蓋森」と「衣掛け森」もあるので観光も楽しんでください。

安産祈願を受けた後は「子安の石」を持ち帰りましょう。

「お産の鎮め」のご利益があると言われています。

そして、無事に出産を終えたらお宮参りの時にお祓いを受け、別の新しい石に赤ちゃんの名前を書いて「子安の石」と一緒に納めましょう。

安産祈願をすると御朱印を受け取れます。

境内では腹帯も販売されており、安産祈願と一緒に購入すると妊婦さんの名前と祈願日を記入してもらえ、御朱印も押してもらえます。

腹帯はサラシタイプだけでなく、ガードル式や補助帯など使いやすいタイプもあるので気に入ったものを選びましょう。

<詳細>

HP: http://www.umi-hachimangu.or.jp/

アクセス:〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目1−1

・博多駅より・JR「宇美駅」下車 徒歩5分

・博多バスターミナル14番のりばより、33番・37番系統または32番(原田橋行、上宇美行)

・高速道路

 九州自動車道 「太宰府IC」より 約15分

 九州自動車道「須恵スマートIC」より 約10分

 福岡都市高速「月隈」出口より約15分

無料駐車場あり

無理せずに戌の日の安産祈願を楽しもう!

戌の日の安産祈願とは、安定期を迎えたら犬の安産にあやかるために寺社に参拝する行事です。

「妊婦さんの実家が腹帯を用意する」「参拝は安定期に入った最初の戌の日」などという古くからの風習もありますが、無理をして妊婦さんの負担になっては本末転倒になってしまいます。

体調やスケジュールなどを優先しましょう。

妊婦さん本人が寺社へ行かなくても代理で祈祷を受けたり腹帯を通販で購入したりしても全く問題はありません。

安産に向けて家庭ごとの戌の日の安産祈願を楽しんでください。