【保育士監修】フォローアップミルクで赤ちゃんの健康をフォロー!おすすめ6選       

ミルク売り場で、粉ミルクと並んで売られていることが多いフォローアップミルク。目にしたことはあっても、実際どのように飲ませるものなのかよく知らないというママは多いはずです。今回はそんなフォローアップミルクを飲ませる理由や飲ませ方、選び方についてくわしく解説していきます。フォローアップミルクと粉ミルクの違いがわからない、フォローアップミルクを飲ませたいけど、選び方がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フォローアップミルクとは

フォローアップミルクと粉ミルクはまったくの別物です。お店の粉ミルクコーナーを見てみると、粉ミルクを卒業して、9カ月以降はフォローアップミルクに移行するというイメージを持っている方もいるかもしれません。しかしフォローアップミルクには、粉ミルクとは違う役割があるのです。まずはそれぞれの違いや、フォローアップミルクの飲ませ方について解説していきましょう。

 

フォローアップミルクと粉ミルクの違いは?

フォローアップミルクと粉ミルクの大きな違いは、飲む目的です。粉ミルクは栄養を補給するために赤ちゃんに与えるものですが、フォローアップミルクは栄養素を補給する目的で与えるものとなっています。つまり大人で例えると、ミルクは食事でフォローアップミルクはサプリメントのような効果が期待されているという訳です。

フォローアップミルクには鉄分やミネラル、カルシウムなど離乳食だけでは補完しづらい栄養素が多く含まれています。1~2歳の子どもに必要とされている鉄分量は、ほうれん草で数えると2.5束分。さすがにそれだけ多くのほうれん草を一気に食べるのは難しいですよね。

そのため、離乳食とあわせてフォローアップミルクを飲むことで、赤ちゃんに足りていない栄養素をしっかりと補うことができるのです。

 

フォローアップミルクはいつからいつまで飲む?

フォローアップミルクが飲めるのは9ヶ月からが目安です。商品によっては1歳~と表示されているものもあります。離乳食が完全に3回食になってから与えるのが一般的です。フォローアップミルクを選ぶ際は、月齢に合ったものを選んでください。

いつまで飲むのか気になる方も多いと思いますが、フォローアップミルク本体の表示では3歳までと表示されているものがほとんどです。フォローアップミルクを飲ませる年齢の目安は、生後9ヶ月~3歳になるまでと覚えておきましょう。

 

フォローアップミルクの飲ませ方は?

フォローアップミルクを飲ませる際は、離乳食を食べ終わった後に飲ませるようにします。離乳食の前にフォローアップミルクを飲ませてしまうと、フォローアップミルクだけで満腹になってしまうため注意しましょう。ただしフォローアップミルクは離乳食の調理に使うこともできるので、汁物などに取り入れてもOK。牛乳の代わりに、パンケーキ作りなどに使うのもおすすめです。

フォローアップミルクを飲ませる方法に、特に決まりはありません。哺乳瓶やマグなど、赤ちゃんが飲ませやすい方法で与えましょう。コップが使える月齢であれば、コップで飲ませても問題ありません。

 

フォローアップミルクは必要?不要?

フォローアップミルクは9ヶ月から、栄養素を補給するために与えるものだと説明しました。それでは、フォローアップミルクは絶対に飲まなければいけないものなのでしょうか。

フォローアップミルクは、赤ちゃんに絶対に必要というものではありません。離乳食をしっかりと食べ、順調に体重が増えている場合は無理して飲ませる必要はないのです。

反対に離乳食がうまく進まない赤ちゃんや、食べムラがありカルシウムや鉄分が足りてないかもしれないと心配になる赤ちゃんの場合は、様子を見ながら与えるとよいでしょう。

 

フォローアップミルクの選び方

フォローアップミルクを売り場で見てみると、さまざまな種類のものが売られています。その中から、赤ちゃんに合ったフォローアップミルクをどう選んだらいいのか悩んでしまうママは多いですよね。ここからは、フォローアップミルクの選び方について、チェックしたいポイントをいくつかご紹介していきます。

 

入っている栄養素を比較する

フォローアップミルクを選ぶ際に、一番チェックしたいポイントは入っている栄養素がどんなものなのかという点です。フォローアップミルクは栄養素の補給を目的に飲むものですから、必要な栄養素を含んでいなければ意味がありませんよね。

例えば鉄分不足が気になる場合は、鉄を多く含んだフォローアップミルクを選びましょう。便秘が気になるならオリゴ糖を配合したもの、骨を強くしたいならカルシウムを配合しているものというように、子どもに必要な栄養素や、親が与えたいと思う栄養素を配合しているものを選ぶことが大切です。それぞれの商品によって特徴が異なるので、栄養素の配合量などをしっかりチェックしてみてください。

 

味は「甘口」と「あっさり」の2タイプ

フォローアップミルクの味は、大きく分けると甘口タイプとあっさりタイプの2種類があります。栄養素の補給を目的として飲ませる場合は、あっさりタイプがおすすめ。なぜなら、フォローアップミルクの甘さに慣れてしまうと、離乳食よりもフォローアップミルクを欲しがってしまうケースがあるからです。

反対に離乳食をあまり食べず、フォローアップミルクも飲みたがらない子どもには、積極的に飲みやすくなる甘口タイプがおすすめ。赤ちゃんの状態やフォローアップミルクを与える理由に合わせて、飲ませやすい味を選んでみてください。

 

作り方の種類もさまざま

フォローアップミルクの作り方は、その種類によって大きく異なります。

例えば外出用には、お湯で溶かすだけのキューブやスティックタイプが便利です。コストは少し高くなってしまいますが、さらなる時短を重視するならそのまま飲ませられる缶タイプを選ぶのもよいでしょう。

自宅で毎日飲むのであれば、大缶タイプでお気に入りのフォローアップミルクを常備するのがおすすめ。小缶タイプがラインナップされている商品なら、お試し用としても購入しやすいです。

通常の粉ミルクと同じように、作り方や使うシーンに合わせて使いやすいものを選んでみてください。

 

フォローアップミルクのおすすめ6選

フォローアップミルクを飲む理由や選び方を踏まえたうえで、最後にフォローアップミルクのおすすめを6種類ご紹介します。それぞれの魅力や種類を解説しますので、フォローアップミルク選びの参考にしてみてください。

 

1.「ぐんぐん」ミルクは水でサッと溶けて使いやすい

出典:Amazon.co.jp

和光堂のフォローアップミルク「ぐんぐん」は、牛乳からは摂取しづらいDHAを多く含んでいるのが特徴です。鉄・カルシウム・17種のビタミンミネラルをたっぷり配合。子どもの発育に大切だとされている亜鉛を新たに配合し、さまざまな栄養素をしっかりと補給できます。

水でサッと溶けるので、お湯を沸かす手間が不要。暑い夏の日など、普段の水分補給としても使いやすいのが魅力です。830gの大缶タイプのほかに、お試ししやすい300g缶と、外出にピッタリなスティックパックをシリーズで展開しています。

 

2.「アイクレオ」は鉄とカルシウムを配合

出典:Amazon.co.jp

鉄やカルシウムなどの栄養素を、バランスよく配合している「アイクレオ」のフォローアップミルク。離乳食や牛乳だけでは補いきれない栄養素を補完し、子どもの成長をしっかりとサポートしてくれます。

幼児期に必要な鉄分量を、コップ約2杯分の400mlでしっかりととれるように調整。骨や歯の発達にも重要なカルシウムや、ビフィズス菌を増やすガラクトオリゴ糖もたっぷりと配合しています。

母乳に含まれるヌクレオチドの主要な5種類を、フォローアップミルクに配合。ヌクレオチドを粉ミルクやフォローアップミルクに取り入れたのは、日本のメーカーではアイクレオが初めてです。

820gの大缶タイプは、自宅で毎日の水分補給として使いたい方にぴったり。13.6g×10本入りのスティックタイプは、パッと使いたい方や外出用に活用してみてください。

 

3.「チルミル」は2種類のビフィズス菌を配合

出典:Amazon.co.jp

森永のフォローアップミルク「チルミル」は、日本初の生きたビフィズス菌を2種類も配合しているのが特徴です。離乳後にどんどん減っていくと言われているビフィズス菌を、守りながら増やしていく効果に期待できます。

牛乳では摂取しづらい、鉄・DHA・ラクトフェリンを配合し、効率よく必要な栄養素を補います。水にサッと溶けるので、離乳食や幼児食など調理にも活用しやすいです。

高さを2.2㎝マイナスして収納もしやすい800gのエコ缶は、メタル使用料を約10%削減。また袋ごとケースにセットするだけのエコらくパックも、チルミルならではの魅力です。使い終わったら袋を丸めて捨てるだけなので、ゴミがコンパクトなのも嬉しいポイント。

さらに外出用にもピッタリな14g×10本入りのスティックタイプもあり、用途やシーンに合わせて好みのものを選びやすいフォローアップミルクです。

 

4.「ステップ」は缶タイプも選べる

出典:Amazon.co.jp

1~3歳頃の栄養素をサポートする、明治のフォローアップミルク「ステップ」。発育に大切なDHAや、腸内のビフィズス菌に届くラクトオリゴ糖などを配合して、離乳食や幼児食だけでは補えないビタミンをまとめてサポートしてくれます。

ステップは800gの大缶タイプに加えて、キューブや液体と種類が豊富なのが特徴。自宅保管用には大缶を、持ち運びにはキューブや液体というように、気軽に使い分けできるのが魅力です。

キューブタイプは飲ませやすいだけでなく、料理にも取り入れやすいのがポイント。分量を量る手間も不要で、ポンと鍋やフライパンに投入して使用できます。

液体タイプは哺乳瓶やマグ、コップなどに注ぐだけですぐに飲めるので、忙しい時や外出時にも便利です。

 

5.「つよいこ」はオリゴ糖やDHAを配合

出典:Amazon.co.jp

ビーンスタークのフォローアップミルク「つよいこ」は、鉄やカルシウムに加えて、DHAやホスファチジルセリンを摂ることができます。食事だけでは偏ってしまう栄養バランスを、手軽にサポートしてくれるのが魅力です。

牛乳100mlには鉄が0.02mgしか配合されていませんが、つよいこなら1.34mgと6倍もの鉄分を配合しています。さらにオリゴ糖やシアル酸なども配合し、便秘が気になるなどの悩みもサポート。トータルバランスのよい栄養素の補給が叶います。

常時ストックしやすい800gの大缶のほかに、お試ししやすい300gの小缶もラインナップ。さらに14g×18本のスティックタイプは、軽量不要でサッと作れるのが魅力です。外出時などにフォローアップミルクを持ち歩きたい時にも便利に活用できますよ。

 

6.「たっち」は甘すぎない自然なおいしさ

出典:Amazon.co.jp

甘みの強すぎない美味しさにこだわり、水分補給としても飲ませやすい、雪印メグミルクの「たっち」。離乳食を始めると不足しやすいと言われている、鉄・DHA・オリゴ糖などを多く配合しています。

牛乳では補いにくい鉄やビタミンDを配合し、赤ちゃんの栄養素不足を補います。カルシウム含量を牛乳に近づけ、吸収を促進する乳糖なども配合しているのがポイント。自宅でストックしやすい830gの大缶と、持ち運びに便利な14g×10本入りのスティックパックから好みのタイプを選べます。

 

まとめ

フォローアップミルクは適切に使用することで、赤ちゃんの健やかな発達を促します。離乳食だけではなかなか補給しづらい栄養素を、手軽に摂取できるのが大きなメリットです。ただし必ず飲まなければいけないものではないので、赤ちゃんにとって本当に必要か、どれくらい飲ませた方がいいのかは、必ず確認するようにしましょう。もし適切な与え方がわからない場合は、病院や検診などで相談するのもおすすめです。体重の増え方など、気になることがあれば自己解決せずに相談してみてくださいね。


ライター名:yuzuko

元保育士で3人の子どもを育てるママライターです。

現在7年ぶりの赤ちゃん育児を楽しんでいます。

毎日笑って過ごせればOK!をモットーに、家族5人で仲良く暮らしてます♪


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