2017年11月26日 13:00
排便が多い生後3~4か月までの赤ちゃんで特に心配なのがおむつかぶれです。おむつかぶれは肛門の周りやおしりの排泄物に接する部分が真っ赤になってかゆみや痛みを伴うこともあり、赤ちゃんは不快感でよく泣くようになることも・・・。そんなおむつかぶれになってしまったら、とにかく早く治療してあげたいですよね。そこで、今回はそんなおむつかぶれ対策に効果的だと評判の市販薬を5つご紹介したいと思います!
産まれて間もない新生児から1歳くらいの赤ちゃんの育児で多い悩みの1つに“おむつかぶれ”があります。
おむつかぶれは、うんちやおしっこなどの排泄物に接する部分や肛門の周りなどが真っ赤になったりあせものようにブツブツが出たりという症状が現れます。そうなると、赤ちゃんはかゆみや痛みを感じて機嫌が悪くなってしまうこともあります。
おむつかぶれは、おしっこやうんちに含まれる酵素や排泄物をそのまま放っておくことで発生・繁殖する雑菌やアンモニアなどによって刺激を受け、起こってしまいます。
汗をかく時期や赤ちゃんのお腹が緩くなってしまっているときには、酵素や雑菌がさらに繁殖しやすくなる上、赤ちゃんの抵抗力が落ちているため、よりおむつかぶれになりやすくなってしまいます。
赤ちゃんのお肌が特別デリケートだということもおむつかぶれになってしまう理由の1つ。おむつとこすれたり排泄物を拭くときに使うおしりふきの刺激も、赤ちゃんのお肌には大きなダメージを与えてしまうことになります。
おむつかぶれは、症状が軽いうちは自宅で早めのケアをすることで簡単に治療することができます。市販薬を紹介する前に、その方法も確認しておきましょう。
おむつかぶれに効果的だといわれている方法に、おむつ替えを頻繁にしたりして清潔を保ったり保湿したりすることが効果的だといわれています。
でも、
「清潔はわかるけど、保湿はどうして?」
と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
実は、お肌に潤いがあると、お肌にはバリア機能が働いて外からの刺激に強くなるのです。そのため、おむつかぶれに限らず、お肌が炎症を起こしてしまった時には、まず保湿をすることが大事なのです。
そんな保湿をするのにはローションやワセリンなどの塗薬が効果的です。ローションの中には、保湿以外にも抗炎症作用を持っていたり殺菌作用があるものもありますし、保存料などお肌に刺激を与える可能性があるものをできるだけ取り除いた商品もあります。
そのため、
「あの薬はあまり効かなかったけど、この薬は効いた」ということはざらにあります。
それではどのような商品がどのような赤ちゃんにおすすめなのでしょうか?評判の市販薬を5つ見ていきましょう!
無添加・無香料・無着色でお肌が特に弱い赤ちゃんでも安心して使えるのがアロベビーのオーガニック高保湿クリームです。
シアバターのような保湿をしてくれる成分やハマナエキスやセイヨウニワトコエキスなどの抗炎症作用を持つ成分が含まれています。伸びもよく、おむつかぶれだけでなく乾燥肌やデリケート肌のケアにも効果的だと評判のクリームですよ。
アロマベビーのナッピーラッシュバームは、オーガニックのホホバオイルやシアバター、ココナッツオイルなどのうるおい成分に加え、抗炎症作用やお肌の修復作用に期待ができる各種ハーブが配合されたた100%天然素材のクリームです。ラベンダーやカモミールも配合されていますので甘めの香りに赤ちゃんもママも癒されますよ。「おむつかぶれが一晩で治った」という赤ちゃんもいるほど、効果も高いクリームです。
出典:美ナチュラル(楽天市場)
アトピーや湿疹が多い赤ちゃんにおすすめなのが、メルシーケアのカレンデュラおしりケアスプレーです。こちらも保湿成分のほかに抗炎症作用を持っている成分を含んでいます。特に、ステロイドでも炎症を止められなくなってしまったという赤ちゃんにも効果が高いと人気の商品です。
クリームではなくミストタイプの市販薬ですので、おむつ替えの時やお風呂の後にシュシュっと簡単に、こすらずに優しくケアできるのは嬉しいですね。おむつを履かせる時には乾燥させてから履かせるようにしてあげましょう。
乾燥肌やあかぎれなどのケアで、昔から馬油にお世話になっているという人も多いのではないでしょうか?天然成分の保湿剤ですので、切れてしまった乳首のケアやおむつかぶれにも効果が高いと評判の市販薬。
こちらの馬油は、数多くある馬油の中でも人の体温で溶けやすく、においも気にならなくなった商品です。スゥーっと簡単に伸びるので、炎症を起こしてしまったお肌にも優しく伸ばすことができますよ。
簡単におむつかぶれを治療できると産婦人科や皮膚科の先生もおすすめするのがワセリンです。ワセリンはリップクリームに入っていることもあるほど、優れた保湿成分を持っています。こちらのベビーワセリンは、そんなワセリンの防腐剤(パラペン)や着色料、香料を取り除いてデリケートな赤ちゃんでも使えるようにした商品。安価で外出中にも持ち運びしやすいサイズなのも人気の理由ですよ。
出典:爽快ドラッグ(楽天市場)
おむつかぶれは、症状の現れはじめや病院に行くほどひどくないというときには、市販薬を使って正しくケアをすることで数日で改善することができます。
おむつかぶれの治療は、おむつ替えやお風呂上りにおしりを清潔にした後でクリームやスプレーなどの市販薬を炎症を起こしている部分に使って、よく乾かした状態でおむつを履かせてあげるようにしましょう。
場合によってはいくら自宅でケアしても市販薬では中々改善がみられないということもあります。そのような場合は早めに小児科や皮膚科を受診して治療してもらうようにしましょう。