2018年07月22日 11:00
小学校受験と聞くと、芸能人や経済的に余裕のある家庭をイメージしがちです。しかし、最近では、一般サラリーマン世帯の小学校受験が多くなっていると聞きます。それでは、小学校受験をすることによるメリット・デメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。これに加え、受験に向いている子どもの特徴や家庭で準備することなどをまとめてみました。小学校受験に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
小学校受験の最も大きなメリットは、近い価値観を持つ家庭で育った友だちに囲まれて過ごすことができるということ。
また、それぞれの私立小学校の教育方針に沿った教育を受けられるということもメリットになります。
「あまり厳しい校則に縛られることなく、自由な環境で過ごさせたい」「難関校に向けて、子どもには仲間と切磋琢磨してもらいたい」という家庭の願いを叶えてくれるような小学校を選ぶことが可能です。
デメリットとして最も大きいのは、やはり経済面。小学校から高校までの12年間でかかる費用は、1,000万~1,500万円というデータもあります。
地元の公立小学校ではなく、小学校から私立に入れる必要性があるのかどうかを改めて家族全員で考えた方がよいでしょう。
では、どのような子どもが小学校受験に向いているのでしょうか。一般的に言われている「お受験に向いている子ども」について、挙げてみますね。
・先生の話をよく聞き、落ち着きがある
・基本的な生活習慣やしつけが身についている
・協調性があり、問題なく集団生活もできる
・周りの空気を読み、それに対して適切な対応ができる
これだけ見ると、「幼児の段階でこんなにも要求されるの!?」と驚かれるパパやママも多いかも知れませんね。
これらは小学校入学後に身に付くものもあり、全てを完璧にクリアする必要はありません。ただ、小学校受験をする子どもには、やはり早熟で社会性が高い子どもが多いのは確かです。
小学校受験で最も重要なことは、家庭の教育方針や子どもの性格に合った小学校を選ぶということ。
その子どもの性格やキャラクターが、小学校の教育方針に合うかどうかが合格の大きなポイントになりますので、その点もしっかり考慮してくださいね!
小学校受験では、子どもの性格や家庭の教育方針について、夫婦でしっかりと話し合い、意見を揃えておくことが重要です。
また、子どもが希望していないのに、親の欲望を優先させた受験に合格してしまうと、希望しない小学校に何年も通う子どもがかわいそうです。
「子どもが行きたがっている小学校かどうか」ということを再度確認し、子ども主体で進めていくことを忘れないでください。
また、最初にも触れましたが、小学校から高校までを私立で過ごす場合、家庭の経済面における負担は、相当大きくなります。
学費だけでなく、塾や習い事代、さらに大学の学費もかかってきますので、今の家計だけでなく、将来の家計を見越しても問題ないかどうかをしっかり確認しましょう。
小学校受験は、実際にどのくらい大変なものなのか気になりますね。そこで、受験を経験した先輩の意見をTwitterから集めてみました!
小学校受験するなら、幼稚園選びとか受験用のスクールとか先々考えて情報収集した方がいいよん…うちは保育園→公立だけど。
— いけやん (@ikeda_aka) January 22, 2018
小学校受験するには、幼稚園選びや受験用の教室なども考えなければなりません。
希望する小学校の学校公開や説明会には必ず足を運び、実際の児童の様子や学校の雰囲気を確認するのは必須です!
有名私立小学校受験体操対策 夏の特別講習(少人数4名)開催します! https://t.co/aJ6yJRl6Nb #小学校受験 #みつめる21 #幼児教室 #夏休み #夏期講習 #受験体操 #指示行動 #行動観察
— フィジパくん♪ (@physipakun) June 13, 2018
受験勉強の頑張りどころは、年長の夏休みと言われています。
Twitterでも、色々な夏の特別講習の投稿が見られますよ。
昨日は住んでる地域の受験事情を聞く機会があったのだけど、やっぱり田舎とは全然違うなぁ…
旦那も田舎出身だから、私立→滑り止めだし、小中高大全部公立で、私立行ったこと無いんだよなぁ。
でも、共働きだから、小学校受験となると、塾通いは大変だし。
娘の進路、悩む…?— のん (@No_Hakama) June 23, 2018
受験のための塾通いは、親にもかなり負担になります。共働きだと、なおさら大変ですよね…。塾通いのために、毎週片道1~2時間もかけて送り迎えしているという家庭もあるとか。
最後に、小学校受験をした家庭としなかった家庭について、その理由をTwitter投稿から紹介しますね。
まあ、変な親をふるいにかけたいっていうのはありますよね。知り合いの子供が小学校受験した時、子供は面接の質問にしっかり答えられたのに、パパさんがしどろもどろになってしまい、家に帰ってから子供に「落ちたらパパのせいだから!」って謝ってたそうですw(無事合格してましたがw)
— りえぞう (@riezou777) June 23, 2018
「変な親をふるいにかけたい」。これは、受験をする多くの家庭が考えていることらしいですね。自分の子どもには、できるだけ恵まれた環境を与えたいという親心から小学校受験に挑むという家庭が多いです。
週に2、3回幼児(1対1で)に小学校受験の勉強、絵画、工作、巧緻性のトレーニングの仕事してるんだけどさ…覚えが悪すぎて私ハゲそう( ꒪⌓꒪)同じこと注意するのもう嫌だよ…でも、寝ると全部忘れちゃうんだって( ꒪⌓꒪)どうしたらいいんだ…
— さゆみ (@lady84bug) February 28, 2018
こちらは、教える講師側からの投稿。
講師でさえ、このように感じるのですから、子どもも嫌がっているのかも知れません。
パパやママが張り切っていても、「子ども自身に意思がないので、受験を途中で諦めた」というケースも、案外多いようです。
私もさ、小学校受験させようかと思って保育所の担任に相談したんだよねぇ。いろいろ話して、この子にとって受験という体験や友だちのいない新しい環境が今はあまりプラスにはならないかもと思ってやめることにした。適当万歳٩( ᐛ )و
— きむざる@2児の母 (@kimzaru) October 3, 2017
この家庭のように、友だちのことを考えて地元の公立小学校へ進学することにしたというケースも、よくある理由です。