2018年09月16日 11:00
子ども部屋をもらうことは、子どもたちにとっては憧れ1つ。親としては、「子ども部屋はいつから必要何だろう?」と思うのではないでしょうか。そして、子ども部屋を与えるのは良いですが、子どもが部屋から出て来なくなったり引きこもってしまうのではないか不安になる方もいるはず。 今回は、子ども部屋を与えるタイミングと、注意点についてお伝えします。
子ども部屋は、いつから与えるべきという明確なラインはありません。
小学校入学前の子どもには、個室ではなく「スペース」を、小学校入学以降からは個室を与える家庭が多いようです。
小学校に入学する前から、中学校に入学するまでのそれぞれのタイミング別に、子ども部屋を与えるきっかけや注意点をお伝えしましょう。
未就学の子どもの場合は、居間の一部分に子ども専用スペースを作っているご家庭もあるようです。
子どものスペースを作ってあげると、自分の場所だと子ども自身が意識するようになります。
そのため、使ったおもちゃを自分でかたづけられるようになったり、自己管理の意識を育てるきっかけとなったりします。
自分の場所があるということは、小さな子どもにとってもうれしいようですよ。
小学校へ入学するタイミングでは、ランドセルを購入する必要があったり、家庭によっては学習机を購入するでしょう。
そのため、子どもが小学校へ入学するタイミングが子ども部屋を与える家庭が多いようです。
小学校への入学のタイミングで子ども部屋を与えることで、
など、生活行動の自立を促すことができます。
ただ、小学生になったとはいえ、まだまだ幼い年齢なので、親の見守りが必須な時期です。
子ども部屋があったとしても、生活のほとんどが親と一緒という子どもが多いようです。
小学校の5、6年生ごろは、お友達が家に遊びにくると、子どもたちだけで遊びたがります。
そのため、小学校高学年になったころから「自分の部屋がほしい」と言い出し始めることがあります。
自分の部屋があったとしても、まだひとりで何でもできるわけではなく、やって良いことと悪いことの区別がまだあいまいな時期でもあります。
小学校高学年の5、6年生でも、子ども部屋を与えるときは親の見守りや積極的な声がけが大切です。
中学校の入学時には、それまで子ども部屋を与えていなかった家庭でも、与えることが多くなります。
中学生は、子どもが思春期にさしかかり、ひとりになりたいと思う時期です。
生活面でも精神面でもだんだんと自立してくる時期だからこそ、子どもが部屋にこもりっきりにならないよう注意が必要な時期でもあります。
子ども部屋を与えることは、子どもの自立が促されるというメリットがあります。
一方で、子どもが部屋にこもりっきりになってしまい、何をしているのかわからない、親子のコミュニケーションが減る、といったデメリットもあります。
それでは、子ども部屋を与えるタイミングでは、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?
子ども部屋を与えると、子どもの行動に親の目が届きにくくなります。
そのため、子どもが宿題をしていなかったり、夜更かしをしていたり、ちょっと困ったことが起こる可能性があります。
そのため、子どもが一人きりになりすぎないよう、声をかけるなどして配慮しましょう。
子ども部屋に鍵をかけてしまうと、子どもが部屋に完全にこもりっきりになってしまいます。
子ども部屋であっても、親も自由に出入りができるようにしておく方が良いです。
そのため、子ども部屋には鍵を取り付けることは控えましょう。
子ども部屋をどこにするのか、間取りを考えることも大切です。
子どもは成長するにつれ、子ども部屋で過ごす機会が多くなってきます。
子ども部屋で過ごす時間が長くなるのは成長の過程ですが、まったく親と子が顔を合わせることがないとなると問題です。
そのため、子ども部屋の間取りなどのレイアウトを考える場合は、玄関やトイレから子ども部屋に行く時は必ず居間の前を通るようにするなど、親と子がきちんとコミュニケーションを取れるようにすることが大事です。
子ども部屋にテレビやパソコンを置いてしまうと、子ども部屋で過ごす時間が快適になりすぎてしまいます。
そのため、子どもが部屋から出てこなくなってしまいます。
子ども部屋には、なるべくメディアを置きすぎないように注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?
子ども部屋を与えるタイミングのきっかけや注意点について解説しました。
子ども部屋は、具体的にいつから与える必要があるか目安はありません。
どの時期から与えるにしても、注意すべき点があります。