歯固めはいつから?五感の成長をサポートするおすすめ歯固め8選

歯固めは、赤ちゃんのおもちゃの定番です。ただ、「いつから遊べるの?」「どれが安全なの?」など、悩みや疑問も多いでしょう。口に入れるおもちゃですから、安心して使えるものを選びたいですよね。そこで今回は、歯固めを使い始めるのに適した時期や選び方のコツをご紹介します。おすすめの歯固めも合わせて見てみましょう。

そもそも歯固めとは?

 

歯固めとは、赤ちゃんがかじって遊ぶおもちゃのこと。自分で口に入れられるように持ちやすい形をしていて、噛んでも壊れない丈夫な素材でできています。

何でも口に入れたがる赤ちゃんは、歯が生え始めると口に入れたものを「噛む」ようになります。そうすると心配なのが事故。例えば、電気コードを噛んで感電してしまったら大変ですよね。そうならないためにも、噛む専用の歯固めがあると安心なのです。

ちなみに、似たアイテムに「おしゃぶり」がありますが、目的はまったく違います。おしゃぶりは「吸う」もの。噛むことを想定していないため、歯固めとして使うとボロボロになってしまい危険です。歯が生え始めたら、おしゃぶりは卒業するとよいでしょう。

歯固めはいつからいつまで使えばいいの?

丈夫な素材でできているため、誤飲などの心配はほとんどない歯固め。ただ、実際に準備するとなるといつからいつまで使えるのかは気になるところですよね。そこで、歯固めを使う時期としておすすめの月齢をご紹介します。

歯が生え始める生後3~6カ月頃からを目安に

歯固めの目的は「噛む」ことです。つまり、使い始めは歯が生え始める前後。具体的には、生後3~6カ月頃を目安にするとよいでしょう。

ただし、この時期はあくまで目安です。歯が生える時期は赤ちゃんによって異なり、10カ月頃になる場合も。また、歯が生えていなくても歯茎がムズムズして使いたがる赤ちゃんもいます。歯固めは舐めて遊んでも問題ないおもちゃですから、「早すぎる」ということはありません。赤ちゃんが機嫌よく使っていればいつからでもOKと考えてください。

使い始めのサインをチェック

歯が生え始める前には歯茎がムズムズするそうです。これを「歯ぐずり」といい、歯固めを使い始める一つの目安になります。赤ちゃんに以下のようなサインが見られたら、歯ぐずりを起こしているかもしれません。

  • 歯茎がふくらんで白っぽいものが見える
  • よだれが増えてきた
  • おもちゃやタオルをよく噛んでいる
  • 口に手を入れることが増えた
  • おっぱいやミルクの飲みが悪くなってきた
  • なんとなく不機嫌

これらは、歯が生え始めるサインとしてよく挙げられるものです。体調不良など他に原因がないようであれば、歯固めを試してみるとよいかもしれませんね。

やめるタイミングはいつでもOK

始める時期と同様に、やめる時期にも個人差があります。やめる目安は、赤ちゃんが必要ないと思ったとき。つまり、赤ちゃんが機嫌よく使い続けていれば、いつまででもOKということです。

おしゃぶりと違い、歯固めは歯並びに悪影響を与えることはありません。それどころか、噛むという行為はメリットが多く、赤ちゃんの成長も促してくれるそうです。衛生面と誤飲にだけは気を付けながら、赤ちゃんが自然と歯固めを手放すまで見守ってあげましょう。

歯固めを使うメリット

歯固めには、本来の目的である歯ぐずりの解消以外にもメリットがたくさん。赤ちゃんの成長を促してくれる嬉しい効果も期待できます。知育玩具としての一面もある歯固め、具体的にどのようなメリットがあるのか見てみましょう。

歯ぐずりが解消できる

歯固めには、歯茎の痛みやムズムズを解消してくれる効果があります。歯の生え始めは口の中に違和感がありますが、赤ちゃんはそれを伝えることも我慢することもできません。その結果、泣いたり不機嫌になったりするのです。しかも、その不快感は乳歯が生えそろうまで続きます。

そこで活躍するのが歯固めです。噛むことで、不快感やストレスをやわらげてくれます。しかも歯固めは噛む専用のおもちゃですから、タオルや他のおもちゃを噛むよりも効果は高く、誤飲の心配もありません。

噛む練習になる

歯固めを使うと、離乳食などで食事を噛むときの練習にもなります。

生後数ヶ月までの赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲むための「吸う」という動きがメイン。しかし、離乳食が始まると「噛む」という動きが加わります。このときに、歯固めで噛む動きを経験していると、スムーズに「モグモグ、ごっくん」ができるようになるのです。

また、歯固めを使えば「手に持っているものを口に入れる」動きも経験できます。そのため、手づかみやスプーンで食事をしたり、歯磨きをしたりする練習にもなるのです。

歯やあごの成長を助けてくれる

歯固めを使うと歯茎に刺激を与えられます。その結果、血流がよくなり乳歯の成長を助けてくれる効果が期待できるそうです。また、噛むことであごや頬の筋肉や骨も発達します。

口周りの筋肉が発達すると、歯がきれいに生えやすくなったり、発音が上手になったりと、さまざまなメリットがあるそう。赤ちゃんがこれから成長していくうえで、よい影響を与えてくれる可能性が大きいのです。

五感が刺激されて脳が活性化

「よく噛むと頭が働く」と聞いたことはありませんか?これは、赤ちゃんも同じ。噛むという動きは脳を活性化し、集中力ややる気を高めてくれるそうです。

また、歯固めを使うと五感が刺激されます。噛んだり舐めたりすれば触覚や味覚が、音がすれば聴覚が刺激されますよね。こういった感覚刺激をたくさん受けると、脳も活性化するそう。音や色などにもこだわった歯固めを選んであげるのもよいかもしれませんね。

歯固めの選び方

歯固めは口に入れるおもちゃ。できるだけ、衛生的で安全なものを選んであげたいですよね。ただ、歯固めにもたくさんの種類があり、どれを選べばよいか悩む方も多いでしょう。そのような方のために、選び方のポイントをまとめました。

安全性は必ずチェック

まず大事なのは安全性です。特に、以下の点に気を付けて選んでください。

  • 塗料は安全か
  • 簡単に外れてしまう部品はないか
  • 尖っている部分はないか
  • 長さは適切か
  • 素材は何か

意外と見落としがちなのが長さです。基本的に歯固めは赤ちゃんの口よりも大きく丸みを帯びていますが、最近は細長いデザインのものも登場しています。細長い歯固めは喉を突いてしまう恐れもあるため、購入する際は安全な設計になっているかを確認しましょう。

素材で選ぶ

赤ちゃんの口に入るものですから、安全な素材を選びましょう。特におすすめの素材が次の3つです。

1つ目はシリコン製。こちらは、弾力がありデザインやカラーが豊富です。ただ、シリコン製の歯固めは塩化ビニルと組み合わさっている場合もあるため、こちらは避けた方がよいでしょう。

2つ目は木製です。こちらはシンプルながらも温かみがある素材。木独特の香りもあり、嗅覚を刺激してくれるのもメリットです。安全のために、無塗装のものや天然塗料を使用しているものを選びましょう。

3つ目はお米製。こちらは食品が原料のため、安心して口に入れられます。お手入れが少し難しいですが、安全性にこだわるのであればおすすめの素材です。

手入れのしやすさで選ぶ

きれいな状態で口に入れてほしいから、衛生面にもこだわりたいですよね。そこでおすすめなのが、手入れのしやすい歯固めです。

もっとも安心なのが、丸洗いできるタイプ。さっと水洗いできれば、いつでも清潔な状態に保てますよね。煮沸消毒できるものや洗剤OKのものであれば、より安心です。また、電子レンジや食洗機に対応しているものなら、手入れも楽になります。汚れが付きにくいシンプルなデザインを選ぶのもよいでしょう。

デザインや機能で選ぶ

赤ちゃんやママ・パパが好きなデザインで選ぶのも大事です。お気に入りのキャラクターや色なら、楽しく使えますよね。また、音がするものやおもしろい手触りのものなど、五感を刺激してくれるデザインもおすすめです。赤ちゃんが見えやすい鮮やかなカラーを選ぶのもよいですね。

他にも、持ち運びしやすいようにループが付いているものなど、機能性が高いものもあります。どの場面で使うのかイメージしながら、赤ちゃんに合ったものを選んであげましょう。

おすすめの歯固め8選

歯固めを選ぶときに大事なのは、赤ちゃんに合っているかどうか。そこで今回は、デザインも素材も違う8つの歯固めを集めました。赤ちゃんの普段の様子をよく観察しながら、ぴったりのものを選んであげましょう。もちろん、ママ・パパが気に入るかどうかも重要です。

Sassyの歯固めはいろいろな感触が楽しめる

出典:Amazon.co.jp

みつばちデザインのかわいい歯固めは仕掛けがいっぱい。デコボコ・ツルツルの違った手触り、コロコロ動くビーズなどが、五感を刺激してくれます。冷蔵庫に入れてひんやり触感が楽しめるのも特徴です。みつばちの羽の部分は輪っかになっていて、小さな手でも握りやすい設計。鮮やかな色が、赤ちゃんの興味を引き付けてくれます。

思わず写真撮影!「まるでバナナ」みたいな歯固め

出典:Amazon.co.jp

バナナの皮をむいて食べているような、ユニークな歯固めです。やわらかく持ちやすい形状で、自然と口に運べます。バナナの皮は誤飲防止。細長い形状ながらも、喉の奥を突かないように防いでくれます。デコボコが歯茎をマッサージしてくれるため、バナナを食べているみたいに夢中になってかじってくれそうですね。電子レンジも煮沸消毒もOKで衛生的です。

お米の歯固めなら赤ちゃんもママ・パパも安心

出典:Amazon.co.jp

国産のお米を使った、安心・安全な歯固めです。ふわっとお米の香りがして、「赤ちゃんのよだれが増えた」という声もあるそう。国内の工場で一つひとつ丁寧に組み立てているのも安心できるポイントですね。歯固めの表面には「デコボコ」や「なみなみ」があり、いろんな噛み心地が味わえます。お米がイメージできる優しい色や形も魅力です。

伸ばして引っ張って……いろんな遊び方ができる歯固め

出典:Amazon.co.jp

ぐにゃぐにゃと形が変わるこちらのおもちゃ。両手で引っ張ったり足を引っかけたり、ボールのように転がしたり…。歯固めとしてだけでなく、大きくなってからいろんな遊びを楽しむことができます。どこでも手を引っかけられるため、小さな赤ちゃんでも握りやすいのが特徴です。電子レンジ・煮沸消毒もできるため、安心して長く使えます。

名入れができる木の歯固めはプレゼントにも最適

出典:楽天市場

おむすびのような形をしたこちらの歯固めは、安心の木製。ヨーロッパ産のブナの木と、植物性の天然塗料を使っているため、思い切り舐めても噛んでも安心です。どこか温かみを感じるのは、女性職人が一つひとつ丁寧に作って磨いているからかもしれません。名前や誕生日を刻印できるため、プレゼントにもぴったりな世界で1つの歯固めができます。

手首にはめられる!お花型のメルヘンな歯固め

出典:楽天市場

まるでお花を持っているような、とてもかわいい歯固めです。花の茎をぐるっと曲げればブレスレットタイプになるため、握力が弱い赤ちゃんでも歯固めを落とす心配がありません。抱っこ紐にも装着できて、お出かけにも持っていけます。花びらにはいろんな凹凸があり、触感も楽しめそうですね。煮沸消毒だけでなく、電子レンジや食洗機にも対応しています。

ネックレス型の歯固めは抱っこのときも使える!

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ネックレスになった2枚の歯固め。ママ・パパの首にかけておけば、抱っこのときにも遊べます。2枚を重ねてパタパタ音を鳴らしても楽しそうですね。歯固めの素材は国産米。さらに国内製造のため、安心して口に入れられます。ふわっとしたお米の香りもうれしいですね。紐は取り外しできるため、お家では普通の歯固めとして使えます。

女性職人が手掛ける手作りの木製歯固め

出典:楽天市場

ニコニコっとした顔がかわいい、木製の歯固め。高知県の工房で一つひとつ手作りされています。高知県産のサクラと亜麻仁(あまに)オイルを使用しているため、口に入れても安心。表面も角も丁寧に磨かれている、赤ちゃんのことを考えた歯固めです。専用の箱に入った2枚セットで、かわいい巾着袋もついているため、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。

まとめ

歯固めは、歯が生えるときの不快感を解消してくれるだけでなく、成長を促したり五感を刺激したりとさまざまなメリットがあります。素材や安全性に気を付けながら、赤ちゃんが思い切り噛めるものを選んであげたいですね。今回ご紹介した商品も参考にしながら、赤ちゃんにぴったりの歯固めを見つけましょう。


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