ベビーに日焼け止めはいつから使えるの?デリケートな肌にピッタリの紫外線対策 

紫外線が気になる季節の外出の際には、日焼け止めを必ず塗っているという人は多いですよね。ママやパパだけでなく、子どもにも日焼け止めをしっかり塗っているという人もいるでしょう。それでは生まれたばかりのベビーにも、日焼け止めは必要なのでしょうか。今回はそんなママやパパの悩みを解決するために、ベビー用の日焼け止めはいつから使えばいいのか、またベビー用の日焼け止めを選ぶ際のポイントについて詳しく解説していきます。3児の母で元保育士の筆者が選ぶ、おすすめのベビー用日焼け止めもあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ベビーの日焼け止めはいつから使う?

日光浴赤ちゃん

 

ベビーの日焼け止めを使った方がいいのか悩むママにとって、一番気になるのは「いつから使っていいのか」という点でしょう。また「ベビーに日焼け止めは必要なの?」と悩むママもいるかもしれません。まずはベビーの日焼け止めをいつから使うのか、使う必要があるのかについて解説します。

1ヶ月健診までは必要ない

ベビーの日焼け止めは、生後1ヶ月以降から使用するケースが多いです。1ヶ月健診を迎えるまでは、基本的に外出の機会が少ないですよね。買い物や日光浴など必要最低限の外出はあったとしても、日焼け止めが必要になるほど長時間の外出をする人はあまりいません。そのため1ヶ月健診が終わるまでは、ベビーの日焼け止めは必要なしと考えてOKです。

生後2~3か月後から必要に応じて使う

1ヶ月健診が終わると、本格的に散歩や日光浴などを始めるママやパパも増えるはずです。日焼け止めは基本的に、日に焼ける恐れがある外出時に使用するもの。生後2ヶ月以降から外出をする際には、時間や季節、気温などに合わせ必要に応じて使い始めましょう。ちょっとした散歩なら不要ではと思うかもしれませんが、20分以上外にいるのであれば日焼け止めを塗った方がいいと考えてください。

ベビー用と大人用の日焼け止めの違いは?

ベビーに日焼け止めを塗る際、ベビー用と大人用の日焼け止めは何が違うの?と疑問に思う人もいるでしょう。ベビー用と大人用では、成分・塗りやすさ・落としやすさなどが異なります。赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、大人用の日焼け止めを使うと肌への刺激が強すぎるケースも。ベビー用の日焼け止めは赤ちゃん用のやさしい配合になっているため、できるだけベビー用の日焼け止めを選ぶようにしましょう。

ベビー用日焼け止めの選び方をチェック

赤ちゃん用に使う場合はベビー用の日焼け止めを選んだ方がいいことはわかりましたが、ベビー用の日焼け止めは種類がとても豊富です。数ある日焼け止めの中から、どれを選んだらいいのか悩んでしまう人も多いはず。そこでベビー用の日焼け止めを選ぶ際に、チェックしたいポイントを5つ解説します。

1.どんな成分配合になっているか

まずは、ベビー用の日焼け止めがどのような成分配合になっているのかを確認します。迷ったときには無香料やアルコールフリータイプなど、できるだけ赤ちゃんの肌にやさしい成分配合になっているものを選んでみてください。オーガニックを押し出している日焼け止めなどもあるので、パッケージや本体の裏に記載されている成分表をしっかりチェックしましょう。

2.ケミカルとノンケミカルタイプを確認

紫外線吸収剤を使ったケミカルタイプの日焼け止めは、紫外線をしっかりカットするため肌への刺激が強い傾向にあります。

反対に紫外線吸収剤不使用のノンケミカルタイプは、ケミカルタイプと比べて紫外線カットの力は弱いものの、肌にやさしい成分配合になっています。ベビー用の日焼け止めを選ぶ際は、デリケートな肌にもやさしく使えるノンケミカルタイプを選ぶようにしましょう。

3.SPFとPAの数値が高すぎないものを選ぶ

大人用と同様に、日焼け止めを選ぶ際の目安となるSPFとPAの数値。ベビーの普段使い用の日焼け止めであれば、そこまで高い数値のものを選ぶ必要はありません。1~50までの数字で表されるSPFは、10~20程度あれば充分と言えるでしょう。また+の4段階で表されるPAは、PA+~++程度あれば充分です。

数値が高いものはそれだけ肌への負担も大きくなってしまうので、レジャーなどで数値の高い日焼け止めを選びたい場合は普段使いとおでかけ用で用途を分けて使用するのがおすすめです。

4.塗りやすく落としやすいものがおすすめ

赤ちゃんに日焼け止めを塗る際、長時間じっとしていてもらうのは難しいですよね。そのためベビー用の日焼け止めは伸びが良く、サッと塗りやすいタイプを選ぶのがおすすめです。

スプレータイプの日焼け止めなら、外出先でもサッと使用できますよ。またベビー用の日焼け止めはお湯や石けんで落とせるものも多いですが、必ず購入前に落とし方についてもチェックするようにしましょう。

5.テクスチャーの違いも確認

ベビー用の日焼け止めにはクリームやミストスプレー、ジェルなどテクスチャーにも違いがあります。保湿力の高いクリーム、塗りやすい乳液、手を汚さず使えるミストスプレー、べたつかないジェルなど、使用感や用途に合わせてテクスチャーの種類を選んでみてください。テスターがある場合は、柔らかさや広げやすさなど使用感をチェックするのもおすすめです。

おすすめのベビー用日焼け止め7選

ベビー用の日焼け止めは種類が豊富なので、選び方をわかっていてもどれを選べばいいのか悩んでしまうという人もいるでしょう。ここからは数あるベビー用の日焼け止めの中から、おすすめのアイテムを7つご紹介します。ぜひ使用の用途やテクスチャーで、気になるものを選んでみてください。

1.1本2役で使えるスプレータイプの日焼け止め

100%天然由来成分で、日焼け止めとアウトドア対策の1本2役で使える日焼け止め。天然のバリアで、紫外線や虫が気になる季節に最適です。SPF15、PA++で、日常使いにもピッタリ。ミストタイプで使いやすく、紫外線吸収剤不使用。お湯で簡単に落とせる点も魅力です。

出典:Amazon.co.jp

2.100%天然由来のミルクタイプで塗りやすい

100%天然由来の日焼け止めで、天然成分のみでしっかりUVをカットします(SPF15相当)。ベビーローション生まれの高保湿成分をたっぷり配合し、おでかけ中もうるおいが長続き。ミルクタイプで塗りやすく、乾燥から赤ちゃんの柔らかな肌を守ります。紫外線吸収剤不使用で、お湯で洗い流せるので使いやすさも抜群。新生児から使用可能です。

出典:Amazon.co.jp

3.低刺激処方でベビーに使いやすい日焼け止め

エステティシャンの高橋ミカさんと、ママモデルの東原亜希さんが開発した日焼け止め。着色料、アルコール、シリコンなどが無添加で、ナチュラルな使用感に仕上げています。SPF50+・PA+++と数値は高めですが、UV吸収剤が直接肌に触れにくい低刺激処方なので赤ちゃんにも安心して使用可能。アウトドアなど長時間の外出用におすすめです。乳液のようにしっとりした使い心地で、洗顔料でするっと落とせる点も魅力のひとつですね。

出典:Amazon.co.jp

4.ジェルタイプでスーッと伸びて使いやすい

乾燥しやすい子どもの肌を、やさしく守ってくれるニベアの子ども用日焼け止め。UVジェルタイプで、スーッと伸びてべたつかない使用感が特徴です。肌に負担感のないつけ心地で、イやなニオイや白浮きも気になりません。子ども用となっていますが、SPF28・PA++で家族全員での共用も可能。化粧下地としての使用もできますよ。

出典:Amazon.co.jp

5.保湿成分を配合した低刺激処方のクリーム

天然由来の保湿成分である、オーガニックシアバターを配合したノンケミカルの日焼け止めです。低刺激処方のクリームタイプで、乾燥した肌にもなじみやすくしっとり保湿してくれます。シトロネラやゼラニウムなど、5つのエッセンシャルオイルを独自にブレンド。虫よけ対策としても活用できます。

出典:Amazon.co.jp

6.完全ノンケミカルでべたつかない使用感

5年の歳月をかけて開発された、完全ノンケミカルのベビー用日焼け止めです。紫外線吸収剤フリーの日焼け止めには必須だったシリコンなども不使用なのに、べたつかない・きしまない・白浮きしないテクスチャーを実現。SPF50+にPA++++と紫外線カットの数値は高いですが、植物由来100%と12の無添加で赤ちゃんの肌にも使いやすい使用感となっています。

出典:楽天市場

7.親子で使えるやさしい日焼け止め

赤ちゃんの肌にも使える、無添加処方の日焼け止めです。肌へのやさしさにこだわり、天然保湿ゲルを大量に配合し、SPF30・A++で、生活紫外線をしっかりとカバーしてくれます。ノンケミカル処方でクレンジングは不要。石けんで簡単に落とせるので、デイリー使いにもピッタリ。親子で一緒に共用できます。

出典:楽天市場

日焼け止め以外の紫外線対策も忘れず

ベビーの日焼け対策と言うと、日焼け止めを塗れば完璧という訳ではありませんよね。特に真夏の暑い日には、日焼け止めだけに頼るのではなく日焼け止め以外の紫外線対策もしっかりと併用しましょう。日焼け止めを使うほかに、紫外線対策として意識したいポイントを解説します。

紫外線が強い時間帯や長時間の外出を避ける

月齢が小さい頃の赤ちゃんと外出する際は、できるだけ長時間の滞在を避けましょう。特に4月~9月は紫外線が強くなると言われている時期なので、長時間の外出は赤ちゃんが疲れるだけでなく肌にも影響を与える可能性があります。日焼け止めが必要なほどの外遊びや散歩を、20分以上継続しないようにしましょう。どうしても長時間の外出が必要な場合は、屋内や木陰でこまめに休憩するなどの対応も必要です。

日焼け止めは塗り直すことも大切

外出前に日焼け止めを塗ったからと言って、そのまま夕方まで放置すると日焼け止めの効果が薄れてしまっている可能性もあります。汗などで流れてしまうことも考えて、3時間に一度程度は塗り直すようにしましょう。また虫よけを併用する場合は、日焼け止めの後に使用してください。

服装や日傘などでUVケア

暑い日や紫外線が強い日の外出では、カーディガンやレギンスなど薄手のアイテムで肌を極力出さないような紫外線対策を心がけましょう。日焼け止めを塗っていれば安心と油断するのではなく、物理的に肌を守る対策も必要です。日傘などを親子で一緒に使って、UVケアする方法もおすすめ。

まとめ

ベビー用の日焼け止めは、赤ちゃんとの外出に必須のアイテムです。選び方のポイントは、成分配合・SPFとPAの数値・テクスチャー。用途や使用する時期、赤ちゃんの肌や体質に合わせて使いやすいものを選んでみてください。ベビー用の日焼け止めをしっかり塗ってUVケアをすることで、赤ちゃんのデリケートなお肌を守りましょう。


あわせて読みたい

関連リンク:親子で夏を楽しもう!赤ちゃんのプールデビューはいつから?注意点は?