抱っこ紐やベビースリングはいつからいつまで必要?赤ちゃんが抱っこ紐を卒業する時期

抱っこ紐やベビースリングは、赤ちゃんを抱っこしたまま移動ができ、子どもの寝かしつけでも大活躍してくれます。しかし、子どもが成長すると「いつまで使っていいの?」と疑問に思うこともありますよね。「幼児がいつまでも抱っこされているのは…」と言われることもあるかもしれません。今回は抱っこ紐やスリングを卒業するタイミングが気になるママに向けて、使用期間についてまとめました。


抱っこ紐とスリングの違いやメリット

まずは、抱っこ紐とスリングの特徴をサッと見ていきましょう。

抱っこ紐(キャリー)

抱っこひもはママの前側に子どもを抱っこする形(対面抱っこ)で使用するものが多く、メーカーによってはおんぶや横抱き、前向きの抱っこができるものもあります。

出典:ダッドウェイオンライン

<抱っこ紐のメリット>

抱っこ紐は、ママの両手が空くため抱っこしたまま家事ができ、赤ちゃん・子どももママも嬉しいのが抱っこ紐の魅力です。ベルトでしっかり固定するというしっかりした造りですので落下の心配も少なく、肩と腰にあるベルトで子どもの体重を分散して支えることができますので、ママ(パパ)の身体に負担も少ないとされています。

スリング(ベビースリング)

スリングは布を肩から袋状に吊り下げる形で使用する布製の抱っこ紐のことです。

出典:ファムベリー(楽天市場)

<スリングのメリット>

布製なためコンパクトで携帯しやすいのがベビースリングの魅力です。多彩な布やデザインがあり、オシャレなものも多いです。また、鞄を肩に掛けるように簡単に装着できるという手軽さも、スリングの人気の理由。

赤ちゃん・子どもとの密着性は抱っこ紐よりも高く、子どもは安心して寝てしまうこともあります。夏場は涼しい素材を選ぶのがオススメです。

抱っこ紐とスリングの違いについては、下記で詳しく解説していますので、ご覧くださいね。

抱っこ紐とベビースリングを10の特徴から徹底比較!おすすめの使い分け方は?

 


抱っこ紐はいつからいつまで使う?

ここからが本題、いつからいつまで使えるか、卒業のタイミングはいつ頃かについて触れていきましょう。

抱っこ紐の場合、使用可能な重さやサイズが決められています。メーカーや種類によって抱っこ紐が支えられる重さが変わってきますので、まずは使っている(使用予定の)抱っこ紐の説明書などを確認しましょう。

実際には、抱っこ紐を使う期間は、大体2~3歳の幼児までが多いようです。子どもが13kgを超えてくると肩コリなどの身体への影響から止めるママも多いためです。

しかし、雨の日や電車などで外出する場合、抱っこ紐が使いたい時は、子どもの成長に合わせた抱っこの仕方でママや子どもの体の負担を和らげるようにしましょう。抱っこ紐を使った抱っこの方法と、オススメの時期をまとめましたのでご参考ください♫

  • 横向き抱っこ:新生児〜首すわり
  • 対面抱っこ:(インサート使用時)新生児、(インサートなし)首すわり~2歳(13kg)くらい
  • 前向き抱っこ:首すわり~2歳(13kg)くらい
  • おんぶ:首すわり〜3歳(15kg)くらい

※インサートは首がすわって5.5kgを超えたらとってあげてくださいね。

また、大きめの赤ちゃんにはポーチの上に腰掛けさせるタイプの簡易な抱っこ紐もありますので、そちらに切り替えても良いかもしれません。ポーチタイプの抱っこ紐は、腰がすわって一人座りができるようになってから2歳(13kg)くらいまで使用することができます。


ベビースリングはいつからいつまで使う?

スリングが使える期間は生後2週間くらいの新生児から16kgくらいの4歳の幼児までと、抱っこ紐よりも長い期間使うことができます。一方の肩に負担がかかってしまうスリングですが、スリングでの抱っこにも色々な方法があります。

  • 横抱き
  • 対面抱き(寄り添い抱き、基本抱っこ)
  • バナナ抱き
  • カンガルー抱き
  • ピーナッツ抱き
  • 腰抱き
  • おんぶ 他

特に腰抱きやおんぶは肩への負担を減らすことができますよ。


抱っこ紐やベビースリングを使わなくなるタイミング

抱っこ紐をスリングは2~3歳くらいの幼児には使わないという方も多いですが、雨の日やほかにも子どもがいるなど、使いたい場面が多いのも事実です。

そんな時には、子どもが嫌がらない限りは抱っこ紐やスリングを使ってもOK。いつまでと、卒業のタイミングを決めるのではなく、子どもの成長に合わせて使用頻度を徐々に減らしていってもいいかもしれません。

ただし、メーカーが保証している支えられる体重であることと、子どもに合わせたサイズに調整することに注意してくださいね。

幼児期になると、子どもの重さがママの負担になったり子どもが歩きたがるようになってきたりもします。少しずつ抱っこをしなくて良いように手を繋いで歩く練習などをしておくようにしましょう。