2017年12月21日 10:30
赤ちゃんのおもちゃの1つに、ガラガラ(ラトル)があります。ガラガラは振ったり動かしたりするとキレイに澄んだ音やカラカラと軽快な音がなるおもちゃのこと。不思議な音に、赤ちゃんは夢中になって遊んでくれます。 このガラガラはいつからいつまで遊べるのでしょうか?また、楽しくて知育や教育にも使える遊び方とは?今回はそんなガラガラの基本的な情報をまとめてみました。
赤ちゃんのおもちゃと言えば、真っ先にガラガラが思い浮かぶ人は多いですよね。振ると音が出るガラガラは、プレゼントでもらうことも多いおもちゃです。
そんなガラガラは全世界で楽しまれているおもちゃで、英語ではラトルと呼ばれています。最近ではショップでもガラガラではなくラトルと書かれているものも増えてきました。
そんなガラガラは、多くの赤ちゃんにとっての“はじめてのおもちゃ(ファーストトイ)”。好奇心を刺激したり運動能力や視覚・聴覚・触覚といった感覚を伸ばしてあげることができます。また、親子でコミュニケーションをとることで、赤ちゃんの情緒の発達にもつながります。
こういった特徴からか、ガラガラにはカラフルな色のものがあったり動物の形になっていて触感が違ったりと、目で見ても触ってみても楽しめるものがたくさん。それぞれ音や見た目、触感や重さなどが違っているだけで赤ちゃんが受ける刺激も違ってきますので、ガラガラはいくつあってもよいですね。
そんなガラガラは、いつから遊べるのでしょうか?
実は、ガラガラはパパやママが振ってあげれば産まれて間もない新生児のうちから遊ぶことができます。不思議そうな顔をしたりガラガラの音を聞くだけで泣き止む子もいたりして、あやすのにも活躍してくれます。
「そんなに早くから?」
と思うかもしれませんが、産まれて間もない赤ちゃんは音がよく聞こえています。「どこからどんな音が聞こえるのか」といったことは経験から得られるものですので、はじめは反応が薄いことが多いですが、徐々に目で追って遊ぶようになってきますよ。
また、新生児のうちから赤ちゃんの手首にはめて赤ちゃんが自分の力で振ることができるラトルも売られています。
自分で振ってみて音が鳴って喜ぶという成功体験を重ねることで、赤ちゃんはどんどん成長していきますし、筋力をつけることもできます。
自分で持って遊べるようになるのは、もう少し握る力がつく生後3〜4か月くらいから。この頃になるとフリフリして遊ぶ姿が見られるようになりますよ。
ガラガラに限らず、子供のおもちゃは飽きて遊ばなくなった段階で卒業です。
それでは、みんないつまで飽きずに遊んでくれるのかというと、大体1歳くらいには”飽き”の傾向が現れはじめます。赤ちゃんがはいはいをしたり歩いたりして移動手段を得ることで、探検やいたずらなど新しい遊びに夢中になってきます。また、手先も器用になってきますので、積み木やビーズ遊び、太鼓や笛などの楽器などで遊ぶように。
そうなると、お気に入りのガラガラ以外には見向きもしなくなってきます。子供によっては2歳くらいになっても遊ぶ子もいますが、ほとんどの子が車やぬいぐるみなど、ガラガラよりも好きなおもちゃで遊んでいます。ちょっと寂しいですが、それくらいには卒業と考えてよいでしょう。
ところで、ガラガラを使って遊ぶ方法に迷っていたり、「ラトルのもっと楽しい遊び方はないのかな~」とマンネリを起こしていたりしませんか?
ガラガラで楽しく遊ぶには、月齢にあわせてガラガラを選んだり遊び方を変えたりするのが1番です。そこで、ガラガラの遊び方を月齢ごとにまとめてみました。
ガラガラを急に赤ちゃんに与えても、遊んではもらえません。まずはパパやママが赤ちゃんの近くでガラガラを振って話しかけてあげましょう。「いい音ね」「楽しいね」「きれいだね」などと話しかけているうちに、音にどんどん興味を持つようになります。中には、ガラガラに手をのばす子もいるでしょう。そんな時には触らせてあげると喜びますよ。
生後1,2か月くらいには、赤ちゃんは動くものを目で追う追視をするようになります。赤ちゃんの目の前をガラガラを鳴らしながらいったりきたりしてあげると追視のトレーニングになります。
また、中のビーズが見えるガラガラを選ぶと、そのビーズを目で追いかけて遊ぶようになります。これは自分で手に持って遊ぶようになってもして遊んでいる子は多いですよ。
この頃になると赤ちゃんが自分の手でガラガラを持てるようになります。最初は赤ちゃんの手でも握れるような細さで軽めのガラガラやオーボールのように持ちやすいものについているガラガラを選ぶとよいでしょう。ニギニギするだけでもはじめは満足しますが、自分でフリフリして音が出ると嬉しくて夢中になって遊ぶ子供も多いです。フリフリしていなくてもずっと持ってなめているという子もいますよ。「ガラガラをわざと落として拾う」というゲームをする子もいます。
また、生後5〜6か月くらいになると、いないいないばぁでケタケタと笑うようになります。ガラガラを使っていないいないばぁをして遊ぶのも楽しんでもらえますよ。ガラガラを隠しながら鳴らしていると、音がどこから聞こえるのか探してくれますので、聴力も知力もアップしていきます。
座って遊べるようになる生後6か月くらいになると、ちょっと握るのにコツが入りそうなガラガラにするのがおすすめです。知育になりますし、筋力トレーニングにもなります。また、この頃になると歯固めとしても使えるラトルが人気になってきますよ。
ラトルの使い方の1つにハイハイトレーニングがあります。ハイハイができるようになった赤ちゃんの目の前でお気に入りのガラガラを振ると、そのガラガラを取ろうと必死にハイハイをしてくれることも。そうしてガラガラを何度も手に入れるうちにハイハイをするのに大事な筋力をつけることができますし、集中力を鍛えたり達成感を味あわせてあげられますよ。もちろん、頑張る赤ちゃんを応援するのにも最適です。
ガラガラは多く赤ちゃんがはじめて触れるおもちゃ。決していつまでも遊べるわけではありませんが、赤ちゃんの成長に大切な役割を果たしてくれます。そんなガラガラにはここでご紹介したように何通りも遊び方がありますので、ぜひ試してみてください!きっと赤ちゃんも楽しんでくれますよ。
ガラガラの中でも人気が高いのはコレ!
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