哺乳瓶の正しい消毒方法は?消毒液やケースなど必要な道具とやり方

ミルクや搾乳した母乳を赤ちゃんに飲ませる場合には、消毒した哺乳瓶を使わなければなりません。でも、新米ママさんの中にはほ乳瓶の消毒はどのようにすればよいのか全くわからないという人もいるのではないでしょうか?哺乳瓶の消毒は、ケースに消毒液を入れて漬ける方法や電子レンジでチンする方法、煮沸する方法まで様々です。それぞれの家庭にあった方法を選べるよう、ここで消毒方法ごとに必要な道具ややり方をチェックしておきましょう!


赤ちゃんの健康を保つために、哺乳瓶は衛生的に!

赤ちゃんの免疫力は大人よりも低く、大人なら大丈夫なことでもすぐに体調を崩してしまいがちです。特に注意したいのが授乳時の哺乳瓶。哺乳瓶や乳首が清潔でなければ、赤ちゃんの口にそのまま雑菌が入ってしまうことになります。

哺乳瓶を衛生的に使うためには、哺乳瓶や乳首の溝までキレイに洗浄し、消毒をすることが欠かせません。でも哺乳瓶の消毒方法を調べてみると『ケースに消毒液を入れて漬ける方法』や『電子レンジでチンする方法』、『煮沸する方法』と色々あって、どの方法でやればいいのかわからなくなってしまう人も少なくありません。

そこで、今回はそれぞれの方法に必要な道具ややり方、合っているタイプの人までまとめてみました!


ケースに消毒液を入れて漬ける方法

どのような方法?

『ケースに消毒液を入れて漬ける方法』では、大きめのケースやバケツに塩素系の消毒液と水を分量どおり入れて1時間以上漬けておくという方法です。消毒後はすぐに哺乳瓶を使うことができます。

必要なものは?

『ケースに消毒液を入れて漬ける方法』で絶対に必要になるのは消毒液だけです。専用のケースやバケツも売られていますが、哺乳瓶をしっかりと漬けることができるケースやバケツがあれば代用することが出来ます。
ただし、専用のケースやバケツでは水の分量をわざわざ測らなくても水を入れる線が書かれてあったり哺乳瓶を乾燥させたり出来るスペースがついていたりしますので、使いやすいのが魅力です。

どのような人に向いている?

『ケースに消毒液を入れて漬ける方法』は、1日2,3回は哺乳瓶を使うという家庭に向いています。ミルク中心だったり搾乳した母乳を与えたりといった家庭はまとめて消毒ができるので便利ですよ。また、消毒後すぐに哺乳瓶が使えるので哺乳瓶が1本しかなくても授乳後すぐに洗えば「次の授乳に間に合わない」ということもありません。夜間授乳もスムーズにできますよ。
ただ、消毒液がついた哺乳瓶をそのまま使うのに抵抗があったり、カルキっぽいニオイが気になったりするママもいます。また、哺乳瓶の数が少ない場合は消毒液のコストが高くなってしまうこともあります。


電子レンジでチンして消毒をする方法

どのような方法?

『電子レンジでチンする方法』では、専用の袋やケースに哺乳瓶と乳首、水を入れ、電子レンジで加熱する方法です。電子レンジに入れると水が素早く振動して高温になり、ケースの中にスチームを充満させて消毒してくれます。チンする時間は5分程度。こちらも加熱した後はすぐに哺乳瓶を使うことができますが、高温になるのでよく冷まして火傷に注意するようにしましょう。

必要なものは?

『電子レンジでチンする方法』では、専用の袋またはケースが唯一必要なものです。かさばりやすい台所にも置きやすいようにコンパクトになっていたり、そのまま哺乳瓶を補完できるようになっていたりするものが多いのも魅力です。

どのような人に向いている?

『電子レンジでチンする方法』は温めをするだけととても手軽なので、忙しいママにピッタリな方法です。また、5分程度で消毒ができますので、最悪赤ちゃんがぐずり始めてからでも消毒することができます。哺乳瓶の使用頻度が多い人や夜間授乳にもおすすめですよ。専用ケースの使い勝手の良さから、台所をごちゃごちゃさせたくないという人にも向いている方法です。
反対に、哺乳瓶を何個もまとめて消毒したいという場合や赤ちゃんに兄弟がいてご飯時に授乳するという場合には小分けにしたりスムーズに配膳ができなかったりするので注意したいですね。


哺乳瓶を煮沸させて消毒をする方法

どのような方法?

『煮沸する方法』は、昔ながらの哺乳瓶の消毒方法。お鍋に水と哺乳瓶、乳首を入れて5分ほど沸騰させて消毒します。煮沸した哺乳瓶は、トングや箸を使って取り出すとよいですよ。

必要なものは?

『煮沸する方法』で必要な道具は鍋だけ。新たに道具を買わずに済むのは嬉しいですね。

どのとうな人に向いている?

哺乳瓶の使用頻度が低い場合はわざわざ哺乳瓶関連の授乳グッズを購入したくないですよね。『煮沸する方法』は、正にそんな人にうってつけの消毒方法です。また、特別な道具がいらないので実家に帰省した時などでもおすすめの方法です。
ただ、毎日何回も哺乳瓶を使っている場合は、かかる手間や時間にイライラしてしまうかもしれません。特に、夜間の授乳をミルクでしているという人は、火を使うのでちょっと怖い方法です。睡眠不足で寝ぼけていると、ヒヤッとしてしまうことがあるかもしれませんよ。


消毒は神経質にならずに、ポイントだけはおさえましょう♪

赤ちゃんの健康を守るためにも、哺乳瓶はしっかり洗浄して消毒してから使いたいところです。でも授乳は頻度も多くて色々と気にしていたらストレスも溜まってしまいがち。

「哺乳瓶を1回消毒したけど内側に手が触れてしまったからもう一回消毒しなおさなきゃ」などと神経質になっていると1年間もの長期間は中々もちません。

おさえるポイントはしっかりおさえて、無理なく授乳ができるようにしたいですね。消毒方法は、ライフスタイルや時と場合によって合っているものが違ってきます。便利なグッズを利用すれば、育児の負担も減らすことができますよ。