2021年08月15日 00:00
初めての妊娠で、母子手帳をもらうことはわかっていてもいつ?どこで?誰が?いつまでに?とわからないことだらけですよね?実は母子手帳をもらうのに必要な持ち物や流れがあるのです。そこで今回は母子手帳のもらい方について徹底的に解説していきます。実際に母子手帳をもらってきた私の経験もご紹介するので、参考にしてみてください。
母子手帳をいつもらうのかについて解説していきます。
母子手帳がもらえるのが、だいたい妊娠6週目から10週目とされています。
厚生労働省では、妊娠11週目までには母子手帳をもらいに行くことが推奨されています。
ですので、だいたい妊娠8週目くらいで母子手帳をもらいに行く人が多いです。
母子手帳は医療機関で、超音波検査をして胎嚢と心拍が確認できればもらいに行けます。
正常に妊娠できているかは、尿検査で陽性反応が出ることと超音波検査の結果が必要です。
余談ですが、この時期の超音波検査は膣内に機械を入れて検査します。
ドラマで見るようなベッドに寝転がって超音波検査をするのはもっと後です。
初めての妊娠検査のときにびっくりしたので、ご紹介させていただきました。
母子手帳をもらいに行くかは、医師から「今度、母子手帳をもらってきてください」と伝えられてからもらいに行くのが一般的です。
もしも、妊娠8週目を過ぎても母子手帳について何も言われないのであれば、医師に確認してみてもいいでしょう。
それでは、母子手帳はどこでもらえばいいのでしょうか。
母子手帳をもらう場所についてご紹介していきます。
母子手帳は、住民票を出している市区町村の役所や保健センターでもらいます。
母子手帳がもらえるようになったら、お住まいの市区町村のホームページを確認してみましょう。
福岡市を例に母子手帳のもらい方をご紹介します。
母子手帳をもらう場所 | 各区保健福祉センター |
母子手帳をもらうための手続き | 各区の保健福祉センター(健康課)で妊娠届出の提出 |
母子手帳がもらえる時間 | 9時から17時 |
持ち物 | 【妊婦本人が手続きする場合】
• 妊娠届出書 • 個人番号確認書類 • 本人確認書類 【代理人が手続きする場合】 • 妊娠届出書 • 妊婦さんの個人番号確認書類 • 代理人の本人確認書類 |
それでは、母子手帳をもらうのに必要な 持ちものについて詳しく解説していきます。
母子手帳をもらうためには、妊娠届出書を市区町村の担当課に提出します。
妊娠届出書には、妊娠の診断を受けた医療機関の名前を記入する必要があります。
また、妊娠週数も記載するので確認しておきましょう。
(例)大阪市の妊娠届出書
自治体によっては妊娠証明書を求められる場合もあります。
もしも妊娠証明書が手元にない場合は、先に自治体の担当課に電話して必要なのか確認しておくといいでしょう。
母子保健法が改正されたことで「妊娠届出書」には妊婦さん本人の個人番号が必要になりました。
マイナンバーカードを持っていない場合は、
のどれか1点が必要です。
の場合は2点必要です。
マイナンバーカードがあれば、1枚で本人確認と個人番号の確認ができます。
自治体によって必要になる場合があります。
詳しくはお住まいの自治体のホームページを確認してください。
母子手帳をもらいに行くと、いろいろな書類や自治体によってはお土産をもらえる場合があります。
大阪市の場合は、
が母子手帳とともに渡されます。
私が母子手帳をもらいに行った市では、市のロゴが入ったエコバッグやハンカチなどがもらえました。
何も入れるものを持って行かずに母子手帳をもらいに行ったので、入れ物がなく困ってしまいました。
荷物が入るくらいの大きさのバッグを持って行くのをおすすめします。
それでは、母子手帳をもらいに行くと、どんな感じの流れで進んでいくのかご紹介します。
まずは、お住まいの自治体のホームページで持ち物を確認しましょう。
個人番号が必ず必要になるので、忘れずに用意するようにしてください。
各自治体の母子手帳の交付をしている場所に行きましょう。
時間帯によっては混雑している場合もあるので、時間には余裕をもって出かけてください。
妊娠届出書に必要事項を記入して提出します。
妊娠届出書を提出すると、母子手帳以外にも妊婦健康診査で使える助成券がもらえます。
また、何かわからないことや不安なことがあればきいておきましょう。
無料です。
母子手帳はいつまでにもらわなければいけないということはありません。
厚生労働省では、妊娠11週までにもらいに行くのが望ましいとされています。
妊娠初期でつわりや体調が優れないなど妊婦さんが直接母子手帳をもらいに行けない場合もあります。
また、里帰りをされている方は、母子手帳をもらうために帰ってくるのも大変です。
その場合は、代理人がもらいに行けます。
代理人がもらいに行く場合は、
が必要です。
代理人は、家族がする自治体が多いです。
自治体によっては委任状が必要な場合もあるので、もらいに行く前に電話で確認しておくといいでしょう。
引用:母子手帳交付委任状
母子手帳は、妊娠中から出産、新生児期、乳幼児期まで長く使います。
母子手帳には、妊娠時期から子育てにいたるまで赤ちゃんの健康とママの健康を守る手助けになってくれる情報が書かれています。
母子手帳の上手な活用方法として、
として使えます。
赤ちゃんが誕生してからも予防接種や定期健診のたびに必要になってきます。
また、母子手帳があれば、さまざまなお得なサービスを受けることができます。
私の場合、生協を利用していたので赤ちゃんサポートとして個配手数料が割引になりました。
一般的に妊娠8週目で母子手帳をもらいに行くとご紹介しましたが、人によっては妊娠8週目で医師から「まだ母子手帳はもらいに行かないでください」といわれる場合があります。
医療機関によって違いがあって、心拍の確認が2回できてから母子手帳をもらいに行ってといわれる場合や6週目でももらいに行ってといわれる場合もあるようです。
妊婦健診の受診券があれば受診費がかからないか割引してもらえるため、早く母子手帳がもらいたくてやきもきしてしまうかもしれません。
しかし、受診券を早く使い切ってしまうとあとになって足りなくなってしまう場合もあります。
川崎市の場合、母子健康手帳交付前に妊婦健診を受けたなら、払い戻しの対象になります。
しかし、 母子手帳交付前に行った妊娠判定の診察や胎児の心拍確認のための診察、分娩可能施設への転院に係る紹介状等といった妊婦健診以外の費用については助成対象外となるとされています。
引用:川崎市「妊婦検診質問」
住んでいる自治体によって違うので、気になる方は電話で問い合わせておきましょう。
また、妊娠中に気になることは遠慮せずに医師になんでも相談するのも忘れないでください。
未婚の場合でも、母子手帳はもらえます。
ただ、自治体によっては妊娠届出書を書く際に、夫の氏名を書く場合があります。
近いうちに結婚する予定にしているのであれば、夫の氏名を記入しましょう。
予定がない場合は、空欄で提出し口頭で担当者に伝えておくといいでしょう。
私は、3人子供がいるので3回母子手帳をもらいました。
そのときの体験談をご紹介しましょう。
1人目は、右も左もわからなかったので、妊娠がわかったら母子手帳をもらいに行くものだと思っていました。
病院に「妊娠しているかも?」と思って受診したその日に「母子手帳をもらってもいいですか?」と聞いたことがあります。
すると医師から「もう少し待ってくださいね」といわれました。
妊娠8週目で母子手帳をもらいに行っていいこととなり喜んでもらい行きました。
手続きに関しては、書類を記入するくらいで難しくありませんでした。
しかし、「何か悩んでいませんか?」とかいろいろ聞かれて「初めての妊娠だから心配されているのかな?」と感じました。
2人目の母子手帳をもらいに行ったとき、ものすごく混んでいたので大変でした。
まだ1人目が赤ちゃんだったので、抱っこして順番を待ちました。
1人目のときは一切待たずに母子手帳をもらえただけに、この時間は長く感じました。
母子手帳をもらうだけなのに、かなり疲れたことを覚えています。
身体の負担も考え、空いている時間を狙っていくことをおすすめします。
3人目になってくると、母子手帳をどれくらいでもらえるのか、病院にいつ頃行けばいいのかわかっていました。
それで、妊娠8週目あたりで病院に行きました。
ちょっと遅かったようで看護師さんに「何かありましたか?」と心配され、医師から「早く母子手帳をもらって来てください」といわれました。
そして、いざ母子手帳をもらいに行くと、自治体からの妊婦さんへのお土産が多くなっているのに驚きました。
1人目・2人目の感覚で入れ物も何も持っていかなかったため、母子手帳プラスお土産を入れるエコバッグを持っていけばよかったと後悔しました。
余談ではありますが、1人目の母子手帳がとてもかわいいデザインでした。
表紙ももちろんかわいいですし、中も写真を貼って子供が大きくなった思い出として使える仕様になっていたのでとても気にいっていました。
そして、引越しをした2人目のときは違う市で母子手帳を受け取りました。
するとまさかのデザインがダサい・・・。
今は母子手帳ケースなどがあるので、どうにかなりますが、引越しを予定されているならその市の母子手帳がどんなデザインなのか確認しておくのをおすすめします。
母子手帳のもらい方についてまとめておきます。
もらう時期・・・医師に母子手帳をもらうよう言われてから
もらう場所・・・各自治体の役所・保健センター
持ちもの・・・マイナンバーカード、診察券、バッグなど
各自治体によって、母子手帳をもらう場所や持ち物は違ってくるのでまずはホームページで確認するようにしてください。
また、わからないことや不安なことがあれば、必ず医師に相談するようにしましょう。
ライター名:大河内麻衣
子供を3人育てています。私の子育ては夜泣きや人見知り、トイレトレーニング、母乳育児、指吸い、産後クライシスといった子育てお悩み系は全て制覇しています(笑)今は、全員小学生になり少しゆとりがもてるようになりました。振り返ってみると本当にささいなことばかり。でも、そのときは必死でした。私の経験が少しでも役に立ってくれればという想いでつづります。
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