2018年06月25日 11:00
赤ちゃんは見ていて誰でも可愛いもの。赤ちゃんを連れて歩いていると、「まあ、可愛い!」と声をかけらた経験が誰でも1度や2度はあるのではないでしょうか。トモママに連載頂いている漫画家の赤星ポテ子さんもそんな経験を持つひとりです。そんなポテ子さんの経験談をどうぞご覧ください。
もともと社交的にではなく、ご近所づきあいとは無縁の世界に住んでいた私。
子どもが出来る前から夫婦共働きで、私は在宅でお仕事でしたが、マンションの住人との付き合いはなく挨拶ぐらいでした。
今思えば、私はきっとご近所からは変な目で見られていたのかもしれません。
日中は働きに出かけている様子もなく、子育てで忙しいママというわけではありませんでしたから…(汗)
赤ちゃんを連れて歩くと、見知らぬおばあちゃんがどこからともなく寄ってきて、話かけられます。犬の散歩より高確率で話かけられます。
最初はなんでこんなプライベート質問を家族以外の人がするんだ?と驚きましたが、お年寄り世代は高い確率で聞いてきます。
赤ちゃんをどちらで育てているか何故か気になるようです。
「ミルク」と答えると「おっぱいの方が栄養があるから頑張らなくちゃ」と言われます。
タクゾー(息子)は混合でしたが、いつも母乳と答えてました。
息子を「かわいい」と言ってもらえるのは親として非常に嬉しい。
ただ写真を撮る前に一言断って欲しいというのが親としての本音です。
「写真を撮ってもいいですか?」と言ってくれる方も勿論いらっしゃいますが、承諾を得なまま撮る方時々いらっしゃいました。
赤ちゃんを連れて歩いているとお年寄りに話かけられることが多いですが、一度ヤクザのような恐い顔つきの人に話しかけられたことがあります。
徐々に歩み寄ってくるオジサン。
高まる緊張感。
「何があっても息子を守るよ」とギュッと息子を強く握りしめ、息子の身を守ろとしました。
「カワイイね」
オジサンの一言に拍子抜け。
あの時のおじさん、疑ってすいませんでした。
赤子の人を引き寄せるパワーって凄いですね。
人を見かけで判断してはいけないと息子が私に教えてくれた出来事でした。
マンガ・テキスト:赤星ポテ子さん
広告制作会社・IT業界を経て、不妊治療を機にフリーランスのイラストレーターに。コミックエッセイを中心にCM制作、コラム連載など幅広く活動。自身の不妊治療・妊娠・出産の経験を描いた著書「ベビ待ちバイブル」「マンガ解説 よくわかる! 妊娠と出産」も出版。
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