【妊活中の人必見】妊娠に気付く症状とは?インプランテーションディップって?

妊活中の方であれば、高温期真只中に体温が下がってしまうと、不安になってしまいますよね。それはもしかしたら、「インプランテーションディップ」が原因かもしれません。そもそもインプランテーションディップって何なのか、また着床すると基礎体温はどうなるのかなど詳しく解説していきます。高温期のいつ頃に起こり、何日間続くものなのか、起こらなくても妊娠の可能性はあるのかなど、みなさんが知りたいポイントをまとめたので、最後までお見逃しなく!

インプランテーションディップは妊娠の兆候でもある

「インプランテーションディップ」とは、「Implantation(着床)」と「dip(下がる)」この2つの単語を組み合わせて出来た言葉です。

 

この言葉にあるように、着床したタイミングで一時的に基礎体温が下がる現象のことを指しています。

 

妊娠兆候のひとつとして、着床出血や着床痛なども同じように考えられていますが、妊娠した方すべてが、インプランテーションディップが起こる、というわけではないのです。

 

なぜ起こるのかは判明していない

インプランテーションディップですが、なぜこのような現象が起きるかは、医学的に未だ解明されていません。また体温が何度ほど変動するかといった、特定の定義もありません。

 

着床時に見られる現象ですが、実際に着床することで基礎体温に一体どのくらい影響しているのか、基礎体温が下がっていくメカニズムは判明されていないのです。

 

インプランテーションディップだと気付く為には?

インプランテーションディップは、基礎体温に見られる変化からも気付くことができます。

 

そのため毎日きちんと基礎体温を測り、自身の生理周期や排卵のタイミングなどを把握しておくことが、兆候を捉えるために大切でしょう。

 

理想的なのは、低温期と高温期に排卵日を境に分かれることです。

 

このあと月経が始まれば、再び低温期に入っていきますが、受精卵が子宮内膜へと着床し、妊娠が成立すれば、高温期がずっと続きます。

 

インプランテーションディップはいつから?何度下がるの?

高温期の中ごろにかけて起こる

排卵時に、卵子は卵胞殻を破り、卵巣を飛び出していきます。排卵がきちんとあると基礎体温は高温期へと移行されます。

 

この飛び出した卵子が、「卵管膨大部」で精子と融合することで「受精卵」が誕生するのです。そして受精卵は、分割を繰り返していきながら卵管を辿り、4~6日ほどかけて子宮へと運ばれていきます。

 

受精から約7日目になると、分割がさらに進み「胚盤胞」と呼ばれ、受精卵は発達した子宮内膜の絨毛へと取り込まれ着床が始まり、さらに約5日間かけて、表面が完全に覆われた状態となれば着床が完了します。

 

そしてインプランテーションディップが起こると言われているのは、排卵から約7日目あたりで、約14日間続く高温期のちょうど中ごろになります。着床時期とばっちり重なるため、「インプランテーションディップ」は着床の兆候?と考えられるようになったのです。

 

受精から着床するまでは、受精卵と子宮内膜のそれぞれの準備が整っていることが大変重要になってくるでしょう。このタイミングにずれが生じると着床することは難しいので、このため着床が排卵から何日目に始まるかは大体決まっているのです。

 

インプランテーションディップは1~2日間ほど続く

インプランテーションディップは、大体1~2日といった短い日数で終わり、一時的に体温が低下しますが、その後はまた高温期へ戻ります。

 

ですが低3日間以上低下したときは、インプランテーションディップではなく”月経がくる”と捉えます。

 

高温期は、10~14日間ほど続くのが正常です。これは「黄体」の寿命が約14日間と言われているためです。もし高温期が9日より短い方は、黄体機能が低下しており、基礎体温が安定していない可能性が高いでしょう。

 

インプランテーションディップは、大体0.2℃ほど下がることが多い

インプランテーションディップがみられた方は、基礎体温が「0.2℃ほど下がった」という声が多くよせられています。

 

このように、0.2℃以上下がったという声もありますが、「何度下がったから着床した」とは言いきれないのです。

 

妊娠すれば起こるわけではない

インプランテーションディップは、妊娠した方が全員起こるわけではありません。

 

受精から約7日目に基礎体温の低下が起きているのは事実ですが、それが着床に由来するかどうかは、未だ解明されていない状況だからです。

 

またこの症状がなくても、妊娠していたという例も多く存在しています。

 

一方でインプランテーションディップが起こらないからと言って、「妊娠していない」とも限らないので、基礎体温やそのほかの妊娠兆候も気にかけるようにし、インプランテーションディップに振り回されないようにしましょう!

 

妊娠していなくても体温が下がることもある

そもそも「基礎体温」は、非常にデリケートなので、体調の変化や測り方が変わるだけでも、基礎体温に影響してしまいます。

 

夜ふかしや飲酒が理由でも、基礎体温が乱れてしまうので、高温期の途中でも基礎体温が低下してしまうこともよくあるのです。

 

妊娠を望んでいる方であれば、少しでも早く結果を知りたいと思いますが、基礎体温はあくまでも「目安」にし、生理予定日が過ぎるのを焦らず待ちましょう。

 

インプランテーションディップは未だ解明されていない

これまでもお話ししたように、すべての妊娠においてインプランテーションディップは起こるわけではなく、医学的な解明は未だされていないのです。

 

またインプランテーションディップが見られる確率や、割合などは明らかにされていないので、今後の解明に期待しましょう。

 

高温期に基礎体温が下がる他の原因は?

基礎体温の測り間違い

夏場でクーラーを付けたまま就寝すると、基礎体温が下がることがあります。このように基礎体温を正確に測るのは非常に難しく、基礎体温が下がった原因として、”計測ミス”だった、ということも考えられるでしょう。

 

基礎体温を計測する時は、同じ時間帯に測るなどし、できるだけ同じ条件で計測するのが望ましいです。もしも環境や体調がいつもと異なるのであれば、基礎体温グラフにその内容を残しておくと、情報がより正確になります。

 

黄体機能不全の可能性

基礎体温の高温期は、黄体から分泌される”プロゲステロン”が働き、10~14日間継続されるのが正常です。ですが基礎体温が9日以下で低下してしまう場合、黄体機能が低下している可能性があります。

 

黄体機能不全は、不妊の原因になることがある症状です。高温期が9日以下で低下してしまう状態が、2~3周期続くのであれば、一度病院で相談してみるといいでしょう。

 

ホルモンバランスの乱れ

疲れ・体調不良・精神的なストレスなどを抱えていることで、ホルモンバランスは乱れ、生理周期にも関係してきます。

 

ホルモンバランスが乱れれば、基礎体温にも影響し、基礎体温グラフがガタガタしてしまいます。これも、インプランテーションディップが起きた?とも思えるため、その後の体温変移もしっかりと観察していくようにしましょう。

 

着床出血

よく「着床出血」という言葉を耳にしますが、実は医学用語にはないもので、本来は「月経様(げっけいよう)出血」になります。

 

着床によって出血する方は、ほんの数%しかおらず、量は月経よりも少なく、色は鮮かな場合が多いようです。ですが月経との区別が難しく、切迫流産や子宮外妊娠などによる可能性もあります。

 

基礎体温

毎日基礎体温を測っていれば、排卵後には高温期になるのが確認できます。

 

逆に妊娠していなければ、高温期は14日ほどで終わり、体温も月経開始とともに下がっていきます。高温期が21日以上続くようであれば、妊娠の可能性が高いでしょう。

 

高温期の10日目前後に1.2日だけ体温が下がる「インプランテーションディップ」があると、着床したのではないかと言われていますが、その日の体調や環境などでも、変わりやすいのが特徴なので、妊娠したか否かの判断材料にはできないでしょう。

 

生理

もし着床していれば、子宮内膜は剥がれずにそのまま成長していくので月経はきません。

 

1週間以上も生理が遅れているようであれば、妊娠の可能性がかなり高いので、妊娠検査薬で試してみるとよいでしょう。

 

体調の変化もさまざま

女性ホルモンが着床すると増えていくので、それによりホルモンバランスが変わり、体や心にさまざまな変化が起きます。

 

よく言われているのは、月経予定日から1週間過ぎたあたりから変化を感じやすいようですが、なかには妊娠3週目頃から、変化を感じた方もいるようです。

 

体調の変化として挙げられるのは、熱っぽい・だるい・眠気がひどい、など様々です。

 

どの症状が起こるかは個人差もあるので、体調が変わったからと言って「妊娠した」とは言えません。自己判断せずに必ず産院に行き確認するようにしましょう。

 

赤ちゃんはお腹のなかで、物凄いスピードで成長するに伴い、妊婦さんの体もみるみると変化していきます。つわりや便秘、精神的にも不安定になるので、マイナートラブルが起こりやすくなります。

 

運動や食べ物、お酒やカフェインを控えるなど、さまざまな制約ができるので、少なからずストレスも感じるでしょうが、エコーで赤ちゃんの様子をみたり、胎動を感じれば幸せな気持ちになることのほうが多いでしょう。

 

妊娠検査薬の中には高温期10日ほどで反応するものも

妊活をしている方なら、高温期が続くと一刻も早く妊娠検査をしたくなるでしょう。

 

妊娠検査薬には2種類あり、早期妊娠検査薬と呼ばれるものは、高温期10日頃から反応が見られるそうですが、その方の体質などにもより、妊娠検査薬に反応しない方もいるようです。

 

検査薬で陽性が出たら、まずは正常に着床できているかどうかを確認するために、一度産婦人科で診てもらいましょう。

 

基礎体温の変化に気づくために大切なこと

基礎体温は正しく測る

ここで一番大切なことは、基礎体温を正しく計測することです。

 

<測り方のポイント3つ>

1.小数点以下2桁まで計れるタイプ

2.布団から出ずに、起きた時点で計測する

3.毎朝必ず測る(出来れば同じ時刻で)

 

では詳しく説明していきましょう。

 

婦人体温計は手の届く所に置いておき、起床後はなるべく体を動かさず、舌の付け根(裏側)に密着させて計測しましょう。

 

婦人体温計は、毎日口に入れるので、水洗いができるタイプが理想です。最新の婦人体温計の中には、スマホのアプリと連動するものもあります。朝は忙しく時間がないという方は、このようなタイプの体温計を選ぶのがおすすめです。

 

毎日続けていくことが大事

妊娠兆候や変化を見つけるために、基礎体温は大切な記録になります。妊娠に気付いてから始めても、自分の低温期は何度か知らないのであれば意味がありません。

 

基礎体温の変化は、非常に小さい変化であり繊細ですので、気付くには毎日続けることが最も重要です。まず3ヶ月は続けて計測しましょう。

 

妊娠すると起きる症状とは?

妊娠に気が付く症状で有名なものに、「つわり」がありますよね。

 

つわりは、早くて妊娠4週目(超妊娠初期)から始まる方もいます。4週目と言えば、高温期が14日以上続いていることから、「妊娠かも?」と気付き始めるころです。

 

つわりのように、妊娠に気付きやすい症状があれば、確信を持てやすいですが、その他に妊娠すると起こる症状もたくさんあるのでご紹介していきましょう。

 

妊娠時の体に起こる変化とは?

  • 風邪のような症状(頭痛・発熱・倦怠感など)
  • 腹痛・下腹部痛(痛みは個人差があります)
  • 腰痛・股関節痛
  • いつも眠い・常にだるい
  • 汗の変化(多汗になる・汗が臭い)
  • おりものの色が変わる(匂いもいつもと違う)
  • 食の好みが変わる
  • 乳房の変化(張ったりする)

 

上記に見られる変化は、自覚症状として強く感じる人もいれば、全く感じない人もいます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

妊娠の兆候を早い段階でつかめるのは、妊活中の方にとって嬉しいものです。インプランテーションディップが起これば、妊娠検査薬の反応しない時期でも妊娠の可能性を探れますが、振り回され過ぎないようにしましょう。

 

確実に妊娠したかどうかは、妊娠検査薬で陽性反応が出て、お医者さんで確認するまでは、穏やかな気持ちで過ごせるといいですね。

また、基礎体温測ることは、妊娠の兆候に気付くためにも非常に大事なことなので、毎日続けていくようにしましょう!

 


\妊活中におすすめ!/

妊活マンガがおすすめ!リアルな体験談が人気の妊活マンガ5選