一人でいる時の陣痛に備え準備。妊婦さんは陣痛タクシーの事前登録がオススメ

妊娠後期くらいになってくると、「一人でいるときに陣痛がきたらどうしよう…!?」と不安になる妊婦さんも多いですよね。そんな一人っきりのときに備え、陣痛タクシーのサービスを登録し、準備しておくことがオススメ。妊婦さんを優先的に運んでくれる陣痛タクシーを利用するには、出産前に事前登録をしておく必要があります。ここで陣痛タクシーの利用方法や注意したいポイントについてまとめました。


陣痛タクシーって?

陣痛タクシーは、陣痛がきた妊婦さんに優先的にタクシーの配車をしてくれて病院まで送迎をしてくれるサービスです。嬉しいのは、24時間365日受け付けをしてもらえ、通常のタクシーを利用するのと同じ料金で済むということです。また、料金の後払いもOKだったり、陣痛時の対応を医師からしっかりと研修を受けているドライバーさんが多く所属しているタクシー会社もあります。


陣痛タクシーを利用するためには事前登録を!

陣痛タクシー利用する場合には、出産前の事前登録が必ず必要となります。登録方法は簡単で、タクシー会社に電話で次の情報を伝えると登録をしてもらえます。登録はインターネット上でできる会社もあり、その場合は後日改めて連絡がくることになります。

  • 氏名(妊娠中の方本人)
  • 電話番号
  • 緊急連絡先(妊婦さん以外)
  • 出産予定日
  • 住所などの迎え先
  • 出産する病院などの送り先

登録までにかかる時間ですが、タクシー会社によっては2週間くらいかかってしまうこともあります。また、早産のようなもしもの時に備えて妊娠後期くらいまでには申し込んでおくと良いでしょう。


陣痛タクシーの利用方法

陣痛タクシーは、一般的には次のような流れで利用することになります。

  1. 電話やインターネットなどで事前登録をしておく。
  2. 陣痛が周期的に起こり始める、または破水や出血をしたら、まず病院に連絡する。
  3. 病院から来るように指示があったら、陣痛タクシーに連絡する。
  4. タクシーが到着するまでに荷物を用意し、迎えの場所で待機する。
  5. タクシーに乗って病院へ行く。

陣痛タクシーを利用する際、タクシーを呼んでからの準備に時間がかからないように、あらかじめ入院時に必要なものはまとめておきましょう。事前に病院の住所なども伝えていますので、ナビによってスムーズに病院へと連れて行ってもらえます。

破水をしてしまった場合は、ナプキンをあてるなど、事前に病院から指示があったり、出血がある時などは救急車を呼ぶ必要があったりします。そのような際は病院からの指示に従いましょう。

破水をしている時に陣痛タクシーを利用する際には、運転手に一言伝え、バスタオルを敷いてシートがなるべく汚れないように気をつけましょう。


陣痛タクシーを登録する際のポイント

陣痛タクシーを登録する前に、注意したいポイントが2点あります。

利用できる地域はタクシー会社によって違う!

タクシー会社には配車を行う基本的なエリアが決まっています。そのため、陣痛タクシーに登録をしようと思ってもエリア外だと断られてしまうかも。事前に自宅がどこのタクシー会社のエリアに入っているのか確認しておきましょう。市区町村のホームページなどで陣痛タクシーを行っている会社をチェックできる場合もありますよ。

タクシー会社によってサービスが違う!

24時間利用可能などの基本的なサービスは変わりませんが、タクシー会社によってちょっとずつサービスに違いがあります。たとえば、陣痛時以外(出産後の退院や1カ月健診など)でもサービスが利用できる会社やチャイルドシートを設置してくれる会社もあります。一方で破水をした場合は乗ることができないタクシー会社もありますし、陣痛タクシーの台数自体が少ない場合もあります。

注意して選ぶようにしましょうね。

妊娠中は、いつ陣痛があるかと不安に思う方は少なくありません。しかし、一人っきりの時でも「陣痛タクシーがある」と思うだけでかなり心強いですよ。ぜひ利用しましょう!

最近では、神奈川県や大阪府、北海道、愛知県、広島県、福岡県などの都市でも行われています。まずは、ご自宅の近くで陣痛タクシーがあるか、確かめてみましょう!


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