赤ちゃんのパスポートはいつから申請できる?申請方法や必要な書類

海外に行ったり外国籍の方で母国以外の国に滞在したりといった時に必要なのがパスポート。このパスポートは生後0ヶ月の赤ちゃんでも必要になります。そんなパスポートはいつから申請できるのでしょうか?また、申請方法や必要な書類とは?ここでまとめてチェックしておきましょう!


赤ちゃんのパスポートはいつから必要?

パスポートは、外国で自分の身分を証明することが出来る唯一の公文書。そんなパスポートは普段の生活では関係ありませんが、海外に行くときには1歳未満の赤ちゃんでも必要になります。

ママやパパが外国籍の時や外国在住で里帰り出産をしている家庭、よく海外に行くという家庭は早めに赤ちゃんのパスポートを作ってしまいたいですよね。

そんな赤ちゃんのパスポートはいつから申請することが出来るのでしょうか?また、必要な手続きや準備するものは?

今回はそんな赤ちゃんのパスポート申請に必要な知識をまるっとまとめてみました。


いつから申請できるの?

赤ちゃんのパスポートは、書類や準備するものさえ揃えば生まれてすぐでも申請することができます。

海外で仕事があったり身内が海外居住者だったりという場合は、パスポートの手続きに1週間以上かかったりすることもありますので早めに申請しておきたいところですね。

ただ、パスポートは20歳未満の子供の場合は有効期間は5年間だけになりますし、お金もかかってしまうので、赤ちゃんが生まれてすぐに外国に行くというのでなければ「急がなくてもよいかな」という感じはありますね。


赤ちゃんのパスポートの申請方法

パスポートは、住民登録をしている都道府県のパスポートセンターの窓口(旅券窓口)で手続きを行います。

①必要書類の準備

住民票や一般旅券発給申請書、顔写真などのパスポートの申請に必要なものを揃えます。あとでお話しますが、大抵の書類は市区町村役場や旅券窓口で入手出来ます。書類はすべて申請前6ヶ月以内に発行したものが必要になります。

②住民票のある旅券窓口で申請

書類がすべて揃ったら窓口で申請します。
申請する時には親権者が代理をすることができますので、赤ちゃんの申請もママやパパが代理申請することができます。申請書類や署名も全部ママやパパが書いてしまってOKです。署名の場合は名前の下に「○○ 代筆」と代筆者の名前を書きましょう。

③受領

パスポートは申請して終わりではなく、もう一度旅券窓口に本人が足を運び受領する必要があります。つまり、申請する赤ちゃんをつれて窓口に行かなければなりません。親権者だけで受領することは出来ませんので注意してください。土日祝日を抜いて大体1週間くらいでパスポートを交付してもらえますので、赤ちゃんの検診などとかぶらないようにスケジューリングしておきましょう。
受領の時には、②の時にもらう受理票に収入証紙と収入印紙の受領証を貼って提出します。自治体によっては、収入証紙ではなく現金で支払うところもあります。②の時に確認しておくとスムーズに手続きできそうですね。


赤ちゃんのパスポートを申請するときに必要なもの

赤ちゃんのパスポートには次のようなものが必要になります。

  • 一般旅券発給申請書
  • 戸籍抄本または戸籍謄本
  • 本人確認書類
  • 母子手帳
  • 赤ちゃんの健康保険証
  • 親権者の本人確認書類(健康保険証や免許証など)
  • 写真(縦4.5cm×横3.5cm)
  • お金(受領時に6000円)

それぞれの注意点について見ていきましょう。

書類の注意

一般旅券発給申請書は5年有効と10年有効のものがあるので注意してください。赤ちゃんのパスポートの有効期限は5年間です。

一般旅券発給申請書は旅券窓口で手に入れられるほか、自治体によっては区や市町村役場などでももらえます。戸籍抄本や戸籍謄本、住民票も市区町村役場で取得できますので、申請前に何度も往復しないですむように窓口の人に「パスポートの取得に必要な書類が全部欲しい」と伝えると楽ですよ。

また、書類で特に注意したいのが、有効期限と発行してもらえる役場が限定されているということです。
戸籍謄本や抄本、住民票などは申請日の前6ヶ月以内に作成されたものでなければ利用できません。子供の出生届けの時にでも必要書類を揃えることは出来ますが、申請がまだまだ先になってしまうという場合はパスポートを取得する前に必要書類を揃えるようにすると手数料なども無駄になりませんよ。
戸籍関係は住民票がある市区町村役場でしか取得できません。仕事の関係や里帰り中で本籍地から遠いところにいる場合は郵送で取り寄せることもできますので、早めに準備するようにしましょう。また、住民登録のない場所で申請する時には住民票の写しが1枚必要になることもあります。

写真の注意

写真も、申請日から6ヶ月以内のものが必要になります。大人なら証明写真機でパシャパシャっと撮れますが、まだ首もすわっていない赤ちゃんだと難しいので写真屋さんやスタジオにお願いするとよいですよ。

背景は無色のワンカラーでなければならなかったり、手や足など身体の一部が写っていたらダメだったり、画質が悪かったりした場合には受理してもらえませんので気をつけましょう。

撮る時には、白い布や布団の上に寝かせて上から撮影することが多いようです。産院によっては、入院中にカメラマンが来て撮影してくれるサービスを行っているところもあるので、早めのパスポートの入手を考えている場合は利用するとよいですよ。

お金の注意

パスポートには、12歳未満の子供の場合、都道府県収入証紙代と収入印紙代を合わせた6000円がかかります。これらは受領時に受理票と一緒に提出しなければなりませんので、忘れないようにしましょう。パスポートには、そのほか書類を発行する時の手数料や撮影代もかかってきます。


赤ちゃんのパスポート申請も、基本的には大人と同じ!

赤ちゃんのパスポートの申請も大人と特に流れは変わりませんが、「受け取りには本人がいなきゃダメ」とか母子手帳のような赤ちゃんならではの身分証明が必要になるとか、大人が申請するときとは違って気をつけたいところもあります。

何度も窓口と役場を往復したりしないですむように、必要なものや申請の流れをしっかりとチェックしておきたいですね。


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