2017年05月24日 11:00
赤ちゃんがミルクを飲む時に哺乳瓶は必須です。しかし、赤ちゃんにミルクをあげていると、口から溢れてきたり、嫌がって飲んでくれないといった経験はありませんか。それは、哺乳瓶の乳首が劣化して傷んでいたり、成長した赤ちゃんの飲む量と哺乳瓶から出るミルクの量が合わなくなったなどの可能性も・・・。今回は、哺乳瓶の乳首の種類や選ぶ時のポイントをお伝えしていきます!
哺乳瓶の乳首のサイズは、主に以下の4種類。使用時期や哺乳量も参考にしてみて下さいね。
新生児期に推奨されるSSサイズの乳首は、生まれて間もない赤ちゃんに使用するため、とても柔らかく作られています。
飲む量が安定してきた生後1ヵ月頃になったら、Sサイズの乳首に変えていきましょう。新生児のうちから飲むことが上手な赤ちゃんの場合は、最初からSサイズという場合があります。個人差がありますのでママが赤ちゃんの様子を見ながら判断して下さい。
そして、赤ちゃんが生後3ヵ月頃になったら、Mサイズを使用し始めましょう。この頃になると、吸う力や量が増してきて、余裕のある赤ちゃんは遊び飲みをしているかも知れませんね(笑)。
さらに、赤ちゃんが6ヵ月頃になったら、タイミングを見てLサイズと交換してあげて下さい。Lサイズは乳首が固めに作られているので、赤ちゃんが多少カミカミしても大丈夫ですよ^-^
哺乳瓶の乳首の穴の形状は、大きく分けて3種類です。
丸穴は傾けるだけで自然とミルクが出てくる設計になっています。まだ上手く吸うことが出来ない新生児に適しています。赤ちゃんがミルクを上手く飲めるようになってきたら卒業しましょう。
スリーカットは、乳首の先端にY型の穴が空いています。赤ちゃんの吸う力によって出てくるミルクの量が違ってくるので、生後2〜3ヵ月以降が適正期でしょう。
クロスカットは、乳首の先端にX型の穴が空いています。赤ちゃんの吸う力によって出てくるミルクの量が違ってくるので、こちらも生後2〜3ヵ月以降が適正期でしょう。クロスカットの場合はスリーカットより切れ目が1つ多く、出てくる量も多いので、繊維などが含まれる絞った果汁をあげるのにも向いています。
乳首は、素材によって触感や匂いに違いが出てきます。赤ちゃんの好き嫌いもありますので、数種類を購入して実際に試してみましょう。
昔ながらの天然ゴムやイソプレンゴムなどの合成ゴム、最近のキッチングッズなどでもお馴染みのシリコンゴムなどが乳首の素材の主流となっています。
天然ゴムは、ほどよい柔らかさと弾力がママの乳首に一番近いかも知れません。煮沸消毒や薬液消毒、電子レンジ消毒ができる点もメリットですが、熱に弱く劣化も早め。特有のゴムの匂いがあるので、好き嫌いが大きく分かれそうです。
イソプレンゴムは弾力性があり柔らかいのが特長。天然ゴムとシリコンゴムの中間のような特徴を持っており、薄い黄色でかすかなゴム臭があります。耐熱性が弱く、劣化しやすい点がデメリットかも知れません。
シリコンゴムは、無色透明でゴムの匂いもしないので、清潔感があります。耐熱性が良く、消毒液にも強い点もメリット。寿命も約2ヵ月と長く、他の素材よりも耐久性が良いでしょう。デメリットとしては、シリコン自体が無臭な代わり、他の匂いを吸着しやすく傷つきやすいという点が挙げられます。
最後は哺乳瓶の素材について。哺乳瓶は、材質によって大きく耐熱ガラス製とプラスチック製の2種類に分けられます。
耐熱ガラス製哺乳瓶のメリットは粉ミルクがくっつきにくい点。きれいに洗浄でき、ガラスが劣化しにくいので、衛生的に長く使用できるでしょう。ただ、赤ちゃんが持つには少し重め。落とした時には割れてしまうので、取り扱いには十分に注意しましょう。
プラスチック製哺乳瓶は軽いため、赤ちゃんでも楽に持つことが出来ます。出先に持っていくのにも向いているでしょう。比較的安く購入できる上、落としても割れにくいので安心です。使用回数を重ねていくごとに、ミルクの色や匂いが移ってしまう点がデメリットかも。ガラスと比較すると耐久性も低いと言えます。
「日常では耐久性の良いガラス製、お出かけの時には軽くて持ち運びやすいプラスチック製」といったように、用途やシーンによって使い分けることをオススメします!
哺乳瓶の種類については、こちらの記事で詳しくご説明しています。