2022年05月07日 00:00
子どもの成長とともに、ぬいぐるみの数は増えていきますよね。「子どもが遊び終わったぬいぐるみから、順番に処分したいけど方法がわからない」と感じているママ・パパも多いのではないでしょうか?そこで今回は、ぬいぐるみの捨て方や処分する際の注意点について詳しくまとめました。捨てる以外の処分方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ぬいぐるみを処分したいと思っても、なかなか行動に移せないという人も多いですよね。まず、どうしてぬいぐるみを処分することに抵抗を感じてしまうのか、自分の気持ちを洗い出してみましょう。以下に主な理由をまとめたので、あてはまるものがあるかチェックしてみてください。
<ぬいぐるみの処分をためらう理由>
子どもが小さな頃から遊んでいるぬいぐるみだと、ママ・パパも愛着が湧いて捨てづらくなってしまうもの。さらにいざ捨てようと思っても、縁起が悪い・罪悪感があるといった理由から行動に移せない人もいますよね。捨てるのをためらう理由を、なんとなくでも自分の中で掴んでおくと、処分方法を検討する際のよい参考になるでしょう。
処分をする前に、長く一緒に過ごしたぬいぐるみと向き合うことも大切です。また、子どもの気持ちを考えることも忘れずに。遊ばなくなったからといって勝手に捨てるのではなく、「ぬいぐるみとバイバイしようか」と事前に声かけをしてあげてくださいね。ここでは、親子でぬいぐるみと向き合う方法として例を2つご紹介します。
子どもと一緒に「今まで遊んでくれてありがとう」と、お礼をぬいぐるみへ伝えます。ぬいぐるみにあらためて感謝の気持ちを言葉で示すことで、捨てる際の罪悪感を少しでも和らげられるでしょう。
処分することに寂しさを感じる人は、記念撮影をするのがおすすめです。ぬいぐるみとの写真を残しておけば、いつでも思い出を振り返ることができます。子どもの納得感も得やすいですよ。
ぬいぐるみを捨てることに対して気持ちの整理ができたら、処分の仕方を検討しましょう。燃えるゴミとして処分するほかにも、さまざまな方法があります。以下に具体的な方法をまとめたので、自分にあった捨て方をみつけてください。
ぬいぐるみを捨てることに抵抗がない人であれば、燃えるゴミとして出してしまうのが最も簡単です。ただし実際に捨てる際には、子どもや地域の人が見てショックを受けるのを防ぐため、外から何が入っているのか見えないよう紙袋などを被せてからゴミ袋へ入れます。また燃えるゴミとして出すことに罪悪感はあるが、処分に手間をかけたくない場合は、ゴミ袋に入れる前に「ぬいぐるみに目隠しをする」「自分でお清めをする」のもおすすめです。
お清めをする場合は、感謝の気持ちを伝えながらぬいぐるみに塩を振り、白い紙に包んでからゴミ袋に入れましょう。
不用品回収業者に依頼して、ぬいぐるみを回収してもらう方法もあります。電話やインターネットで問い合わせればすぐに対応してもらえ、処分の準備に手間や時間がかかりません。料金が発生する場合が多いですが、自分の手で処分する必要がないので、捨てることに罪悪感があるという人に向いています。
ただし業者によっては、ぬいぐるみの回収を行っていないこともあるため、回収が可能か事前に確認しておきましょう。不用品回収業者では、家具や家電など家にある不用品をまとめて回収してもらえるのも魅力です。引っ越し前や大掃除の後など家のものを整理したときに、ぜひ活用してみてください。
ぬいぐるみを自分で捨てるのはなんだか怖いと感じる人には、神社やお寺で供養してもらうのがおすすめです。お祓いや読経をしたあと、思い出の品を燃やす「お焚き上げ」を行い、ぬいぐるみへ感謝の気持ちを伝えて天へと還します。お焚き上げではぬいぐるみ以外に、お守りや七夕飾りなども一緒に供養を受けることが可能です。
供養を受ける際には、神社やお寺に直接持ち込むほか、郵送で対応してもらえる場合もあります。ただし神社やお寺によっては、お正月の時期にしかお焚き上げによる供養を実施していない場合もあるので、公式サイトや電話にて事前に問い合わせおきましょう。
ぬいぐるみの状態がよければ、捨てずに再利用することも可能です。ほかの人のもとでぬいぐるみが再び役に立つと思うと、処分にもそれほど罪悪感なく済みますよね。ここでは、ぬいぐるみの再利用方法を3つまとめました。
親戚や友人に小さな子どもがいるのであれば、捨てる前に譲ることも検討してみてください。ぬいぐるみを必要としてくれる人に引き続き遊んでもらえるとなると、気持ちの整理もつきやすいですよ。ただし、ぬいぐるみを無理に押し付ける形にならないよう、声かけの仕方には注意が必要です。
ぬいぐるみを捨ててしまうのはもったいないと考える人は、リサイクルショップやフリマサイトを活用しましょう。ぬいぐるみの種類や状態によって金額は変わりますが、リサイクルショップやフリマサイトで販売すれば、少しでもお金にかえられます。売る前にぬいぐるみをしっかり手入れしておくと、買い取り金額がアップすることも。
ただしフリマサイトを使う場合は、ぬいぐるみの写真撮影・商品説明の入力・発送作業といった手間が発生します。自分で販売金額を決めたいのであればフリマサイト、手軽に売りたい人はリサイクルショップと希望にあわせて選んでくださいね。
ぬいぐるみを保育園や幼稚園などの児童施設や発展途上国の学校へ、寄付するのもおすすめです。必要としてくれる人のもとでぬいぐるみが遊んでもらえると思うと、少し気持ちも楽になります。またぬいぐるみのほか、文房具・おもちゃ・ベビー用品・自転車など、子どもの暮らしに関連したアイテムであれば回収してもらえる場合も。不要品をまとめて回収して、施設への寄付を行っている団体が複数あるので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
ぬいぐるみを処分・再利用する方法が決まったら準備に取りかかる前に、気をつけてほしいポイントについてまとめました。ただ燃えるゴミとして出すとしても配慮が必要な場合があるので、事前に必ず目を通してくださいね。
ぬいぐるみをゴミとして処分する際は、必ず自治体のルールに従いましょう。サイズが小さいものであれば燃えるゴミとして出せる地域が多いですが、大きなものだと粗大ゴミとして扱われる場合があります。粗大ゴミとして捨てるとなると、別途料金が発生する可能性もあるため注意が必要です。
また内部に電池やプラスチックの部品など不燃ゴミに該当するものが入っていれば、布部分とパーツを分別して処分しなければなりません。誤った捨て方で回収してもらえなかったということがないよう、あらかじめ自治体の公式サイトで分別方法についてしっかり確認してください。
ぬいぐるみの汚れやニオイが強いと、受け取る側には喜ばれませんよね。施設への寄付や友人へ譲るなどしてぬいぐるみを再利用したい場合は、念入りに洗っておくことが大切です。ぬいぐるみを傷めてしまわないよう、洗濯表示に気をつけながらきれいに手入れしてあげましょう。
<ぬいぐるみの手洗い方法>
子どもが遊び終わったとはいえ、ぬいぐるみに愛着や思い出があるとなかなか処分しづらいですよね。処分方法を検討する前に、お世話になったぬいぐるみへしっかり感謝を伝えることで気持ちを整理できます。ゴミとして捨てるだけでなく、供養や寄付など罪悪感なく処分する方法もあるので、自分に合った方法でぬいぐるみとお別れをしましょう。
あわせて読みたい