小学校の入学準備はこれで完璧!必要なもの・費用・スケジュールを解説

小学校の入学前に、どんな準備をしたらいいのか不安になってしまう方は多いですよね。1人目の子どもであればなおさらです。そこで今回は、入学までに確認しておきたい1年間の大まかなスケジュールと、入学にかかる費用や必要なものについて詳しく解説していきます。年長さんの子どもを持つママやパパは、ぜひ参考にしてみてください。

小学校に入学するまでのスケジュール

 

子どもが小学校に入学する前の1年間で、準備しておきたいことはたくさんあります。2人目以降の子どもであれば上の子どもの経験があるのでわかりやすいですが、初めての就学であれば、子どもはもちろんママもわからないことがたくさんありますよね。そこでまずは、小学校入学前のスケジュールについて確認していきましょう。

4月~ 1年生に向けての勉強を始める

年長さんになったら、1年生に向けての簡単な勉強を始めていきましょう。幼稚園や保育園でも勉強の時間はありますが、子どもが自主的に取り組めるよう簡単なドリルなどを用意してあげるとよいかもしれません。

・ひらがなの練習

小学校に入学するまでに、できればひらがなの練習は始めておきたいですね。1年生の勉強として習う部分ではありますが、入学までに自分の名前だけは書けるようにしておくと安心です。

・数字の書き方

0~9までの数字も1年生で習う部分ではありますが、最初から数字が書けると足し算や引き算などもスムーズに飲み込めるようになります。

・時計の読み方

小学校では針のある時計が教室にあるので、アナログ時計の読み方を理解できていると1日の動き方がわかりやすくなります。こちらも1年生の授業で習うことではありますが、難しいと感じる子も多いので早い段階でアナログ時計に慣れておくことをおすすめします。

8月~ 生活リズムを整える

夏休み頃からは、1年生に向けて生活リズムを整えていきましょう。幼稚園や保育園に通っている時よりも家を出る時間が早くなる場合が多いので、早寝早起きの習慣をしっかりとつけておきたいですね。保育園でお昼寝をしている場合は、休日だけでも昼寝を無くしてみるのもよいでしょう。

10月頃まで ランドセルを決める

ランドセルは学校から指定されるわけではありませんが、やはり入学といえばランドセルというイメージが強いですよね。ブランドや種類、機能性など本当にさまざまなランドセルがあるので、情報収集は早めに行っておきましょう。人気のブランドだとすぐに売り切れてしまったり、納期が入学式や前撮りに間に合わなかったりすることもあるので、早めに準備を済ませておきましょう。

9~11月 就学前健診

9~11月頃になると、自治体から就学前健診のお知らせが届きます。簡単な健康診断のようなものを行うので、必ず出席するようにしてください。場所は学校や保健センターなど自治体によって異なるので、時間もあわせてしっかりとチェックしておきましょう。

1~2月 入学説明会&体験入学

入学式直前の1~2月頃に、体験入学を兼ねた入学説明会を行うところが多いです。この説明会で、小学校の入学準備に必要なものを教えてもらえるので、メモの準備を忘れずに。わからないことがあれば質問をして、疑問を残さないようにしましょう。

2~3月 学校で必要なものを購入

説明会が終わったら、いよいよ小学校の入学準備に必要なものを購入します。指定された文具などはお店で購入し、手作りのアイテムが必要な場合は制作にとりかかりましょう。

また、入学式で子どもが着るスーツなどの準備も忘れてはいけません。もうあまり時間がないので、早い段階で終わらせておきたいですね。

2~3月 学童保育の申し込み

働いていて保育園を利用していたり、小学校入学をきっかけに復職を考えていたりする場合は、学童保育の申し込みもあわせて行います。入学説明会で教えてもらえるケースもありますが、自分で調べて申し込みをしなければいけないケースもあります。

保育園に併設している場合もありますので、自分の利用しやすい学童を事前にしっかりと調べ、期日までに忘れずに申し込むようにしましょう。

小学校入学にかかる費用は?

 

小学校の入学にはいろいろと費用がかかります。では実際に、どのくらいの金額が必要なのでしょうか。「お金がかかる」とだけ言われると不安になってしまう方も多いと思うので、小学校に入学する際にかかる費用について、3つの観点から詳しく解説していきます。

公立小学校なら6万円前後

文部科学省の調査によると、公立小学校の1年生で必要な費用は350,860円となっています。他学年では30万円前後が平均となっているので、入学時に必要な金額は6万円前後になります。授業料は必要ないので、教材費などでかかる金額と考えてよいでしょう。

私立小学校では1年生で必要な費用が1,892,002円となっています。他学年と比べると50万円ほど高くなっているので、入学時に必要な金額が50万円前後ということになります。私立では教材費に加えて授業料や制服代などがかかってしまうので、どうしても金額が高くなってしまいますね。

参考:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査の概要

自分で用意するものにもお金がかかる

小学校の入学にかかる費用は、学校に支払う金額だけではありません。文房具や通学用品など、自分で揃えなければいけないものにも意外とお金がかかります。一からすべて揃えるとなると数万円は必要になるので、予算を準備しておきましょう。

給食費など引き落としの金額も忘れずに

教材費や給食費などが引き落としされる場合は、入学までに口座の準備を済ませておく必要があります。こちらも入学説明会で指示があると思うので、期日までに口座を準備し、入金を忘れずに済ませておきましょう。

小学校の入学準備に必要なものはこれ!

 

小学校の入学準備は、揃えるものがかなり多いです。入学説明会で必要なものは教えてもらえますが、それでは準備するのがギリギリになってしまいます。学校によって異なる部分もありますが、ある程度必要なものが事前にわかっていると準備も進めやすいはずです。一般的に必要といわれている入学準備グッズをご紹介していきましょう。

学習机

小学校に入学すると、宿題や家庭学習など集中して勉強できる環境が必要になります。そのため、入学を機に学習机を準備するご家庭は多いです。

ただし最近では、ほどよい騒音が勉強をスムーズに進められるということで、リビング学習を選択する家庭も増えています。1人部屋など学習机を置くスペースがあれば準備してもいいですが、必ずなくてはいけないものではありません。ご家庭の状況やお子さんの性格も考えながら購入を検討してみましょう。

ランドセル

小学校入学といえば、やっぱり「ランドセルを準備しなきゃ」と考える方は多いですよね。学校側から指定があるわけではありませんが、ほとんどの子どもがランドセルを背負って入学式を迎えます。指定のカバンがないのであれば、早い時期から検討しておくのがベターです。

また、ランドセルに付ける防犯ブザーなども、一緒に揃えておきたいアイテムの一つです。「通学距離が長い」「近所に子どもがいなくて不安」という場合は、キッズ用のGPSなども検討してみてください。

文房具

学用品として、筆箱や消しゴム、鉛筆や定規など一通りの文房具を揃える必要があります。入学説明会でどんなものを用意すればいいのか説明があると思うので、説明会が終わり次第購入するようにしましょう。

学校によっては、キャラものが禁止されていたり色指定があったりする場合もあります。「早めに用意したら禁止されているものだった」となるともったいないので、説明会の資料をチェックしてから揃えるようにしてください。

給食セットや水筒

給食用の箸やランチョンマットも、小学校の入学準備として必要なアイテムです。入学してすぐは給食がない小学校がほとんどですが、「急いで準備しなくてもいいか」と思っているとすぐに時間が過ぎてしまいます。特に、ランチョンマットや巾着袋などを手作りされる方は早めに準備を始めましょう。

また学校によっては、給食後に歯磨きタイムがあり、歯ブラシセットなどの用意が必要な場合もあります。水筒も、必須の場合とそうでない場合があるので確認を忘れずに。必要な場合は、水分補給用に保冷ができるタイプを揃えておくのがおすすめです。

上履きや体操服

上履きや体操服も、事前に購入する必要がある入学準備アイテムです。指定がある場合はきちんと入学までに用意して、記名まで済ませておきましょう。また、特に指定がない学校もあります。その場合は、上履きはもちろん、体育の時間用にジャージやスウェットなど、動きやすい洋服を数枚用意しておくとベターです。

通学用品

自分で揃える入学準備の中で、意外と費用がかかるのが通学用品です。入学直後は薄手のジャンパーや帽子、歩きやすいスニーカーなどを揃えておくとよいでしょう。

また雨が降った時用に、雨具を揃えておくのも忘れずに。傘や長靴はもちろん、ランドセルまで覆えるカッパなどもあるので、便利なグッズを活用して雨による濡れを防ぎましょう。傘を壊してしまうことも多いので、いざという時のために予備を持っておくと安心です。

ティッシュやハンカチ

ティッシュやハンカチは毎日持ってくるように指定される学校もあるので、子どもが好きなキャラクターのものなどを揃えておくのがおすすめです。特にティッシュは、通常のポケットティッシュだとサイズが大きいので、子ども服のポケットに入るようなミニサイズのものを用意してあげましょう。

他にも、絆創膏や定期入れ用のカードケース、鍵をなくさないためのキーホルダーなど、各家庭で必要なアイテムはそれぞれです。入学後の生活を子どもと一緒にイメージして、必要なものを一つずつ揃えていきましょう。

入学準備のときに一緒に揃えると便利なグッズも紹介

 

小学校の入学準備で必要なアイテムについて説明してきましたが、家庭によって必要なものや便利だと感じるものはそれぞれ違いますよね。必ずなくてはいけないものではありませんが、入学の際にあると便利なグッズについても、いくつかご紹介しましょう。

移動ポケット

ハンカチやティッシュなどは常に持ち歩きたいですが、服のポケットが小さいと落ちてしまうこともありますよね。そもそも、ポケットのついていない服だと、持ち歩きが難しくなってしまいます。

そんな時に便利なのが「移動ポケット」という小さなポーチ。安全ピンやクリップでウエストに留めて使うもので、毎日の忘れ物防止にも役立ちます。

名前シールやスタンプ

小学校の入学準備で大変なことといえば、やっぱり名前つけですよね。持ち物すべてに記名するのは時間もかかります。そんな時は名前シールやスタンプを準備しておくと、半分以上の時短も可能に。洗濯するものにも使いやすい、防水タイプのシールやスタンプがおすすめです。

タブレット

最近では、小学校でもタブレットやパソコンを使った授業が一般的になってきました。自宅にタブレットを用意しておくと、入学前に慣れることができるので授業もスムーズに進められます。

英語のリスニングや計算ゲームなど、お勉強のアイテムとしても活用できるので、あると便利なグッズの一つです。

家庭学習用の勉強道具

最近の小学校では、毎日出される宿題の他に、家庭学習も毎日やるようにと推奨されることが多いです。ただ、ノートに漢字や計算を書いて家庭学習をする方法だと、問題を考える親の負担が大きくなってしまうこともあります。

そんな時は、家庭学習用にドリルを準備しておくと、家事をしながら家庭学習を進められるのでとても便利です。通信教育のタブレット学習やドリル学習などを活用するのもおすすめですよ。

ランドセル収納

毎日使うランドセルですが、サイズ感が大きいため、片付ける場所をきちんと設定しておかないと部屋が散らかる原因になってしまいます。段階が必要な収納スペースだと子どもも片付けるのが大変なので、ワンアクションで利用できるランドセル収納を用意しておくとよいでしょう。

入学にかかる費用を抑えるポイントは?

小学校の入学準備には、なにかとお金がかかってしまうものです。学校から指定されたものを購入するだけでもかなりの量になるでしょう。便利グッズも揃えだしたらキリがありません。そこで、入学の準備グッズを揃える際に費用を抑えるポイントを解説します。

100円ショップで買えるものも多い

小学校の入学準備には、ぜひ100円ショップを活用してみてください。文房具はたいてい揃えることができますし、絵具セットや色鉛筆など、小学校で必要なものはほとんど100円ショップで売られています。

最近ではキャラクターグッズが売られていることもあるので、文房具屋や書店とあわせて100円ショップも覗いてみてください。

おさがりなどを活用する

指定の制服やバッグなどがある場合は、おさがりを活用するのもおすすめの方法です。友人や知人に上の学年の子どもがいれば、「おさがりがあったら譲ってほしい」と一度お願いしてみましょう。

まずは必要最低限のものから揃えよう

小学校の入学に「これがあったら便利かな」と思うものはたくさんありますが、まずは学校から指定された最低限のものを揃えるようにしましょう。「あれこれ買っても結局使わなかった」というケースは多いですし、実際に学校生活が始まってから必要だと気付くものも出てきます。

ストックもたくさん持つ必要はありません。実際に1年生になってから子どもの使いやすさや生活スタイルとすり合わせをして、必要な道具を少しずつ揃えていきましょう。

まとめ

小学校の入学には、道具の準備はもちろん心や体の準備をしっかりしておくことも大切です。入学前のスケジュールを確認しながら、早い段階からできる準備を進めておきましょう。直前で焦ることなく、子どもと一緒に笑顔の入学式を迎えてくださいね。


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