2022年06月15日 00:00
ベビーヨガは忙しいママが赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら行える、とても簡単なエクササイズです。 ヨガは身体を鍛えるだけでなく、呼吸を深めて心を落ち着ける効果があるため、心身の調子を整えるのにも最適。 今回はベビーヨガの魅力や注意点、自宅で簡単にできるポーズのやり方も紹介するので参考にしてみてください。
ベビーヨガはママと赤ちゃんが一緒に取り組むヨガのことです。「ベビーマッサージと似ている」と考える人もいますが、少し違います。
ベビーマッサージは赤ちゃんを横に寝かせて、手足や顔などをマッサージするのに対し、ベビーヨガは赤ちゃんの身体を寝かせるだけでなく、身体を持ち上げたり、揺らしたりしてエクササイズを楽しみます。
ベビーヨガは、親子で身体を動かしながら、運動神経や柔軟性の向上を図ることが可能なのです。
ベビーヨガの対象年齢は一般的に生後1~2ヵ月頃から1歳半くらいまでと言われています。
生後1~2ヵ月でも、寝た状態のメニューは楽しめますが、さまざまな動きやポーズを楽しめるようになるのは首がすわった後のため、首が安定する3ヵ月目以降に始めるのがおすすめです。
また教室に通う場合は対象年齢を確認し、年齢に合ったクラスに参加してみてください。不安であればかかりつけの医師に相談してみましょう。
初めてベビーヨガに挑戦する人の中には、ベビーヨガにどのようなメリットがあるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。
ベビーヨガにはさまざまな効果があり、産後ママと赤ちゃんの両方によい影響をもたらします。
ここでは、ベビーヨガの主な魅力を3つ見ていきましょう。
ベビーヨガはママと赤ちゃんがふれあいながら行うため、親子でスキンシップをとれます。
スキンシップは相手を抱きしめたり、頬ずりをし合ったり、肌を触れ合わせて行う愛情表現です。
子どもを優しい大人に育てるためには、まずママがスキンシップをとって優しく愛情を注ぐことが大切です。
ベビーヨガではママが赤ちゃんを持ち上げたり、膝の上に乗せたりするため、スキンシップをたくさんとることができます。
スキンシップの機会が豊富な点で、ベビーヨガはママが赤ちゃんを優しい大人へと育てるために最適なエクササイズです。
産後ママがベビーヨガに取り組めば、適度に身体を動かせます。
多くのママは出産の直後、後陣痛や授乳時に感じる痛みに悩むものです。さまざまな痛みを感じ、体調も崩しやすい時期のため、身体を動かすのがつらいママもいます。
しかし、身体を動かさないと筋力が低下し、肩こりや腰痛といった症状が出やすくなります。
そのため産後は適度な運動でリハビリをして、筋力を強化することが大切です。
ベビーヨガは運動量や負荷を調整しやすく、産後ママが無理なく取り組めます。リハビリとして取り組んで体力を回復させれば、体調も崩しにくくなりますよ。
呼吸を深めてのびのびとベビーヨガに取り組めばリラックスでき、心の調子を整えることが可能です。
ヨガでは息をゆったりと深く吸い込んで、長く時間をかけて吐き出すことで、呼吸を深めていきます。
深呼吸によって、心身をリラックスさせる副交感神経が優位となり、情緒が安定してくるのを感じるでしょう。
産後ママがベビーヨガで呼吸を深めれば、出産や育児で溜め込んでいた疲労から回復できますよ。
また赤ちゃんもママと一緒にいることで安心し、心が落ち着きやすくなります。
ベビーヨガは身体面によい影響をもたらすだけでなく、親子が2人ともリラックスできる点で精神面にもメリットがあるのです。
ベビーヨガを行ううえで何よりも大切なのは、安全や体調に配慮することです。
無理やり難しいポーズに挑戦するのではなく、できる範囲で楽しむことを優先しましょう。
さらに事前の準備も重要です。ここからベビーヨガを始める前に確認すべき注意点を見ていきます。
ベビーヨガに取り組むときは長時間動いても苦しくならない服装を選びましょう。
本格的なヨガウェアを用意しなくても、ゆったりとしたストレッチ性の高い服装であれば問題ありません。
また動いているうちに汗をかくため、速乾性がある服装なら安心して取り組めます。
上はTシャツやタンクトップ、下は腰回りを調整できる紐がついたパンツやスパッツなどがおすすめです。
ベビーヨガの最中は、赤ちゃんの体温が上がるため、汗をかかない程度に薄着にするなど体温調整ができる服装を心がけましょう。
ベビーヨガを始める前に、必要なアイテムを確認して用意します。
ベビーヨガに取り組んでいる途中に赤ちゃんが泣き始めた場合、ヨガを中断して水分補給やおむつ替えを行う必要があります。
親子それぞれの飲み物とおむつ、休憩中に赤ちゃんを寝かせるためのタオルは忘れずに用意してください。
ヨガマットもあると便利ですが、教室に通えばレンタル品を利用できる可能性が高いです。ただしレンタル品の種類や価格は教室ごとに異なるため事前に確認しましょう。
赤ちゃんの機嫌と体調が悪そうな日はベビーヨガをやらないようにしましょう。
特にお昼寝前や授乳直後の時間帯は赤ちゃんの動きが鈍るため避けてください。
また親子ともに予防接種を受けてから24時間が経過するまでは、副作用が出ないよう安静にする必要があります。
ベビーヨガにハードな動きは少ないものの、予防接種を受けてから最低1日は間を置いてください。
親子でベビーヨガを楽しむために、赤ちゃんが快適に動けるタイミングを選ぶことが大切です。
授乳から1~2時間後は、赤ちゃんは空腹が満たされて機嫌がよいため、ベビーヨガにおすすめの時間帯ですよ。
有資格者など優秀なヨガインストラクターにベビーヨガを習うのもよいですが、自宅でも取り組むことは可能です。
以下から、自宅でも安全に取り組みやすいベビーヨガのおすすめポーズを3つ紹介します。手順がわかる動画とともに参考にしてみてください。
【シンプル】丹田呼吸のやり方【実践編】
出典:YouTube.com
1つ目は、あぐらのポーズと腹式呼吸を組み合わせた「丹田呼吸」です。
腹筋が鍛えられ、ゆったりと呼吸をすることでリラックスできますよ。
産後!骨盤調整!赤ちゃんと一緒にできる【ヨガ】揺れる「合せきのポーズ」♪ちょうちょう
出典:YouTube.com
2つ目は「揺れる合せきのポーズ」です。
子育てで前かがみになりがちなママの姿勢がよくなり、赤ちゃんもご機嫌になりやすいポーズです。
ベビーヨガ ブランコポーズのやり方(稲毛ヨガ加圧スタジオくるくる)
出典:YouTube.com
3つ目は「ブランコのポーズ」です。
赤ちゃんのバランス感覚を養うのに効果的なポーズです。
最初は赤ちゃんが落っこちてしまいそうで不安になるかもしれませんが、少しずつ持ち上げる練習をすればコツをつかめますよ。
自宅でベビーヨガに取り組みたい人はDVDを見ながら取り組んでみてください。DVDは具体的な手順がわかりやすく、正しいポーズを取りやすくなります。
おすすめのDVDは「 お母さんと赤ちゃんのふれあいタイム ベビー・ヨガ」です。
ベビーヨガのプロフェッショナルである指導者フランソワーズ・バービラ・フリードマン博士が制作しました。月齢別のプログラムが用意されており、赤ちゃんの成長速度に合った練習ができますよ。
ベビーヨガは親子でスキンシップをとり、きずなを深めるのに最適なエクササイズ。産後ママの適度な運動にもピッタリです。赤ちゃんの首がすわるまで取り組むのが不安なママは、生後3ヵ月頃を目安に始めましょう。
まずは自宅でDVDや動画を参考に、簡単なポーズや呼吸法から取り組んでみてください。
もし赤ちゃんがベビーヨガを気に入った様子であれば、評判のよい教室で本格的に挑戦してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい