2017年08月21日 14:00
臨月になってくると、本陣痛の前にお腹や腰が痛くなることがあります。それが前駆陣痛。前駆陣痛の時には病院に行かずに家庭などで様子をみるようにしなければなりませんが、「本陣痛と見分けがつくか心配」というママも多いです。そこで、本陣痛と前駆陣痛の違いはどんなところにあるのか、特徴や症状をまとめました。また、病院に行かなきゃいけないケースや前駆陣痛がきたときにどうすれば良いのかもお話していきます。
前駆陣痛とは、本陣痛の前に起こるキューっとお腹が痛くなったり腰が痛くなったりする現象のことで、身体が赤ちゃんを産むための準備をしているために起こるといわれています。
この前駆陣痛は毎日同じくらいの時間に前駆陣痛があるという人もいれば不規則だという人もいますし、起こる時期も臨月に入る前という人もいれば出産予定日の2週間くらい前という人もいます。また、そもそも前駆陣痛がないという人も…。
そんな前駆陣痛について
「前駆陣痛と本陣痛の見分けがつくか不安…。」
「どんな痛みなの?」
「前駆陣痛がきたらどうすればよいの?」
ということが気になる方も多いのではないでしょうか?
そんな不安を解消するために、前駆陣痛のことを勉強しておきましょう!
前駆陣痛と本陣痛は、経験してみると「全然違う」というママも少なくありません。どういった違いがあるのか、特徴をチェックしておきましょう。
前駆陣痛では本陣痛とは違い、子宮の収縮が不規則になります。そのため、前駆陣痛では痛みが訪れる間隔も一定ではなく、不規則になります。
前駆陣痛
30分間隔で痛みがきたかと思うと、次は25分後くらい、その次は30分後くらいと不定期になります。
本陣痛
最初は30分間隔だったのが、徐々に20分間隔、15分間隔、10分間隔と痛みがくる間隔が短くなっていきます。
前駆陣痛は、本陣痛と比べて短時間で終わるという特徴があります。
前駆陣痛
1時間~数時間くらいで終わることが多いです。
本陣痛
初産の場合、陣痛を感じはじめてから出産までに平均8~12時間はかかります。人にもよりますので一概には言えませんが、本陣痛は前駆陣痛よりも長くなると思ってよいようです。陣痛の感覚が狭まるにつれて痛みを感じている時間も長くなっていきます。
前駆陣痛は訪れる痛みの強弱も不規則になりますし、痛みも本陣痛と比べてまだまだ弱めになります。
前駆陣痛
前駆陣痛ではお腹に強いハリを感じたり下腹部に重めの生理痛のような痛みを感じたりといった人が多いです。子宮がキューっとなって「これは、もしかして陣痛なのかな?」という程度の痛みだったという人もいます。最初が強くどんどん弱く遠ざかっていくという人や強弱に規則性がない人もいます。また、痛みを感じた時に姿勢を変えると痛みを和らげることができるという特徴もあります。
本陣痛
はじめは生理痛くらいの痛みだったのが、間隔が狭まっていくにつれて我慢するのが大変なほどの痛みになっていきます。また、痛みを感じる場所も拡がっていく傾向にあり、最初は下腹部だけだったのが骨盤が開いていくことで太ももや腰までだるい感じや刺すような痛みを感じることもあります。
前駆陣痛と本陣痛には痛みの強弱や感じる場所の違いもありますが、その痛みで判断するよりも痛みが定期的に訪れているかどうかで判断するようにしましょう。
痛みを感じるようになってきたら時計を用意して間隔を測るのもよいですが、スマホアプリを利用すると便利ですよ。
初産婦の場合は10分間隔で定期的に痛みを感じるようになったら、経産婦の場合は15分間隔で定期的に痛みを感じるようになったら本陣痛かもしれませんので、病院へ連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。
前駆陣痛の時に、次のような場合は痛みが訪れる間隔が一定にならなくても医療機関に電話してください。
妊娠8~9ヶ月頃に前駆陣痛のような痛みがある場合は、切迫早産の可能性があります。安静にするなどの対処が必要な場合もありますので病院を受診するようにしましょう。
早期胎盤剥離などのトラブルが起こっている可能性があります。母子の命に関わりますのですぐに病院に電話してください。
おしるしとは違い、大量の出血があるという場合は病院へ行くようにしましょう。
前駆陣痛があってから出産までの期間は人によって違い、本陣痛の先駆けとして前駆陣痛があるという場合もありますし、前駆陣痛をはじめて感じてから1ヶ月近く経験する場合もあります。どちらにせよ、もうすぐ赤ちゃんに会えるのは変わりませんので、前駆陣痛が来た時には落ち着いて対処するよう頑張りましょうね。
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